クルーズ5日目、3つ目の寄港地はデンマークのスケーエン(Skagen:英語だとスカーゲン)。前日にたくさん汗をかいたおかげか、朝起きると体が軽い。熱も下がった様子。念のためにメディカルセンターへ行って熱だけ計ってもらうとまだ37.8度ある。
「熱は大分下がったけどまだ無理しちゃだめよ。」
ナースから一言。
スケーエンでは船は沖留めで陸へはテンダーボートで向かう。
この日、テンダーに乗る際には一度オーシャンバーに行って番号札をもらい、番号を呼ばれた人からギャングウェイに向かいテンダーに乗るようにとの指示。
まだ熱はあるけれど、ちょっとだけ下船して街を散策することにした。
テンダーを降りると上記の写真のように黄色の壁の建物。
港周辺はレストランやショップが並ぶが、街全体はとても小さい様子。
まずは手元にあるスウェーデン・クローナ(SEK)をデンマーク・クローネ(DKK)へ両替。
日本でSEKだけを5000円分ほど両替してきたため、未使用分のSEKをDKKへ両替しようと港の両替所に行くと「銀行の方がレートがいいよ」とのアドバイスで銀行へ。
ちなみにホーランドアメリカの船での基本通貨はUSドル、船のレセプションでは寄港地の通貨への両替も可能だが、レートもそれほどよくなく、また必ずすべての通貨の用意があるとは限らないようだ。今回船にはノルウェー・クローネ(NOK)しかなかった。
銀行にとても可愛い赤ちゃんがいた。すると横から
「可愛い・・・」
と日本語らしき言葉が聞こえてきた。
周りを見渡しても日本人どころかアジア系の人もいない。空耳かと思ったが
「超かわいい・・・」
また聞こえた。
声の主は黒人の男性。話をしてみると、ホーランドアメリカのプロダクションショーの歌手だという。過去に大阪のUSJで4年歌っていたという自称「ラバちゃん」、日本語は超オネエ言葉。英語もだけど・・・(笑) ラバちゃんとちょっとお話をして、私たちは町をブラブラ。
スケーエンはユトランド半島最北端に位置し、海岸線と砂浜とこの土地が作り出す美しい景色に魅せられて19世紀末から多くの芸術家が移り住んだと言われている。そのせいか、町にはアーティストたちのアトリエ、ギャラリーが結構ある。
町はどこもかしこも黄色い壁にオレンジの屋根。
町にある駅も・・・
2時間ほど町を散策したものの、やはり気分が優れず船に戻ることにした。
とても可愛い町でもっと散策をしたかったけれど、体がいうことを利かない。
せっかくここまで来たのにと思うと哀しくて、空しくて・・・
実はこれまで発熱にばかり気を取られていたが、別に体の不調が現れ始めていた・・・
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