USA - California

親切なアメリカ人

水曜日, 9月 23, 1992Coyote





カリフォルニアのフレズノからペンパルのいるフロリダまで行くのに
また飛行機を乗り換えて行かなければならない。

早朝の便だったのに寝坊して空港にはギリギリ着いた。
空港に着くなり「ダラス行きファイナル・ボーディング」のお知らせ。
荷物をチェックインするとカウンターで「あとはコヨーテさんだけです!」
チェックインを済ませたとたんに空港には「コヨーテさん、○番ゲートに急いで!!」という
アナウンスが響き渡る。


飛行機はダラスまでの長距離便だけあってデカイ機体。
そしてほぼ満席。私の席は一番後ろ。

私が飛行機に乗った瞬間、みんながじーーーっとこっちを見てる。
なんだか観光バスに乗って、トイレ休憩後集合時間に遅れてバスに乗り遅れた・・・
そんなときの視線を感じた・・・「遅いんだよ~~。まったく・・・」まさにそんな感じ。

と思ったのもつかの間・・・
機内から大喝采!!

「お嬢ちゃん、待ってたよ~!」
「乗れてよかったね~~!!」

みんな拍手して、私に握手する人までいる。

もう飛行機は離陸するばかりなのに(もう離陸時間は過ぎてるというのに)
アテンダントが「コーラでも飲んで落ち着きなさい」とコーラまで持ってきてくれる・・・
なんかとっても恥ずかしかった(笑)

後から近くの席の人たちと話をしてたら、みんな私のことをティーン・エイジャーだと
思っているらしい。そうかぁ、子供だから優しくしてくれてるんだ・・・
そう思って、私はそのままティーンのフリをし続けた。

ダラスが近づくと機内には、乗り換え案内のアナウンスが流れる。
近くの席の人やら、アテンダントまでが私の乗り継ぎを心配してくれる。
「次は○番ゲートね。心配ないわよ、私が連れて行ってあげる」
隣の30代後半ぐらいの女性が声をかけてくれた。

飛行機に乗っている間もずっと私に気を遣ってくれ、いろんな話をしてくれた女性。
この女性はフレズノの方。私がまたフレズノに戻ることを知るとすぐさま自分の自宅の
電話番号と住所、会社の電話番号をよこして
「フレズノに戻ったら家に遊びに来なさい。絶対に電話するのよ。」

結局、その後フレズノに戻っても、予定が結構詰まっていて彼女のお宅にはお邪魔できなかった。
一応、フレズノについてから電話をしたときも「どうにか時間を作って・・・」と言われ、
友達に電話を代わって事情を説明してもらった。

社交辞令だったかもしれないが、アメリカで見ず知らずの人に初めて自宅に招いてもらったことが
そのときは素直に嬉しく思ったなぁ。
せっかくのお誘いを断ってしまった私は、折り紙でくす球を作って彼女へカードと一緒に送った。


一人旅だと、こういう小さなことにも感激できる。
そして小さなことにも感謝ができる。
ちょっとした親切に救われる。

もちろんいいことばかりじゃないけどね。
でもそれも一人旅の醍醐味♪

画像は当時のスクラップブック。
搭乗券やバケージタグなんかも一緒にスクラップしてた私。マメだったなぁ(笑)





 
  
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