いよいよクルーズは最終寄港地のノルウェー・オスロにまで到達。
1週間のクルーズ、ただでさえ短いクルーズなのに、その殆どを体調不良で過ごした私。
この日係留する桟橋は市街地から少し離れた場所。市の中心部に近い港には
MSCの船が留まっている。
その市の中心部までは港から無料のシャトルバスが出るという。
なんとしてもこの日は下船して観光するぞ~!と決めていた。
朝起きると熱はほぼ微熱に下がっていた。
前日のマッサージのお蔭で体の痛みがすっかり消えている。
しかし数日前から痛みがある腿の付け根辺りが異様に痛い。
周辺がかなり腫れてしまって歩くのも座るのもキツイ状態だ。
原因も炎症を起こしている箇所もよくわからない。
場所が場所だけに放っておくと厄介なことになりかねないからという母の言葉で、
再度メディカルセンターへ行くことにした。
メディカルセンターに行くと見慣れないナースがぶっきらぼうに対応してくれる。
状況を説明すると、それは hemorrhoid ではないかという。
いやいや痔ではない!
じゃあ yeast infection だという。
カンジダでもない!
こちらの話をまともに聞こうともせず、勝手に症名を羅列する。
英語の症名なんか言われてもわからんっつうの!
「誰と一緒に船に乗ってるの?」
「母とです」
「お母さんは英語話せるの?誰か英語話せる人いないの?まったく、これじゃ通じやしないわ」
すると奥から先日のナースが顔を出した。
「あらら~、まだ熱があるの?」
状況を説明するとすぐに理解してくれ
「きっとできものが炎症起こしてるかなにかね」
といい、先生に診てもらうのが一番だからと診療室に案内された。
診療台はすぐに婦人科の診療台のようにアレンジされ症状を確認してもらうと
センシティブな部分で炎症を起こしているという。
切開して膿をだせばすぐに楽になるけれど、現状では化膿までしておらず切開できないため、
抗生剤と痛み止めで対応するしかないとのこと。
どうやら高熱のせいか、その前の疲れのせいか、体の抵抗力や免疫力が低下し
ちょっとしたところから細菌が入って炎症がおき酷くなっているという。
またこの炎症のせいで熱が出るかもしれないとも・・・
部屋に戻って薬を飲んで少し休んでいると、痛みが和らいできた。
座っているのはツライが歩くことは問題なさそうだ。
なんだか痔の人の苦しみがわかった気分。。。
一難去ってまた一難・・・
結局この腫れは帰国まで続くことになり、その間ずっと微熱が続いた。
もう、勘弁してくれ~~~!!
受診料 $95 薬代 $12.60
2 コメント
本当に大変だったのが伝わってきます。
返信削除ぶっきらぼうなナースには腹が立ちますね。いろんな国籍の人が乗るんだから、なんとか身振り手振りを交えてでも理解しようとする姿勢がまず一番必要なのに。
座ってる方がツライというのはきついですね。帰りの飛行機は大丈夫でしたか??
>みーな丸さん、温かい言葉ありがとうございます。
返信削除まあ、私の英語力があまりにもなさ過ぎなのが問題なんですけどね~(苦笑)
船を降りてから1週間陸上旅行をし、その間に炎症のほうは少しずつ良くなり帰国の際にはなんとか・・・(笑)まったく恥ずかしい話です。