サチエ（小林聡美）はフィンランドの都市、ヘルシンキで「かもめ食堂」という名の日本食の小さな店を営んでいる。ある日カフェにやってきた日本かぶれの青年に「ガッチャマンの 歌の歌詞」を質問されるが、思い出せず悶々としていると、町の書店で背の高い日本人女性ミドリ（片桐はいり）を見かける。

もしや、と思い試しに「ガッチャ マンの歌詞を教えて下さい!」と話しかけると、見事に全歌詞を書き上げる。旅をしようと世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだった…という ミドリに「何かを感じた」サチエは、彼女を家に招き入れ、やがて食堂で働いてもらうことに。

一方、マサコ（もたいまさこ）は両親の看護という人生の大役を務め終え、息抜きにフィンランドにたどり着いたものの、手違いで荷物が紛失してしまう。航空会社が荷物を探す間にかもめ食堂へとたどりつく。
生い立ちも性格も年齢も違う3人の女性が、奇妙な巡り合わせでかもめ食堂に集まった…。 （Wikipedia）

今、Google Mapsで調べると、こんなにも簡単なルートで徒歩20分ほど。
しかも私が手にしていた地図は・・・




　　　


ホテルの人が英語版の地図をくれたけど、街に書かれている文字はフィン語とスウェーデン語。
手元には日本語の地図もあるけれど、そちらもあまり役に立たない。
目印となるものが、例えば

ヘルシンキ中央駅 → Helsinki Central Station → Helsinki Rautatieasema
というように、それぞれの地図を照らし合わせながら歩いていく。
Googleの地図だったら、直線の基盤の目のような地図なのに、実際は結構複雑。
あっちの道に行って、あ！間違えた・・・　こんな状態。
私はかなり方向感覚がいいはずなのに、今回はてんでダメ。

でもせっかくなので、ヘルシンキの町並みを見ながら散歩気分で観光を楽しむことにした。

Designmuseo （デザイン博物館）

そのお隣もかなり重厚感ある建物。地図だと警察のような・・・



Johanneksenkirko （英語ではSt. John Church)

建物それぞれ見ごたえあるものばかり・・・


何度もかもめ食堂の近くまで行きながら、なかなか辿り着かず
ようやく映画で見たような光景が・・・




なんてことないオフィスと住宅が並ぶ道路・・・

ようやくかもめ食堂に到着！
映画では日本食のレストランだけど、実際はフィンランド料理のカフェレストラン。

Kahvila Suomi
Pursimiehenkatu 12 00150
Helsinki, Finland.
tel. +358 (0)9 657 422

とりあえずコーヒーでも飲もうとお店の中へ・・・

壁には日本のものが飾られているが、スタッフは特に興味なしって感じ。
コーヒーはセルフサービス。
映画に出てきたシナモンロールを食べようかな？
と思ったけれど食欲がなく断念・・・

お店の内装は映画とはかなり違っている。

母親は一言「おむすびあればいいのにね～～」（笑）
↑
映画を見た人なら意味が分かると思います。

これまでにも映画の撮影に使用された場所や、テレビ撮影に使われた場所などを訪れる機会も多かったが、結構期待はずれのところが多い。テレビでも映画でも、カメラと照明、セット等でかなり誇張して見せることも可能だし、編集次第でまるで別物にもなるうる。

でも「かもめ食堂めざして！」という目的で街を散策できたし、良かったかな？
お店を出るときに、ちょうど日本人の女性が独りお店に入ってきた。お互いに挨拶しか交わさなかったけれど、映画の影響でフィンランドを訪れる日本人女性が多いとか・・・

ぜひ一度ヘルシンキ、いかがですか？

そういえば、つい先日母から携帯にメールが・・・
「誰だ、誰だ、誰だ～、空のかなたに踊る影・・・」
ただそれだけ書かれて送信されてきました。

どうやらまた「かもめ食堂」を帰国後に見直したようです。