本来、ＡＵＳに行ったらのんびりしようと思っていたコヨーテだったが
ついつい待ち構えていた両親に何かしてあげたい・・・と思ってしまう。

英語が全くダメな両親のことを心配し、両親にはＡＵＳで車を借りないようお願い。
滞在先は電車やバスの便がとても良いために、近場をウロウロする分には何の問題もなし。
家の裏には、スーパーも銀行も郵便局も酒屋もあるしね（笑）

今回車を借りたコヨーテは、両親たちだけの滞在中には行けないような場所へ
車でドライブしようと目論んだ。
両親は、他の日本人滞在者からアレコレ既に聞いているようでリクエストがいくつか挙がっていた。

西オーストラリアってＡＵＳの面積の３分の１を占める大きさ。
日本の７倍もあるくせに、州の人口はなんとたったの２００万人。
そのうち、首都のパース周辺に１５０万人が住んでいるっていうんだからすごいよね～～。

で、この日、コヨーテ・ファミリーが向かったのは、西オーストラリア開拓の街。
ドライブしたエリアはこの青で囲ったエリア
地図で見るとすごく近く見えるよね！？

パース近郊の海沿いの町を出発するころは車もこんなに走ってる・・・

しか～し、パース市内を抜けるとすぐにこんな風景・・・

すでに車はほとんどいない・・・（苦笑）

だんだん景色から緑が消えていく・・・
そのうちにフロントガラスにはイナゴらしき大群がぶち当たってくる。
まるでサイコ映画のように、すさまじい大群が押し寄せてくる・・・（苦笑）

出発してから約１５０キロほどで最初の目的地ヨークに到着

１８３１年に、西オーストラリアで初めに開拓された町。
名前はイギリスのヨークシャー地方から取ってヨークと名づけられる。
Avan Valleyという地域にあり、西オーストラリアの砂漠地帯の内陸部で
Avan川の水の近くにということで開拓されたという。
この街も西オーストラリアのゴールドラッシュ時にはきっと賑やかだったのだろう。
今はこの写真に写っているタウンホール近くに３ブロックほどの街があるのみ。。。
それでもなんとなく、アメリカの西部にも似たような町並みが開けている。

次なる目的地はNortham（ノーザム）

ヨークからは約５０キロ。
果てしなく同じ風景が続く・・・
このエリア、この日は気温は３８度。

こちらもヨークと同じエリアの町。１８３６年に開拓、一応このエリアでは最大の町。
ヨークよりは若干都会化されているものの、町の郊外には開拓時代を思い出させる建物が
残っているというが、見つけられずにこの町は写真を撮りながら、ちょっと散策して終わり（笑）

実はコヨーテ・パパって真面目すぎて楽しむことができない人。
旅行に行っても博物館などではじっくり見学をするものの、町の散策はどうも苦手。
町をさっさと一周しちゃうと終わりってタイプの人（涙）
それでも本人は大満足っていうからおかしいんだけど。。。

そしてまたひたすらドライブを続けるコヨーテ。
この日のドライブだって急に前の日の晩に決めたために、リサーチ不足。
どこに行くべきか、何を見るべきかの下調べができてない（汗）
ただその土地に行っただけのまさしくドライブだけのお出かけになってしまった。

町でのんびりしてるオジサンに聞いても
「ここはのんびりしにくるところ」
って返事しかないし・・・
観光客らしき人が見当たらない・・・
パースなどの都会の人たちが、田舎を味わうために週末のんびりしにくるエリアだとか。
で、もうひとつ似たような町があるという情報を入手してまたドライブ。

次なる場所はToodyay（トゥージェイ）
ノーザムからまた５０キロほど車を走らせる。
のどかな農村の風景が続く。
でも、風景は果てしなく同じもの・・・

コヨーテ・パパが居眠りして起きてもまだ同じ風景が続いている。
ドライバーにとってはちょっと辛くもあるんだけどね。
まあ、ここは親孝行。

トゥージェイの町、私は個人的には一番気に入った感じ。
比較的緑も多くて、町のメイン・ストリートには可愛いお店や建物が並ぶ。

１枚目の写真はホテルなんだけど、こんな雰囲気のホテルが数件ある。
でも、この町のホテルがいっぱいになることってあるのかな？？素朴な疑問。
でも、このホテルなんかが開拓時代に入植者たちが泊まったのかな？とか
西オーストラリアのゴールドラッシュを想像するとちょっと楽しい♪

町のオバチャンに「どこかお勧めの場所は？」と聞くと
２件先にカフェにコカコーラ・カフェがあるから行ってみなさいと・・・
ＡＵＳでコカコーラですか？？（笑）

１０月、本家本元のアトランタのコカコーラ・パビリオンを訪れたコヨーテには
ちょっとガクッって感じだったけど、小さなお店に昔のコカコーラの
ポスターやら看板なんかがあるのを見物してたけど
そのポスターやら看板が町の雰囲気にとっても合ってたの。
まるでタイムスリップしたみたいな気分になったよ～～。

ここで喉も乾いたし・・・ってことでコーラを飲んでのんびり～と思ったけど
コヨーテ・パパ、カフェで寛ぐということを知らない、できない人。
コーラを飲み終えるとすぐさま席を立ち「さて行こうか？」って・・・
お酒だったらなかなか席を立たないパパなのに。。。（苦笑）

帰りのドライブはちょっと趣向を変えて、来た道とは別のルートで・・・
時間も思ったより早く（だって目的地には行っただけのドライブだもんね～）
帰りはパース郊外の新興住宅地を抜けて、一気に海岸線まで・・・

ボートハーバーに立ち寄った後、右手にビーチ、左手には高級住宅を眺めながら帰宅。

こんなルートでドライブしてきました～～！

トータルで５００キロ。
ドライバーのコヨーテはちょっとお疲れだけど、両親はパース近郊では見たことのない
本来の乾ききった西オーストラリアの大地、その壮大さ、そして古き良き西オーストラリアの
町に足を運んだことで大満足してた様子。
その姿を見るとドライブの疲れなんか寝ればＯＫ！って気分になるよ。

帰宅後はパパは私のために真っ先にバスタブにお湯を張ってくれた。
ジャグジーに浸かってゆっくりとお風呂に入った後のビールは最高に美味しかった・・・

でもね、この日の夕飯もなぜかコヨーテが作った。。。
のんびり旅行はいったいいずこに？？