◆ スピリチュアルな旅 南西部(May. 2005) USA - New Mexico

09. ホテルまで戻る道はどこ??!

日曜日, 5月 01, 2005Coyote


サンタフェの町の中で知り合った日本人女性を送り届けたあと、私は自分のホテルに戻ることに・・・
彼女を送り届ける間に降り始めた雨はどんどん激しくなり、ワイパーを最速にしても前が見えないほど。すでに外は真っ暗・・・


彼女のホテルは、私のホテルの場所は、単純にフリーウェイに乗って途中でおりて右方向に進めばいいと安易に考えた私。当時はナビも持ち合わせておらず、持っているのは手元の地図だけ。


しかーし!夜となる車内は真っ暗、地図を見ながらの運転は不可能。
適当なところでフリーウェイを降りて来た道に戻ろうと思ったら、
これまたフリーウェイを降りた道が一方通行の一本道。
どこにも右折も左折もできるところはないし、引き換えそうにも引き返せない。

ホテルに電話をして場所を確認しようにもアメリカの携帯ですら電波は届かず、
仕舞いには雷までなる始末。
途中で車を路肩に寄せて車内灯を付けて再度地図を確認するが、
根本的にまず自分が今どこにいるかがわからない。正直車の中でこのコヨーテも泣きに入ってしまった。

とりあえず一方通行の一本道を進むしかない。
途中でこの道がフリーウェイと並走する形になり、再度フリーウェイに乗るのが一番、
そして適当な場所で逆方向に乗換えてサンタフェ市内に戻るのが一番だと考えた。



しかし結局は逆側車線に乗るタイミングもなく、
偶然にも上記のような形でホテルに辿り着くことができた。あたり一面は真っ暗。
雨も小雨になり



遠くに街のあかり(サンタフェの明かり)が見えたときはホッとすると同時に、涙が出てきた。




本来はこのようにフリーウェイには乗らずに、街中からそのまま山道に入るのが一番の様子。
翌日昼間に、上記のフリーウェイとブルーのラインの間にある道を探ってみると
このあたりは高級住宅地が点在する、殆ど私道のような通りが迷路のようになっていることが分かった。


ホテルに戻った時にはぐったり・・・
フロントの人が、
「あまりに帰りが遅いから(天気が悪い上、初ゲスト)で迷子になったのではって心配したよ~~」
と笑いながら声をかけてくれたが、正直笑える状況ではなかった。

LAの危険な地域で怪しい光景に囲まれたときよりも、孤独の恐怖的なもののほうが
怖いことを痛感した日になった。お天気さえ問題なければある程度の感で運転はできるけれど、
雷&土砂降りじゃ身動きすら取れない。今はナビがあるから、さほど問題はないだろうけれど、
やはり一人旅は過信と勝手な判断は禁物だね。






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