★Cruise - HAL/Veendam (2009)
Costa Rica
11月9日、クルーズ10日目、7ヵ所目の寄港地はコスタリカのプエルト・カルデラ・・・
のはずだった。
しかしプエルト・カルデラの桟橋が空いていない(not a berth available)ために接岸は
プンタレナスに変更になったと連絡があった。
幸いにもプンタレナスはカルデラから20キロほど北に位置しているだけだから、
個人手配のツアー参加者も、船主催のツアー参加者もそれほどのインパクトはなかった。
港につくと桟橋には船主催のツアーバスが既に並んでいた。
桟橋の先にあるゲートの外にはお土産を売る露店が並び、ツアーやタクシーの呼び込みもいる。
船から桟橋のゲートまでは数百メートル、その間をシャトルバスが行き来している。
スペインの植民地そして独立、独立後の政治的な混乱、内戦、アメリカの介入と
波乱の歴史を刻んできたニカラグア。
1936年から1979年の43年間はソモサが親子三代で政治と国家を支配し、
私物化し、独裁政権を牛耳っていた時代。
外国から送られてくる物資や金もソモサ一家と関連企業が着服し、
不満を募らせた市民から学生運動や革命への動きが活発になれば国家警察を投じたり、
反政府活動家の暗殺を企てたりとやりたい放題していたという。
タクシーのドライバーのYervingがそんな歴史を説明しながら、町の一角に案内してくれた。
1959年7月23日、その1ヶ月前の6月22日にこの町で起きた暴動と
その際国家警察に連行された学生たちの開放を求めて、レオンの町にある
国立自治大学の学生たちが集まっていた。
その中には大学生ばかりでなく、高校生までも含まれていたという。
彼らは町のある通りにおとなしく座り込みをしていただけだったが、
そこへ国家警察が乗り込みライフル銃を放ち4人が殺され、43名が負傷したという。
その光景が「忘れてはいけない歴史」として壁画に描かれていた。
そして同じ通りには、そのときに殺されてしまった4人の学生の顔が描かれたものが・・・
ソモサ王朝時代はこんなことが全国各地でおきていたという。
政府に反対するものは構わず排除。
ソモサの力を見せつけ国民を弾圧する。
しかしその王朝を築いた大統領アナスタシオ・ソモサ・ガルシアは1956年、
選挙キャンペーンで訪れたこのレオンの町で暗殺されるが、
暗殺後も長男・次男が続いて大統領になり、ソモサ家の独裁政権は続いた。
当時ニカラグアの国内総生産の約半分はソモサ一家の系列企業やなどで
独占していたというのだから、その独裁ぶり、国家の私物化は半端ではない。
ソモサ王朝が崩壊した後も、内戦・政治的混乱が続くニカラグア。
反ソモサのサンディニスタ党首だったオルテガ大統領が数年前16年ぶり再選を果たしたが、
この先はどうなることだろう?
ただ混乱が続くニカラグアと聞いて、もっと治安が悪く危ないイメージで訪れたレオンだったが、
まだまだ途上国ではあるが観光するにはとっても魅力ある国にも思えた。
クルーズ関連の人気ブログの検索は からどうぞ!
波乱の歴史を刻んできたニカラグア。
1936年から1979年の43年間はソモサが親子三代で政治と国家を支配し、
私物化し、独裁政権を牛耳っていた時代。
外国から送られてくる物資や金もソモサ一家と関連企業が着服し、
不満を募らせた市民から学生運動や革命への動きが活発になれば国家警察を投じたり、
反政府活動家の暗殺を企てたりとやりたい放題していたという。
タクシーのドライバーのYervingがそんな歴史を説明しながら、町の一角に案内してくれた。
1959年7月23日、その1ヶ月前の6月22日にこの町で起きた暴動と
その際国家警察に連行された学生たちの開放を求めて、レオンの町にある
国立自治大学の学生たちが集まっていた。
その中には大学生ばかりでなく、高校生までも含まれていたという。
彼らは町のある通りにおとなしく座り込みをしていただけだったが、
そこへ国家警察が乗り込みライフル銃を放ち4人が殺され、43名が負傷したという。
その光景が「忘れてはいけない歴史」として壁画に描かれていた。
そして同じ通りには、そのときに殺されてしまった4人の学生の顔が描かれたものが・・・
ソモサ王朝時代はこんなことが全国各地でおきていたという。
政府に反対するものは構わず排除。
ソモサの力を見せつけ国民を弾圧する。
しかしその王朝を築いた大統領アナスタシオ・ソモサ・ガルシアは1956年、
選挙キャンペーンで訪れたこのレオンの町で暗殺されるが、
暗殺後も長男・次男が続いて大統領になり、ソモサ家の独裁政権は続いた。
当時ニカラグアの国内総生産の約半分はソモサ一家の系列企業やなどで
独占していたというのだから、その独裁ぶり、国家の私物化は半端ではない。
ソモサ王朝が崩壊した後も、内戦・政治的混乱が続くニカラグア。
反ソモサのサンディニスタ党首だったオルテガ大統領が数年前16年ぶり再選を果たしたが、
この先はどうなることだろう?
