旅行の行程は通常の観光旅行と大差なく、観光名所を案内してくれるものだったが
アメリカに詳しい先生が、普通のガイドさんなんかのありきたりのガイドをするのではなく
その話にくぎ付けになってしまったせいなのか、すっかり写真を撮るのを忘れてしまっていたようで、整理した写真の中に大した写真が残っていない・・・
そして私と友人は高校3年生。
買物の際には、片言の知ってる限りの英語を並べて、なんとか意思の疎通を図ったものだ。
その際、一度だけ黒人の女性店員から「JAP」と言われ、早口で罵声を浴びせられ
だけど、自分たちの力でなんとかコミュニケーションを計ろうとすることで、
と何度も思ったし、その後の自分にもかなりの影響を与えてくれたのは事実。
食事に関しては、この旅行では旅費に1日3食の食事代が含まれている。
みんなで食事する場合には、もちろん先生がまとめて支払うのだが、
朝食やランチでは、デリやバフェタイプ(取ったものだけ支払)、フードコートなどで解散し
各自で好きなものをオーダーし、自分で支払う。
そんな場所でどう頑張っても、食費は$10(当時は1500円)にも満たない。
その金額を先生に申告して、先生からお金をもらう・・・こんなシステムだった。
- オニオンはどうする?
- 何かトッピングは?
- 抜きたいものはある?
- ここで食べていく、それともテイクアウトする?
あるときの朝食で、ファミレスのようなところに入った。
各自好きなテーブルに座り、それぞれが注文する。
パンケーキを注文し、卵料理の種類、付け合わせをなんとか注文した後、
と笑いながら訪ねてきた。ちょっと見栄を張って
と断言すると、おじさんは 完食したら$10あげるという!
こりゃあ意地でも完食せねば、と意気込んで食べる私。
高校3年とはいえ、まだまだ成長期。
初めての海外旅行から、こうやって現地の人と触れ合ったり、ガイドが手取り足取りフォローしてくれるようなツアーじゃなかったおかげで、今の私があるのかもしれない。
とにかくひとつひとつが貴重な体験の旅行。
0 コメント