★Cruise - HAL/Nieuw Amsterdam (2015) Greece

27. ワインが名産と聞けば…

日曜日, 8月 23, 2015Coyote

ギリシャワインは世界最古のワイン製造国とも言われ、
このエーゲ海の諸島でワインが盛んに造られ、ここからギリシャ本土、
そしてイタリア半島に渡ったとも言われている。

サントリーニ島は3500年前からワインを造っているらしい。
紀元前に起きた海底火山の噴火によりできたサントリーニ島は、土壌は火山灰や石灰質。
19世紀にヨーロッパ全体で害虫フィロキセラによってブドウ樹が壊滅的な被害を受けたものの
この土壌のおかげで害虫フィロキセラが生存せず被害を受けなかったという。
またエーゲ海の強い風、強い日差しからブドウ樹を守るため、ブドウ樹は地に這わせて育てている。
そんな独特なスタイルで造られたワインを是非!ということで、イアを後にした私たちはワイナリーに向かった。
向かったのはサントワインワイナリー
このロゴからもわかるように、サントワインはサントリーニ島のワイン農家の協同組合のワイナリー。
島最大の施設ともあって、多くの観光客で賑わっていた。例に漏れずHALのツアーもこちらにバスで乗り付けていた。



 
 
このワイナリーには、眺望のよいテラスで食事やお茶ができたり、ウェディングも行われる。




群青色の海と赤茶けた岩肌の頂に見える白いイアの街。
その向こうには他の島々が…
語彙が少なく表現力が乏しい私には、この美しさを上手に表現できないのが情けないのだが
とにかく美しい。

その風景にアクセントとなるように船が浮かぶ…
HALや船以外でここを訪れている人たちも、この美しい風景に目を奪われ立ち尽くす人たちも。
 

そんな風景を見ながら私たちは早速テイスティング!
 
 
ワインの産地AUSのアデレード出身のアディは大のワイン好き。
私とAUSアディはサンプラーを注文。
サントリーニは白ワインがオススメと聞いても、「私は赤ワイン好きなの」と拘るUSシャロンは
赤ワインを2杯個別で注文。
AUSバーニーはドライバーのため自粛。
奥様のAUSマリアはお酒が弱いとのことで、オススメの白ワインを1杯注文。


 
 
 
私が注文したサンプラーはこちら!(€12)
チーズ、オリーブ、トマトと豆のディップ、それにパクシマディ(硬いグリッシーニのようなパン)と
サーブされたワインはこちら。


① アシルティコ種100%の白ワイン
② アシルティコ種、アシリ種、アイダニ種で造られたドライなニクテリ
③ ニクテリのレゼルブ
④ ギリシャ特産の黒ぶどうマンディラリア種100%のフルボディ赤ワイン
⑤ マンディラリア種を使ったセミスイートの赤ワイン
⑥ アシルティコ種とアイダニ種で造られたデザートワイン


アシルティコはサントリーニ島でしか取れないブドウの品種と言われている。
フルーティーな香りとミネラル、酸味も強く感じられ、ドライなワインが好きな私だが
個人的にはニクテリのレゼルブが白ワインの中では好み。
赤ワインは酸味が強すぎてちょっと…
デザートワインのヴィンサントは、この日飲んだ中では一番の好み。


でもね、購入までには至らず。
写真でもわかる通り、サンプラーと言いながら1杯1杯がそれなりの量。
昼間のアルコールということで、かな〜りいい気分♪


 
 

ワインを飲んだ女性4名と、ドライバーでワインを十分楽しめなかったAUSバーニーとに
温度差があるような…   
ごめんよ、バーニー!

 

 

ワイナリーを後にした私たちはフィラに向かう。
途中でサントリーニ島を頂きから眺める。
やっぱり全面白!


のんびりドライブを楽しんでいたら、すでにテンダーボート最終便まで1時間を切っていた。
速攻で車を返し港に戻る。


帰り港までの下山は、USシャロンとAUSアディはケーブルカーで。
AUS夫婦は歩いて降りるとのこと。
私はすっかりロバタクシーがきにいって、またしてもロバに乗る。


帰りは行きと違いって、6〜7頭のロバ&客をロープで繋いで、おっちゃんが歩いて、
いや半分走って先導。
ちょっとでも列を乱すロバがいると、すごい勢いでロバに喝を入れる。
あっという間に下山。


港にあったHALのテントはお片付け中。
なんとかギリギリ最終テンダーボートには間に合った様子。




船に戻ってデッキに上がると、サントリーニの景色を見ながら出港を待つ人たちでいっぱい。
島を歩いて白壁の街を楽しむのも素敵だが、船に乗って洋上から島を見るのも別の魅力がある。



 


船の航跡の向こうに見えるサントリーニ。
憧れのサントリーニ、もう少しフィラの街も楽しみたかったけれど、
船で知り合った人たちとレンタカーを借りて、ツアーとはまた違った観光ができ
楽しい時間、楽しい思い出を共有できる人がいたというのは、一人旅の私にとっては
また貴重なことだったように思える。
 

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