USA - California 空港/ラウンジ/マイレージ

初めての独り旅

月曜日, 9月 21, 1992Coyote





初めての独り旅は1992年、随分昔だ(笑)
独り旅といっても、実際には独りで飛行機に乗るだけなんだけど。
当時はインターネットなんぞもなく、自分で航空会社のタイムテーブルなんかを取り寄せて
航空券を手配した。


旅行行程は
カリフォルニア州フレズノ(3日)→ フロリダ州セント・ピータースバーグ(5日)
→ カリフォルニア州フレズノ(3日)
初めての独り旅で大陸横断!


フレズノではホームステイをしてたときのホストファミリーを訪ねて
フロリダには当時4年ほど文通を続けていたペンパルを訪ね、
またフレズノに戻り、今度はホームステイ中に友達になった語学学校の先生を訪ねた。

初めての独りフライト。

無謀にもこの行程では乗り換えばかりだった・・・

成田>サンノゼ>フレズノ
フレズノ>テキサス州ダラス・フォートワース>フロリダ州タンパ
タンパ>ダラス・フォートワース>フレズノ

緊張しながら飛行機に乗ったこと、今でも忘れない。
乗り換えが上手く行くか、空港で友達に会えるか・・・
そんなことばかりを考えて飛行機に乗った。

この旅でもコヨーテはまた貴重な体験をいっぱいした。
そしてまたいつものようにアクシデントにも見舞われた(笑)

でもこういう経験でひとつひとつ学んでいくんだよね~。

今、こうやって20年も前のことを振り返ると、
改めてその経験・体験の貴重さを感じられる。
すっかり忘れていた思い出も甦る・・・





独りで成田に向かい初めてアメリカン航空に乗る。
そういえば、このときに私はアメリカン航空のマイレージプログラムに加入したんだった!

当時の機体はDC-10とかじゃなかったかなぁ~。今はボーイング777だけど。
以前からあのシルバーの機体は憧れだった。アメリカの映画でもAAはよく使われるし。
飛行機に乗った瞬間からアメリカの匂いがしてワクワク。

飛行機はサンノゼ空港に着いた。

ここでひとつお勉強♪
サンノゼ空港の正式名称は Norman Y. Mineta San Jose International Airport

2001年に改名されたのだが、見てわかるとおりサンノゼ空港にはミネタという

日本人の名前が付いている。このミネタ氏は大戦中に日本人強制収容所に収容されたこともある

方で、その後日系アメリカ人として初めてアメリカ合衆国の閣僚になった方・・・だそう。

その方の名前が今、サンノゼ空港についている。彼はアメリカ人ではあるが、なんか

日本人として嬉しくなる・・・


で、話は戻り・・・

当時のサンノゼ空港はまだドメスティック・メインの空港だった。
シリコンバレーの発展で日本からAAだけが1便乗り入れるという空港だった。
だから国際線の専用ターミナルなんてない。
国際線なのに、ターミナルゲートに飛行機はつけられずたしか滑走路?にタラップが取り付けられた。

タラップ・・・ 子供の頃はこのタラップを降りることを夢見ていた。
日曜日の夜「アップダウン・クイズ」を見ながら、JALのタラップに鶴のマークのバッグ・・・
(若い人はわからないだろうなぁ~笑)

タラップを降りて、そこで待ち構えていたバスに乗り小さな小屋に・・・

小さな小屋・・・
それがイミグレ&カスタムだった。
AA128便の日本からの便が到着するときだけOPENする小屋。
ビジネス・ユーズが多かったその時期、イミグレの通過はパスポートを見せる程度の
ごく簡単なものだった。

その前までの旅行ではLAXやSFOなどの大きな空港しか経験してなかったから
コレがアメリカの空港か~!!と驚いた(笑)

乗り換えする人たちはまたバスに乗ってメイン・ターミナルへ移動。
今は綺麗になって、国際線もターミナルゲートにつけられ、
イミグレもカスタムもちゃんとメイン・ビルディングで手続きできるようになっているけどね。

