前日にアビキューに行って、すっかりオキーフ・ワールドに染まってしまっていた私は
朝一番にサンタフェの中心部にある オキーフ・ミュージアムに出向いた。

Georgia O'Keefe Museum

217 Johnson Street Santa Fe, NM 87501, United States (505) 946-1000

勇んでい出かけたものの、この日は次から始まる企画の準備とやらで閉館だという。
どうにかギフトショップで買い物だけでもできないかとお願いし、






 　　　


この4枚の大きなポスターだけを売っていただいた。
生で作品を見れなかったのは残念ではあったが、仕方ない。いつかリベンジだなぁ～。




その後、キャニオンロードという中心部から南東へ少し入ったギャラリー通りに向かい、
少しだけギャラリー散策。 アートに関してはまったくわからない。
ただ自分が好きか気に入るかだけ。だからギャラリーでアーティストにウンチクを語られると、
さも知っているフリをして頷き、アートに興味を持っているように振る舞う・・・　なんとも情けない。

ここでは散策だけにとどめ、更に車を南東部の奥のエリアへ向かう。
周囲はかなりの高級住宅地。
アドべとスペイン様式を組み合わせた独特のつくりのお屋敷が立ち並び、
ドライブ中もわざわざ住宅道路のようなほうへ入り込んでお屋敷見学。

本来の目的はアメリカン・インディアン・ホイールライト博物館とインディアン・アート＆カルチャー博物館。
双方とも比較的近い場所に位置すること、そして興味のあるネイティブの博物館ということで
向かってみたが、ホイールライト博物館が改装工事のために休館。

オキーフ・ミュージアムに続いてなんとも不運・・・

もうひとつの目的のインディアン・アート＆カルチャー博物館は
隣り合わせに国際民族美術博物館があるということで、だったらそちらに行こうと決めた。
まずはインディアン・アート＆カルチャー博物館。

Museum of International Folk Art
706 Camino Lejo, On Museum Hill, 
Santa Fe, NM 87505, United States+1 505-476-1200   +1 505-476-1204    +1 505-476-1300 (Fax) ‎



この2つの施設は中央の大きな広場で繋がっている。
そこにはネイティブをモチーフとしたオブジェなどが飾られていた。

博物館内の資料はどれも興味深いものばかり。
私が一番興味を持っている南西部のネイティブのものを部族別に歴史の説明、
衣装、楽器、陶器、ジュエリー、その他工芸品が多く展示され、それぞれの違いを見比べることができる。

何度も同じブースを行き来しては、再度違いを見つけたりと・・・時間が経つのをすっかり忘れ
少なくとも4時間近くはここにいたのではないだろうか。

私は特にナバホのラグと、砂絵（サンド・ペインティング）に興味があり、
どこかで気に入ったものがあれば購入したいと考えていた。
しかし本物のナバホラグは、ナバホと言えども家庭や部族などによって紋様や模様、
色遣いが全く違う。また砂絵に描かれているシンボルにもひとつひとつ意味があり、
どうせ購入するなら、意味合いなどを理解した上で自分にとって
本当の意味で気に入ったものを手に入れるべきだとアドバイスを受けた。


翌日は早朝のフライトでロサンゼルスに戻らなければならない。
ほぼ毎日プラザ前の露店でお世話になったマリアにも挨拶に行かなければならないため、
もう一方の博物館へは行かずに町にもどることにした。

オキーフにも振られ、ホイールライトにも振られてしまったけれど、
訪れた博物館が期待以上に満足できるもので、正直時間が足りないくらいだった。

日が暮れ始めると、プラザ周辺の露店のネイティブたちは店じまいをしてしまう。
早くマリアのところに行かねば・・・
帰路を急ぐ私である・・・