航海日だったこの日のドレスコードはフォーマル。
フォーマル用にわざわざドレス、靴、アクセサリーを持っていかねばいけないのは、
面倒ではあるものの、日常生活ではなかなかドレスを着て～なんてことは少ないため、
このフォーマルデーは私にとってクルーズの楽しみのひとつでもある。


私はクルーズ前に中古の留袖を激安（1000円!!）で購入し、裁縫なんてボタン付けと
裾上げ程度しかやったことがないけれど、ちょっとドレス作りに挑戦！
かな～り適当に作ったんだけど、なんとなくサマになってしまった！　←　ただの自己満足です。

この日はこのドレスを、母は昔作った留袖をリフォームしたアンサンブルのドレス。
親子そろって「着物ドレス」と意気込み、女同士お部屋で支度をしていたら・・・


トイレの水が流れない!!
船のトイレは飛行機のような吸引タイプのものなんだけど、吸引してくれず水がたまるだけ。
たまたま部屋の外にキャビン担当のクルーがいたために、ディナーの間に直してもらうようお願い。


とりあえずトイレは外の共有のものを使うとして、ドレスアップしたコヨーテ母娘はダイニングへ。
今回は大半がオランダ人、派手さはないものの落ち着いた装い。
タキシードの男性も多くいたが、女性はワンピース、スーツといったスタイルが多く、
ロングドレスは若干少なめ。
いつもより地味な印象のフォーマルデー。


この日もダイニングの入り口から、ヘッドチーフが席までエスコート。
席に着くまでの間、顔見知りになったクルーから「素敵なドレスだね」などと声をかけられると、
お世辞とわかっていながらも気分が良い♪　
男勝りの私は普段スカートを履くこともなければ、そんな褒め言葉を
投げてもらうこともないからね（涙）


張り切ってダイニングに向かったものの、実は体調が優れない。
喉が異様に痛くて、午後はキャビンで寝ていたのだ。

「喉が痛いから・・・」
といってスパークリングワインを注文する私。
（体調が悪くてもお酒を飲むか？？）


しかし食事が進むにつれ激しい悪寒がし、食事もスパークリングワインもリタイア。
早めに部屋に戻ることにした。

せっかくのフォーマルデーなのに、ドレスの写真も食事の写真も取れず、
ドレスアップした装いも1時間もしないでお着替え・・・


部屋に戻ると「トイレは直ってる」とのメッセージがあり直ったことを確認し、
ベッドに潜り込むが寒くて寒くてたまらない！
ハウスキーパーに連絡し余分にブランケットを持って来てもらうようにお願いし、
毛布にくるまり部屋の温度も上げ、持っていたTylenolの風邪薬を服用して休むことにした。

トイレは流れないわ、ビールは飲めないわ、食事も食べられず、寒さと戦う散々な夜になった・・・