★Cruise - HAL/Ryndam (2011) Holland

33. 外の喧騒はいずこ?隠された聖なる場所

火曜日, 7月 05, 2011Coyote



Gabel Stone探しを終えて、ホテルに向かいながら散策を続ける私達。
ダム広場から裏道をスタスタ歩くマリアンヌ。

「どうしても連れて行きたいところがあるの~」

そう言いながらも、幼いころよく行っていたところだけど、周囲があまりにも変わっちゃって
道に迷っちゃったかも・・・なんて言いながらも「絶対にこのあたりにあるの!」




裏路地に入って民家の隙間を通り抜けるとその場所はあった。

周囲はショッピングストリートや教会、歴史博物館などがあり観光客で賑わっている場所なのに
この場所は外の喧騒がうそのように、まるで時間が止まったかのような静けさ。
おちつく裏公園といったところだろうか。

聞くところによるとここはベギン会の修道院。






ベギン会とは北西ヨーロッパにある女子修道院。
共同生活をする自律的な自治体とでもいうのであろうか。ここアムステルダムの修道院は、
病気など肉体的、精神的に弱い女性を受け入れることから始まったらしい。
修道院にはいる際、特に修道女になる必要もなく、未婚の女性が入所資格ではあったものの、
結婚によって退所するのも自由だったと言われる。

この庭はそのな彼女らの共同生活をしていた建物に囲まれている。
そしてこの中には小さなチャペルが存在する。このチャペルは
何度も火災によって焼失されながらも再建されている。

(写真の塔と緑が生い茂っているところが修道院)



当初、このチャペルはカトリックであったものの、17世紀におきた宗教改革によって
アムステルダムではカトリックの信仰からプロテスタント信仰へ強いられた。
当時、カトリック教徒は家のような建物に隠れ教会を置いたりして信仰を続けていたという。

ここベギン会修道院でもチャペルを放棄することを義務付けられたが、区画の中に隠し教会を設けたという話もある。






ここでもまたGable Stoneを発見!




壁一面にいろんなGable Stoneが!
先ほどGabel Stoneについて知ったせいか、バカの一つ覚えのようにGable Stoneに喜ぶ私。





こちらにある建物は17~18世紀に建てられたものらしいが、このGable Stoneの脇にある家は、15世紀に建てられた、アムステルダムで最古の木造の家。





私達はオランダ人のマリアンヌに連れられて、この敷地の裏玄関のような場所から入ったが
観光客などに案内されている入り口はこちら・・・

旧ルター教会側の通りにある何気ない扉が修道院への入り口です。
ちょっとわかりづらいかもしれませんね・・・





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