★Cruise - HAL/Nieuw Amsterdam (2015) Venice

08. 雨だろうと水の都なんだから関係ない

水曜日, 8月 19, 2015Coyote






初めてベニスに来たのに雨とは・・・ 
基本的に晴れ女の私。旅行中雨に降られることって少なく、例え雨が降ってもそれは移動日とか、
外に出たとたん雨が止んだり、といつもツイている。
でも今回は・・・泣
日ごろの行いが悪いせいだろうか、3年ぶりの休暇だというのに雨、アメ、あめ・・・


ホテルでチェックインする際、オーナーのお兄ちゃんがベニス本島の地図をくれ
見どころに行く際のルート地図に記してくれた。
また食事をするならこの辺りが安くて美味しいとか、本島内ならヴァポレット(水上バス)を使わなくても歩いて回れるなどいろいろアドバイスをくれ、勇んで外に出たのに外はこんな感じ。







持ってきた折り畳みの傘をさして、バッグをポシェットのような小さ目のものに変えて出かけた。



ベニスの街はこのように細い道や入り組んだ道がまるで迷路のようになっている。

初めはホテルのオーナーさんから頂いた地図を見ながら、お勧めの道順を歩いていたものの
雨が強くなってきて、あっというまに地図も自分もずぶ濡れ。
しかも地図に書かれた道順やメモは滲んでしまって用を足さない。









写真を撮ろうとしても、傘を持ちながらじゃうまく撮れない。

周りを見ると傘をさしている他の観光客も同じように苦戦しており、
中には濡れる事自体諦めたのか、傘をさすのを放棄した人たちも。


この日、雨のせいで気温も少々低め。
ここで雨に濡れて体調を崩したら旅行自体が楽しめなくなる。
かといって、ベニス観光を諦めるのは惜しい。



ってことで、近くのお土産屋に入ってポンチョを購入。
(といっても、何軒かは売り切れていた)








ポンチョといえば、大昔吹雪の中スキーをするときか
ナイアガラの滝で「霧の乙女号」に乗った時に着たぐらいだ。


これまで雨の日にポンチョを着るという選択肢が全く頭になかった私。
(そもそも旅先で雨に見舞われること自体がなかったから、そんな発想すらなかったわけだが)

しかし、このポンチョ
かな~~り便利だってことに気付く。


頭からすっぽりかぶってしまうから、斜め掛けにしていたポシェットはポンチョの中で濡れ知らず。
袖口が大きいから、手を突っ込めばポシェットやポケットの中の物も出し入れできる。

足元は、KeenのUNEEK。
ポリエステルコードで作られたサンダルで、濡れたって問題なし。


これで手にiPhoneおよびカメラを持って、手ぶら感覚で闊歩するぞ~~








なんだかどこが運河でどこか陸かわかりづらい・・・



毎年数ミリずつ島が沈下しているベニス。
そして地球温暖化の影響で海水の増加もあって、雨が多かったりすると冠水してしまうという。
この日は幸いにもそこまでの雨はなかったものの、建物の老朽化もあり問題は深刻な様子。


そもそもベニスは大陸からの川の流れに乗ってくる土砂と、海からの風によってつくられた湿地帯。
5世紀にゲルマン人の侵略から避難してきた人たちでベニスの歴史が始まったと言われる。
建物は干潟に丸太の杭を打ち込み、建物の土台としているらしい。

地震の多い日本、建物は基礎が大事だと思ってしまう私は
湿地帯に杭を打って建物が乗るなんて・・・と思ってしまうが、
この湿地帯の地層自体圧縮された粘土層で、そこにカラマツなどの杭を打ち込むが
木杭は常時水に浸かっていると腐らないらしい。
そこに海水に強い石を何層もセメントで固めながら積んであるという。

さすが、そうじゃなきゃこんな歴史ある建物や街が残るワケないか。。。






ベニスは150を超える運河、177の島、そして400もの橋があるらしい (Wikipedia)


