プラザ傍の露店で出会ったナバホのマリアから紹介された本屋さんに行ってみると、
お店のスタッフからいきなり
「今日は日本人が多いわね~。ツアーでもあるの?」
と声をかけられた。
先ほど中心部を散策している間は、日本人は一切見かけなかったのにどういうことだろう?
「そんなに今日は日本人が多いんですか?」
「今日はあなたで4人目よ!」
4人の日本人が多いっていうのか… まだまだサンタフェは日本人観光客が少ないのかな?
ちょうど他の3人が今お店にいると聞き、うろつきながらちょっと探ってみると
互いに顔を見合わせ軽く挨拶。自然に4人が集まり簡単に自己紹介。
1人は列車で旅する日本人女性。
もう二人は車で周遊しているご夫婦。
年代的にも20~30代の4人。
サンタフェの情報自体が、当時日本のガイドブックではほんの少ししか扱っておらず
互いに旅先での情報交換をする。
私は比較的旅先で日本人観光客に会うとあいさつ程度の声掛けはしてしまうが、
LAやNY、SFのような日本人に人気の観光地に行くと、日本人は互いに目を背けあい
関わりたくないオーラが出ていることが多いように思える。
そんなときは声もかけないけど・・・
でもここサンタフェでは、日本人観光客自体も少ない上、互いに個人で旅行をしている人たちだけあって、気持ちよく挨拶&会話をすることができた。残念ながら、私以外の3人は翌日にサンタフェを発ってしまうとのことだったが・・・
私はその中の一人旅の女性と、本屋をでてから一緒に行動することにした。
サンタフェはアーティストも多い町でギャラリーもたくさんあるし、また先住民のアイテムやデザインを活かしてオリジナリティある作品を作るようなアーティストも多い。そんなお店は見ているだけでも楽しい。
魅力ある町、サンタフェ。アーティストが好んでこの土地に移住してくるのは、
スペイン、ネイティブアメリカン、そして現代のカルチャーがMixされた不思議な土地。
そこから何らかのインスピレーションが働くのかもしれない。
街を少し散策したあと、彼女はホテルへ帰るためのシャトルバスの時間があると言っていたが、
良ければ車で送るからと夕食を共にすることにした。しかしこの日は日曜日。
殆どのレストランが日曜ののディナーが休みになっている。そのために、
近くのモールに足を延ばしモール内にあるメキシカン・レストランで食事をすることにした。
二人でシーザーサラダをシェアし、互いにタコスプレートを注文。
私は写真のビーフタコス。メキシカンライスが添えられ、レッドビーンズ、ワカモレ、
数種類のサルサがついたプレートで、ボリュームはすごかったけれど、味は結構イケていた。
互いにこれまでの旅行話やガールズトークで盛り上がり、楽しい時間を過ごせた。
お店を出ると外は土砂降りの雨、幸いにも彼女のホテルはモールの近くで無事に
彼女をホテルまで送り届けることができた。偶然にも彼女と私の日本の自宅はすぐ近く。
帰国後に再会を約束してお別れ。通りすがりの出会いでも、素敵な出会い。
だから旅って楽しいんだよね~。
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