3月9日、この日の寄港地はアメリカ自治領プエルトリコの首都サンファン。
年間700以上ものクルーズ船がやってくるとだけあって、クルーズ経験者には
馴染みのある寄港地かもしれない。
サンファンはスペイン領であったアメリカと本国スペインの中継地点として
大航海時代役割を果たしていた。
街のなかは16世紀から17世紀に建てられた建造物が多く、当時の影響を物語っている。
まず港を出ると、目の前の大通りに面してCVS等といったアメリカのチェーン店の看板が目につく。
通貨もUSドルだし、さすがアメリカの自治領!
しかし道をちょっと入ると石畳の道にパステルカラーのコロニアル調の建物が並び、
人々はスペイン語を話し、スペイン領であったことを再認識させられる。
この港周辺のエリアはオールド・サンファンと呼ばれユネスコの世界遺産にも登録されている。
まずはサンファン大聖堂。
1520年代に建てられたがハリケーンで壊滅、1540年から長い年月をかけて再築されたもの。
こちらが大聖堂の円天井。
街中にはCOACHのショップがあり、たくさんのアメリカ人が・・・
ここはCOACHのアウトレットショップ、どうやらCOACHの工場がサンファンにあり
本土より安く買えるとか。
品揃えは豊富ではあったが、特に欲しいものもなく冷やかしで終わった。
街の外れの岬にむかうとエルモロ要塞。
スペイン領だったプエルトリコ。アメリカとスペインの中継地点として発展したサンファン港、
こんな土地柄、イギリス、オランダ、海賊などの外部からの攻撃に脅かされ50年もかけて
要塞を作り、その後も数百年に渡って追加工事が行われたという。
ここは周囲が綺麗な芝生に囲まれ、断崖絶壁にあることから景色も良い。
クルーズの寄港地には要塞がある場所がとても多い。
大航海時代から港として発展したということは、
場所柄外から入りやすい=攻撃の対象になりやすい
ということなのだろうか。
これまでにもいくつかの要塞を訪れたことがあるが、さすが攻撃から守るためのものだけあって
構造が複雑だったり、綿密に設計されていてたとえ内側からであろうとも
要塞の上にたどり着くのが容易ではない。
港から街中はブラブラ歩いて十分回れる距離ではあるが、帰りは街中を循環している
無料のトロリーに乗って街を観光。
観光用とはいえ、無料ともあってか地元の人も利用している。
のんびりとトロリーに乗って港にほど近い街中で下車。
フリーのWifiがあるアイスクリームショップを見つけ、アイスクリームを食べながら
iPhoneで仕事とプライベートのメールをチェック。
街中を散策していたときには気持ちのよい天気だったのに、
港に着くころにはちょっと雲行も怪しくなってきた様子。
旅行ではいつもお天気に恵まれる私。この日もギリギリセーフかな?
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