上記の写真はサンタフェにあるアメリカ最古の家。12世紀ごろにたてられたというこの家は
一般公開されているが、中はただのあなぐらのような部屋?広間?がひとつあるだけ。
最後にここを見学して中心部のプラザに戻った。
プラザにはまだまだネイティブたちが露店を出して商売をしていた。
いつもの定位置に座って商売をしているマリアは私を見つけるなり声をかけ、私もマリアの元へ。
翌日サンタフェを離れるお別れを言いに来たと伝えるととても寂しそうにして大きなハグを。
周囲にいていつの間にか仲良くなった人たちもハグして別れを惜しんでくれた。
最後だからと、この日はじっくりマリアの店でお土産を選ぶ。
ナバホラグとサンドペインティングが欲しいことを伝えると、
「ここで売っているナバホラグはいかにもお土産用のものだから
本当に興味があるのなら私があなたの為に作ってあげる。
いつか次はリザベーション内の私の家に滞在しなさい。」
サンドペインティングにはそれぞれの絵やマークに意味が込められている。
まずは気に入ったデザインのものを選んだ。
人 :人生そのものを表現
弓と矢 :自分を守る
羽 :祈り
そして茶色(火)、白(雲)、水色(水) = 自然 を表しているという。
他に小さなものを母親へのお土産として、マリアにシンボルの意味として見合うものを選んでもらった。
茶色(火)、白(雲)、水色(水) = 自然 が四方を囲み、
中心にあるのは太陽、太陽は喜びのシンボルでもあり、生命の与え手、
成長など良いものすべてにあてはまるのだとか・・・
その周りにはコーン、豆、カボチャ、タバコ、これら食べ物は生活を示すものという。
要するに、安定した生活を示すサンドペインティングではないだろうか。
こういう自然界のもの、身近なものひとつひとつに意味を持たせ、
それをシンボルとして陶器やアクセサリー、このような陶芸品に示すネイティブたち。
部族によってその表現の仕方やシンボルも様々だが、
基本的にはスピリチュアルな思考の元にある彼ら独自の文化。
とても興味深いものがある。
まだまだ勉強不足で、これらの記事に書いたものは聞きかじり程度で
誤った部分もあるかもしれないが、サンタフェに行って、そしてネイティブたちに出逢い、
彼らの工芸品を見て、当たり前にある身近なもの(自然や食べ物)に対して
なんだか感謝をしたくなるような気分になった。
久々に読みかけのナバホの神話の本でも読もうかな~。
と言っても英語の本なので、なかなか理解もできず先にも進まないんだけど・・・
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