アメリカを代表する女性画家、動物の骨や風景、花などをかなり抽象的に描く画家として有名なジョージア・オキーフ。花を中心に描きNYで活動をしていた彼女は晩年人から解き放たれた自由を求めて、サンタフェから100キロほど離れた街、アビキューへ移住し、晩年の40年間をそこで過ごした。
アビキューに移ってからの彼女の作品の雰囲気も風景がや動物の骨といった作品へ徐々に変化していく。そんな彼女が愛した世界をこの目で見ようと、この日はアビキューまで車を走らせることにした。
フリーウェイでサンタフェを出発、フリーウェイから見える景色はサンタフェ、
アルバカーキ辺りを走っている風景と何ら変わりのないもの。
次第にはるか先に荒野らしきものが見えるが、まだまだ先は通そうだ。
都会での100キロの距離は車で走らせても大したことがないが、
あまり風景が変わらないところでの100キロは異様に遠く感じる。
だんだんと風景が変わってくるが、とおりすがる車が1台もいない。
本当にこの道であっているのか、頼りにしている地図通りちゃんと走っているのか不安になる。
誰かに「ここはどこ?」などと聞きたくても、標識も店も人もいない・・・
本当にこの道であっているのか、頼りにしている地図通りちゃんと走っているのか不安になる。
誰かに「ここはどこ?」などと聞きたくても、標識も店も人もいない・・・
ようやく小さな集落をみつけ、アーティストのアトリエを見つけた。
彼女もオキーフに感化され、アビキューに移り住んだ人だという。
大自然、サンタフェなどのアドべの世界とはまた違ったニューメキシコの風景がここにはあるという彼女。
近くに素敵な教会があるからぜひとも行ってみるといいと、簡単な地図を書いてくれた。
オリジナルは1773年に建てられたが、こちらは1937年に修復されたものだという。
ロマネスクタイプの重厚感ある教会も素敵だが、ニューメキシコにあるこのようなアドべの教会の素朴さは、
それはそれでなんだか気持ちが安らぐ。
ここまで来てようやくアビキューまでたどり着いたことを確信して、
少しほっとすると同時に、周囲の景色がガラッと変わる。
ことばではうまく表せないが、まさにオキーフの世界!
抽象的な画を描くオキーフだが、ここアビキューには彼女がモチーフにしたであろう景色や、
彼女の感じたインスピレーションまで伝わってくるような雰囲気だ。
(私は絵心も芸術に対する知識も全くないが・・・)
オキーフの画を見たことがある人であれば、もしかしたらこの写真たちを見て
同じことを感じてくれるのではないだろうか? それとも私の思い込みかな?
彼女の感じたインスピレーションまで伝わってくるような雰囲気だ。
(私は絵心も芸術に対する知識も全くないが・・・)
オキーフの画を見たことがある人であれば、もしかしたらこの写真たちを見て
同じことを感じてくれるのではないだろうか? それとも私の思い込みかな?
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