◆ 恐るべし!China Power(Sep. 2006) China

04. 中国の市場でコヨーテが見たものは・・・

金曜日, 9月 15, 2006Coyote


この記事はちょっと強烈すぎると思います・・・
読んでいて気分が悪くなった時点で、読むのを止めて下さい。


友人の案内で中国人が日常利用する市場に向かった。

中国の街中って部分的に下水道がしっかり整備されていないせいか、
街を歩いていてもドブの臭いが充満してたりする。

臭い!!なんて思いながらも、なんだか子供の頃のドブさらいを思い出して
懐かしくなっちゃったり・・・(それもどうかと思うけど)
神経質な人や潔癖症の人は絶対にムリだろうね。

ドブの臭いを後にして、市場といわれる建物に入っていった。
そこは体育館の何倍もあるようなスペースに、生活雑貨のコーナー、青果コーナー、
乾物コーナー、魚屋コーナー、食肉コーナーなどが並んでいる。

イメージ 1


とにかく広いし、床は汚いし、コーナーごとにドギツイ臭いが充満してる。

乾物コーナーにはドライフルーツが山積みで、マンゴと杏、そしてバナナチップスを
試食してからご購入~~!!
いやー、これが結構美味しかったんだ。
いくらだったかは覚えてないけど、スーパーのビニール一杯ぐらいになってしまっても
1000円しなかったような・・・




食肉売り場に移動した友人と私。

「コヨーテ、こういうの大丈夫??」

そう心配して確認をとった友人。
食肉売り場に近づくと、それはそれは強烈な臭いが・・・
それもそのはず、生肉が冷蔵されるわけでもなく、
むき出し状態で陳列されているんだから・・・



肉の塊が、内臓やら部位ごと、そして肉の種類ごとに陳列されている。
豚の耳から、豚の可愛い?顔面マスク・・・
鶏の足だけから、頭もついたまさに丸ごとの鶏・・・鶏のさらし首まで沢山並んでるんだよね~。
彼らの生前の姿をそのまま拝めるような状態でそのままさらされている。


友人と私は結構こういうのが平気(笑)
各部位ごと「何だろう?」なんて思えば、中国語が話せる友人は
すぐさまお店のオバチャンに質問。
牛のお尻部分から尻尾の形がそのままあるような肉まで並んでるんだよ~~。

「食の中国、ここにあり!!」

そんななか、隣のお店で肉の解体作業が始まった。
(さらに描写がグロくなるのでご注意を!!
ショックが大きいので勇気のない方は読むのをお止めください)




体長50~60センチぐらいの4本足の動物。
毛が剥がされているため、何の動物かはわからなかった。

解体作業なんて初めて見る友人と私。
怖いもの見たさと、この中国という場所柄で度胸がついたのか
ついついその解体作業の一部始終を見てしまった・・・(汗)


陶器のようなその動物の肌。皮がとってもコラーゲンたっぷりとでもいうのか
脂が乗っている感じ・・・豚か??いや、豚よりは細い・・・

中華包丁で身が小さく部位ごとにいとも簡単に切断されていく。

「きゃーーー!」

と言いながらも、なぜか友人も私も目を背けながらもなぜかその場から離れられない・・・

「アレ、何の動物??」

オバチャンの口から聞いたのは・・・・

豚でも羊でもヤギでもない。。。
中国や韓国では食用にもされているアノ動物・・・(想像にお任せします)


「えーーーー!!!」

体が凍り付いてしまった。

その瞬間、その動物の首元に包丁がストンと落とされ(全て切り落とせなかったために)
動物の頭がペッツ状態に・・・
喉の部分が開いて、動物のお顔が私たちのほうに「こんにちは」・・・

しっかりその動物と目が合ってしまった友人と私・・・

声もでなかった。
歯がむき出しになってその歯の特徴から、その動物が何であるかを確信。。。



腰が抜けそうだった・・・

頭からその光景が離れない。


私たち日本人には食用にするなどとても考えられない。
でも世界にはこの動物を食用にしてる国もあるし、食用のものが飼育もされている。
この動物を食べるという文化、食べない文化の私たちは肯定はできないものの
その他国の文化を否定することはできない。
そして非難もできない・・・


(個人的にそう思うのは自由だが、それを食文化としてる人の前で
アレコレいう権利は私たちにはない)
・・・とコヨーテは思ってしまった。



日本には馬や鯨を食べる習慣がある。
熊だって食べるんだし・・・
その食文化がない国の人にとっては「野蛮」にしか見えないが、
それはその国に古くから伝わる食文化のひとつである・・・


このショッキングな光景を見てしまったあと、友人とも話したけど
確かにあの動物を食べるなんて信じられないし、信じたくない・・・


でも、日本人だって初めは牛を食べるなんて想像がつかなかっただろう。
外国人は魚を生で食べるなんて気味が悪かっただろう。

それとこの動物は別!だとも考えられるが、それは<私たち>の食文化や経験上での価値観。
自分は食べたいとは思わないが、むやみにその国の人たちの前でそれを非難しては
いけないだろうな~と思ってしまった。



もし私たちの前で外国人が「馬を食べるなんて野蛮だ」とか言われれば私たち日本人は
「食用に育てられた馬だ」とか「それでもおいしいんだ!」って言うだろう。
「それが日本文化だから・・・」
豚を食べない文化の人たちに「あんな汚い動物を食べる気がしれない」などと
頭ごなしに批判されれば、豚をこよなく愛す?日本人はいい気分はしない。


中国に遊びに来たんだ。
肯定はしないけれど、彼らの前でむやみに否定する態度はできない。
いや、してはいけないんだろうな~と考えさせられた。
同じ事をされれば私たちもイヤな思いをする。
例え心の中で非難をしてても、認めたくなくても、驚きは見せても頭ごなしには否定できないかな。
それが相手の食文化に対するリスペクト!?



とってもスゴイものを見てしまったけれど、とっても考えさせられる瞬間だった。



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