歩いていてもどこを通ってきたのか、自分が今どこにいるのかすぐにわからなくなる。



でも、路地をあるいてちょっと上を見れば、建物の側面に


サンマルコ広場
ローマ広場
リアルト橋


などの主要名所は矢印付で標識がでている。



当初は地図を見たり、携帯のGPSを使って歩いていたけど
途中からは赴くまま細い路地に入ってみたり、適当に歩いて適当に写真を撮ってみた。







そうこうしているうちに、人でごった返す橋に到着。

ここがリアルト橋。
ベニスの中心、そしてカナル・グランデにかかるメインの太鼓橋。
街の中心地にかかる橋だけあって、周囲はレストラン、ショップが立ち並んでる。







実は現在こちらの橋は工事中でして、表から見るとこのようにカバーが掛けられ
橋から街を見渡すことができなく残念。(写真は翌日撮ったもの)







そしてベニスと言えばこちら。

サンマルコ広場。
サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、コッレール博物館、時計塔などに囲まれた広場。
ここに到着したときは雨が小降りに・・・







福音記者マルコにささげられた大聖堂。
建物内が素晴らしいとのことだが、外観のみ。


今回、旅行前の下調べが殆どできておらず、観光地殆どで写真を撮りながら
「ここって有名なところだよね」とひとまず写真に収めることはするけれど
実際その場所の見どころやらを理解しておらず、後になって悔しい気分になっている私・・・








 とにかく観光客がいっぱい。


ここサンマルコ広場はベニスで一番海抜が低く、大雨が降るとここから冠水していくという。
広場だけでも重要な建物などがあるが、その周囲にもまた重要施設があるから
冠水なんてことになったら大変なことになるんだろう・・・








少し雨が弱まったすきに、カナルグランデ沿いの街並みを・・・








雨のせいで、ゴンドラも心なしか寂しげ・・・




 

ゴンドラ乗り場もシートをかぶせたゴンドラが係留されたまま。。。
で、私は雨が弱まったスキにジェラートを食べることも忘れません。
これはキャラメルとナッツ系だったような・・・
(行く先々でジェラートを食べていたため、何をこの時食べたのか覚えてません)
これで €1.50
お味は・・・
もちろん美味しい~~~
この日1日、空には真っ黒な厚い雲。
降ったりやんだりを繰りかえし、ポンチョを脱ぐと降り始める・・・
ようやく6時ごろになって雨が弱まりちょっと早めの食事を~

街には美味しそうなシーフードのレストランやピザ屋さんが立ち並んでいるにもかかわらず
どこも団体やファミリーでいっぱい。
運河沿いのオシャレなレストランを見ても、6人掛けとかで独りで入るのに躊躇。
普段、他人に気を遣うことができるような性分じゃないくせに、
こんな時ばかりチキンになる私。
バカーロ(立ち飲み居酒屋)でも入ってみようかと思うが
この時間、どこも地元のオッチャン達でにぎわっており、ここもまた足がすくんで入れない。
路地裏にあったカフェの前を通ると、一人旅っぽい女性が数人テラスで食事をしていた。
ヨシ!ここなら入れるぞ
と、テラスに座りひとまずグラスワインを頂く。
そしてピザ「マルゲリータ」 を注文
しかし・・・ 出てきたピザはマルゲリータとはとても言い難いシロモノ。
どこにバジル?
どこにモッツァレラ?
生地はそこそこ美味しかったものの、チーズは焼きすぎでとろけてる感少なし。
ただワインは美味しく、2杯目を飲みながら さほど美味しくないピザを頂きました。
そろそろ暗くなり雨足も強まってきたので、ホテルに戻ろうと・・・
ピザには少々がっかりだったけど、他のお店で食べ直すほどでもなく。。。
というか、翌日から始まるクルーズで食べまくるだろうから、ここは控えねばと
大人しくホテルに戻る。
でもその前に、お口直しに再度ジェラートを頂いた私だった。
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