ディナーは敷地内にある別棟のレストランで頂くことにした。
夜になるとあたりは真っ暗。敷地も広いせいもあってか、
周囲にレストランなどがあるかどうかもわからないし、
せっかくここに来たのならお食事もここのレストランで頂くことしにした。
レストランは母屋とは庭を挟んだ別棟にある。
当時は大きなパーティーなどが催されたりしたRandolf's Hallと呼ばれる場所だった。
天井には明かり取りの大きな窓がついて開放感ある素敵なフロア。
食事はクレオール料理。南部旅行の楽しみはなんと言っても食事!
アメリカにはそれぞれその土地特有の料理が実はある。
ここ南部にはたくさんの美味しいお料理がたくさんある。
クレオール料理は、ルイジアナ州大ニューオーリンズ(New Orleans metropolitan area)地域を中心とする、独特の料理のスタイルである。フランス、スペイン、フランス領アンティル、西アフリカ、そして南北アメリカの食文化の影響が混合されており、イタリア料理の特徴も備えている。「聖なる三位一体」("Holy Trinity"、料理のベースとなる、タマネギ、セロリ、ピーマンを炒めたもの)や使用する食材はケイジャン料理と漠然と似ており、ガンボやジャンバラヤなどの料理は両者に共通している。重要な差異は、ケイジャン料理が田舎風フランス料理の元となったアカディア人の料理にルイジアナの土着の食材を適合させたのに対して、ルイジアナのクレオール の料理は地元の食材をベースにさらに古典的なヨーロッパのスタイルへ向かった点である。その主な原因として、大規模追放以前からすでにアカディアとフランスとの繋がりが希薄になっていたのに対し、ニューオーリンズはフランスとの関係をより長く保っていたこと、またイタリア人などのヨーロッパからの新移民は大都市から隔絶したアケイディアナよりも都市部であるニューオーリンズに定住することを好んだこと、基本的にケイジャン料理が田舎の自給自足の環境で発展したのに対し、クレオール料理は富裕階級の庇護のもとに洗練された都市文化の産物であったこと、などが挙げられる。wikipediaより
こちらはエトフィーと呼ばれる煮込み料理。
クレオールながらのスパイスがたっぷり入ったもの。
私がオーダーしたエトフィーには南部ながらの「ナマズ」と「ザリガニ」そして「エビ」が
たっぷり入っていた。
濃厚な味わいで美味しかったけれど、なにせ長旅の後で胃が働いていないこともあり
残念ながら半分ほどしか食べられなかった。
あとはカップのガンボを注文。
ガンボはお店や家庭で味が違う、まさに南部のお袋の味とも言うべきものだろうか?
ノットウェイのガンボは比較的上品な味。
こちらにはアンドゥイユなどのソーセージやオクラ、ザリガニが入っており、
スパイスたっぷりながらもホッとする味。
翌朝は宿泊料金に含まれている朝食を・・・
朝食は母屋にある当時は子供たちのボウリング場と使用されていた場所で食べる。
現在は小さなバンケットスペースとして活用されているという。
朝食はトースト、ベーコン、目玉焼き、ワッフルにグリッツ。
アメリカ人の朝食にしてはかなりボリュームがあるのが南部の朝食。
パンケーキ、フレンチトースト、ワッフル、ビスケットなど選択肢が多いのも南部の特徴。
アメリカ人の食事というとパンケーキにソーセージや卵料理をイメージする人も多いけれど、
現代のアメリカ人の日常はシリアルやトーストにジュースやコーヒーと簡単に済ませる人が多い。
しかしもともと農耕民族に属する南部の人たちは、
朝一汗かいて食後の仕事に精を出すためにもボリュームのある食事をしていたといわれ、
今でもその習慣がのこっているのか、しっかり食事をとる人も多く、
また町のダイニングでも南部の朝食を提供するところに朝から多くの人が訪れている。
グリッツはコーンミルのお粥のようなオートミールのようなもの。
コーン特有のプツプツとした食感がたまらなく、私はこのグリッツが結構好き。
ノットウェイのスタッフはすごくフレンドリーで温かい人たち。
古い屋敷を当時のまま保存するのは容易ではないだろう。
沢山の庭師やメンテナンスなどのために多くの人が敷地内で働いている。
こんな豪邸に宿泊したものの、なんだか自分の家のようなもてなしをしてくれる。
とても気分よく過ごせたけれど、次回は最低2泊ぐらいしてゆっくり寛ぎたい。
Nottway Plantation Restaurant & Inn
1-866-527-6884
30970 Highway 405
White Castle, LA 70788
http://www.nottoway.com/
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