クルーズでは毎朝、玄関ドアのところにその日の船内の予定などが書かれた情報と、
6ページほどの新聞が配られる。
新聞は通常のニュースやコラム、株価や為替などのマーケット情報。
地上で起きていることを船上でも確認できるように配慮されている。
情報のほうは一般的に船内新聞と呼ばれている。
船内の情報誌はこんな感じ・・・(それぞれの画像はクリックで大きくなります)
上記の写真は表紙部分。
日付、お天気や気温、乗船締め切り時間、そしてその日のドレスコード。
記事の部分は寄港地の情報や、航海日は船の上級乗務員(キャプテン・ホテルマネージャー・
コック長など)のプロフィールなどが掲載されていた。
クルーズでの楽しみのひとつは食事。
旅行に行くと毎日どこで食事をしようか考えるのは楽しみでもあるが、時々面倒になることもある。
特に今回のように母親を連れての旅行の場合
「せっかくの旅行だしガッカリさせたくない」
と事前にある程度旅先のレストラン情報をリサーチしておくが、
そのときの気分で食べたいものだって変わるし、時には予約だって必要になる。
しかもお金だってかかるし・・・その点、クルーズでは船内のレストランに行けばいいし、
料金だってクルーズ代金に含まれている。
クルーズ船には船内にいくつかレストランがあり、自分の好きなところで食事をすることが可能。
- メイン・ダイニング
- カジュアル・レストラン
- スペシャリティー・ダイニング
- ルームサービス
多くのクルーズにはドレスコードが存在する。
中にはスタークルーズやノルウェージャンのようなフリースタイルのクルーズでは
ドレスコードなどは決められておらず、思い思いの服装でクルーズを楽しめるようなものもあるが、
多くのクルーズではカジュアル・インフォーマル・フォーマルのドレスコードがある。
日頃できないようなお洒落をしたり、パーティー気分を楽しめるのも
クルーズの楽しみのひとつかもしれない。
ドレスコードは毎朝配られる船内新聞に表記されている。
日中は好きな格好で構わないが、夕方以降に共有スペースでは基本的に
ドレスコードに従わなければならない。
このドレスコードの基準は船のグレードによって若干差があり、
グレードが高い船ほど厳格に守られている様子。
特にメインダイニングでのディナーの際には、ドレスコードに合わない場合は
入場を断られることもあるらしい。
もし断れらた場合でも、ディナーは別のカジュアルレストランやバフェなどで
取ることができるのでご心配なく!
船が出港するのは午後5時。客室にも案内され、お部屋で荷物の整理をしていると
アナウンスが入った。
アナウンスはキャビンの外にスピーカーがあるためによく聞き取れない。
そんな時は部屋のドアを開けるかテレビを付けて船内放送を聞く。
「お部屋のクローゼットに入っているライフジャケットを身につけて
カードキーに記載されている番号の避難ボートの下に集合してください」
避難訓練のアナウンスだ。
クルーズでは船に乗船したら避難訓練をすることが国際海事法で義務付けられている。
飛行機に乗ると必ず緊急時の説明がされるのと同じ。
HALは日本の乗客も少ないため日本語のアナウンスもなく、
日本人のコーディネーターも乗っておらず、全て英語(涙)とりあえずライフジャケットを手に持って
外に出てみると、皆さんライフジャケットを身につけ、そして手にはカメラを持って(笑)
ワイワイとデッキのある階に移動。
見よう見まねで皆に付いていく。
クルー達が途中で誘導してくれ無事に避難用ボートの下に・・・
クルーズに行こうと思いついていろいろリサーチをしていても、船旅なんて私にとっては未知の世界。
想像力豊かな私でも妄想ばかりが膨らんで、実際のイメージが沸かないことも多かった。
初めての船旅、母も同行するなら日本語の添乗員がついたツアーに参加したほうが楽だと思ったり、
全部自分でやってみようと思ったり・・・いろいろ悩んだものの、
結局アメリカ旅行の最中にクルーズを組み込むことにしたために、
思い切って自分で予約から何からやってみることにした。
クルーズに参加する場合、申し込み方法は次の通り。
クルーズ船には様々なタイプの客室がある。
客室のカテゴリーは船によって若干呼び方などの違いはあるけれど、
大きく分けると窓がないインサイド、窓が付いているアウトサイド、ベランダつき、そしてスイートと4つ。
スイートは更に様々な呼び方でいろんなタイプが存在する。
クルーズ船で一番安い価格だと「大広間で雑魚寝」を想像する人もいたりするが、それはフェリーの話。
クルーズ船はホテルと同じできちんと個室が与えられるのでご心配なく!
かといってテレビや雑誌などで紹介されるような超ゴージャスな部屋はスイートのお部屋。
必ずしも全てのお部屋があんなに広くてゴージャスではないのでご注意を!
クルーズで表示される価格は一人当たりの料金。
1部屋あたりの料金ではないために、1人で利用する場合は1.5~2倍の費用がかかる。
部屋にはシングルベッドが2つ用意されていおり、2つを繋げてダブルで使用、
あるいはセパレートで使用、好みでセッティングを変えてもらえる。
また部屋は基本的に2人部屋ではあるけれど、ソファベッドや2段ベッドがある3人や4人で
利用できる部屋もあったりもする。
クルーズ船は洋上のホテル。
普通のホテルにグレードがあるのと同様にクルーズ船にもグレードがありそれぞれ特徴がある。
一般的に船の大きさと費用は反比例。
大きな船は客室数も多く乗客をたくさん確保できることからクルーズ費用を抑えることが可能。
一方で小さな船は乗客数が少ないために負担する額も大きくなってしまうことから
費用は高めに設定されている。
またグレードの高い船ほど乗客と船のクルーの比率が少なく、ゲストへのサービスが行き届くよう計らわれている。
船のグレードごとの一般的なデータはこちら・・・
世界一周などのクルーズは別として、多くのクルーズ船は季節にあった海域で
一定したコースを航行している。コースは出港・帰港も同じ港を利用する周遊コースや
出港・帰港の港が違うコースの2種類。
(出港・帰港の港が違うものは、往路・復路と2コース設定)
船は海域がオフシーズンになると、別のオンシーズンの海域に移動していく。
例えば、夏場アラスカを回っていた船は南下し、アメリカ西海岸やパナマ運河などのクルーズに移ったり、
カリブをクルーズしている船はハリケーンシーズンになると北上し北米東海岸のクルーズに移る
アジア・南太平洋
- アジア(通年)
- オーストラリア/ニュージーランド(冬)
- ポリネシア(通年)
幼いころに横浜の山下公園に留まっている氷川丸を見て船に憧れ、
横浜博の際に大桟橋に係留されホテルとして使用されていたクイーンエリザベスⅡを見て
船旅に憧れた私。
時折横浜の大桟橋に入港する飛鳥Ⅱや他の外国船などを見ては
「いつかはクルーズをしてやる!」と思いながらも、現実はフェリーか観光地の遊覧船や
ディナークルーズ、休日にモータークルーザーやヨットで近場をウロウロするのが関の山だった。
そんな私がいざクルーズに参加することになり、下調べをし始めた。
クルーズに参加するとなったらまず・・・
- 予算
- コース
- クルーズの長さ
- 船会社
- 船室
- 予約方法