乗換えをするのに不安だったため、乗り換え時間が2時間ほどある便を取っていた私。
定刻通り着いた飛行機。とりあえず自分が次に乗る飛行機のゲートだけを確認しないと・・・
とオドオドしながら空港内を歩いていた。
そのとき、一人の同年代の日本人男性が近寄ってきた・・・ヘビメタ系のお兄ちゃん。

「あのー、日本からの便に乗っていた方ですよね。この後乗り換えですか?
どこまで行くんですか?何時の便ですか??」

オドオドしながら私に話しかけてくる。
話を聞くとこのお兄ちゃんも独り旅。それも初めてで英語も話せない。
で私に話しかけてきたというわけ。
それを遠くから見てたのか、もう一人のお兄ちゃんが登場・・・

「あのー、僕も独り旅で不安なんで、乗換えまで一緒に過ごさせてください」

みんな初めての独り旅で、初めての乗り換え、不安だったんだよね~
私もこのお兄ちゃんたちのおかげでホッとした(笑)

ヘビメタ兄ちゃんはラスベガスへ、もう一人のおとなしいお兄ちゃんはオレンジ・カウンティーへ。
それぞれのゲートを確認しに3人で歩いた。

「俺、次はこの飛行機に乗るんだ~~。でけー飛行機だ!」
「僕はこっちみたい・・・なんか格好いいなぁ~」

アレ?私のゲートが見つからない・・・

時間もあったから3人で空港の隅から隅まで探したのに見つからない。
・・・と思ったら、階下にいく表示に小さく自分のゲートの表示が・・・

まだ飛行機はなかった・・・
しかし、このゲートの外はとても飛行機が止まるようなスペースはない。
本当にこのゲートから私は搭乗するのだろうか??

心配になりながら、お兄ちゃんたちと残りの時間、コーヒーを飲んで過ごした。



ゲートの前で飛行機を待っていると、なんだか小さなプロペラ機が到着。
まさかこの飛行機? パイロットみたい人が空港職員と一緒に
スーツケースを機内に入れ始めた。
私のスーツケースもその中にあった・・・

へ~~、この飛行機に乗るの???

実際に乗った飛行機はこんな感じ




海外旅行経験が豊富な皆さんや、アメリカ在住のみなさんには別に珍しくも
ないだろうけれど、何せコヨーテは<未だに>日本国内線にもほとんど乗ったことのない女。
そしてアメリカだってまだまだ初心者だったこの頃。

飛行機にパイロットが荷物を入れてる・・・
タラップはドアに仕込まれている・・・
フライト・アテンダントなんかいない・・・
コックピットと客席の間はカーテンだけ。それも開けっ放し・・・
乗客数は20人いたかな?
パイロットがアナウンスも何もかもやっていた・・・

まるでワンマンバスにでも乗った気分。
パイロットがドアを閉めて、一番最後に乗ってくるし、着陸してもドアを開けるために
一番初めに席を立つ。

このときコヨーテは
「アメリカって飛行機がタクシーやバス代わりの交通手段って聞いてたけど、本当だ~!」
などとただただ関心・・・


乗り心地??
そりゃあ、最高よ~~~!!
私は好きだね。旋回したりすると機体の傾きが半端じゃない。
エンジン音もガンガン聞こえて、臨場感ばっちり!!

サンノゼから目的地のフレズノなんか飛行時間が30分弱(タイムテーブル上)
実際はもっと短いだろうね。空港上空で旋回してる時間のほうが長かったかもしれない。

あのフライトは楽しかったぁ~。

残念ながらサンノゼーフレズノ間のフライトはもうない。
そしてアメリカン航空(実際にはアメリカン・イーグルが運行だけど)でも
このサイズの小型飛行機はもう採用していない。
今は小型でも最低30人乗りぐらいみたい。

またこんな小型のプロペラ機乗りたいなぁ~~




 
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