3月11日、この日は航海日。
ホランドアメリカのリピーター向けのマリナーズ・ランチがあるというので参加することにした。
前日にはお部屋にリピーターのステイタスを示すピンが届けられた。
ランチが行われるダイニングルームへ行くと、胸に 星が3つも4つもついたピンバッジを
つけている人や、100日以上のクルーズ経験者に送られるらしいメダルを
ぶら下げているまでいる。
すっかりピンバッジをつけてくるのを忘れたけれど、星2つごときでは恥ずかしすぎる。
忘れて正解だった・・・
ランチは80代以上と思われるご夫婦2組、50代のご夫婦1組と相席。
シャンパンが振る舞われランチを頂くが、皆口を揃えて
今回のクルーズに対する不満をあげていた。
クルーやお料理、船に対しての文句はひとつもなく、不満はすべて客層に関してだった。
今回はこのランチだけでなく、スパで会った人やプールサイドで会った人からも
同じことを聞かされた。
どうやらある地域の宗教関係の団体さんが乗っていたようで、
その方たちの態度が目についた様子。
(不作法でありながら差別的)
ランチ出席者にはかつてのホーランドアメリカのポスターの絵を再現したタイルが送られる。
ランチを終え席を立つと遠くから視線を感じた。
視線の先に目をやるとそこには2008年の初クルーズMaasdamに乗った時の
テーブル担当のスチュワートのタウフィックが!
「おお!コヨーテ、ここで何してる!!(笑)見覚えがあるなぁと思ったけれどまさかね・・・」
駆け寄ってきた彼はそう言ってハグをしてきた。
「今回はママは来てないの?」
初めてのクルーズで右も左もわからない私達親子に毎晩とても良くしてくれ、
私にとって忘れられないクルーの一人の彼。
当時のアシスタント・クルーとは連絡先の交換をし今でも連絡を取り合っているが、
彼とは連絡先を交換せずにいたため連絡を取っていなかった。
(2008年のカナダ・ニューイングランドのクルーズの時の写真、後部中央がタウフィック)
2年半ぶりの再会を喜んでいると、そばを通るリピーターから
「こういうことがあるから、HALを乗り続けちゃうんだよね」
と声をかけられた。
その日の夜、ディナーではテーブルに挨拶に来てくれ、彼の仕事が終わった後
夜中のリドで遅くまで話し込んだ。
彼にとっても私達親子は印象に強く残るゲストだったといい、当時話をした内容を
よく覚えていてくれた。(上が今回再会を記念して撮ったもの。
あまりにも自分の顔が人様に魅せられないほど無様な表情だったのでボカシを入れております)
ホーランドアメリカではクルーが共有スペースであればお客様との交流に対して
厳しいことを言われないということで、リドの深夜スナックのマネージャーたちも
温かく見守ってくれていた。
今回は彼と連絡先を交換し、現在はメールやFacebookで連絡を取り合い、
乗船のスケジュールも教えてくれている。
いつか母と再会クルーズをしたい。今
回、彼に再会できたことだけでなく、こちらのことを鮮明に覚えていてくれたことが嬉しいね。
0 コメント