ただ混乱が続くニカラグアと聞いて、もっと治安が悪く危ないイメージで訪れたレオンだったが、
まだまだ途上国ではあるが観光するにはとっても魅力ある国にも思えた。
11月8日、クルーズ9日目、6ヵ所目の寄港地はニカラグアのプエルト・コリント。
スペインの植民地、アメリカの進出、ソモサ一家の独裁政権、そして革命運動、
内戦や政権の混乱で、国民所得も教育水準も低いニカラグア。
この寄港地では当初ツアーに参加しようと思っていたが、船で知り合った日本人女性と
一緒にタクシーをチャーターして古都レオンへ行くことにした。
船内での寄港地説明会の話ではレオンまでは車で1時間半ほど。
距離は近いけれど道路が舗装されていないために時間がかかるとの注意を受けた。
ツアーに参加したものの、手違い?勘違いによって、
別のツアーに乗り込んでしまった私たちは、本来参加するべきツアーに合流するために
ただでさえ駆け足での観光だったのに、私たちのために時間と手間を取らせてしまったうえに、
ガイドとのやり取りで他のツアー客に迷惑をかけてしまったことがどうも引っかかっていた。
クルーズ7日目、寄港地4つめはメキシコのHuatulco(ウアトゥルコ)。
カボ・サン・ルーカスやアカプルコのようなメジャーリゾートではないけれど
メキシコでは結構有名なリゾートだという。
この町には入り江がたくさんあり、その入り江にひっそりとビーチがある。
中には海からしかアクセスできないようなビーチもあって、まだまだ自然がたくさん残るリゾート地。
船を降りると桟橋にはメキシコ音楽を奏でるバンド、いや楽団?がお決まりの
ベサメムーチョでお迎え。今回のクルーズでは船内でも寄港地の街中でも、
一日に何度ベサメムーチョを聞いたんだろう?
ベサメムーチョでお迎え。今回のクルーズでは船内でも寄港地の街中でも、
一日に何度ベサメムーチョを聞いたんだろう?
桟橋には前日と同じRoyal CaribbeanのSaranade Of The Seaが・・・
この日はまたしても両親とは別行動!
彼等は港周辺をウロウロしてお買い物だとか・・・。
私はせっかく海にきたんだからと、船主催のセーリングツアーに参加することに。
彼等は港周辺をウロウロしてお買い物だとか・・・。
私はせっかく海にきたんだからと、船主催のセーリングツアーに参加することに。
桟橋の奥にはクルーザーや観光船、ヨットなどの小型船用の港が・・・
この日のヨットはちょっと年季の入った44フィートのヨット。
エンジンで湾の外まででたら、セールを揚げて帆走・・・
このツアー
「セーリングの知識豊富なガイドが添乗し、セーリングの知識を学びながら
クルーズを楽しむツアー。セーリング初心者でもOK」
という話だったのに、
「実は~、通常このツアーのガイドをしているものが突然昨日辞めてしまって、
今日いきなり僕がアサインされました」
今日いきなり僕がアサインされました」
という。経験豊富なガイドはいずこへ??セーリングの知識を学びながら・・・
て誰から学ぶの?ツアー参加者が互いに顔を見合わせる。
て誰から学ぶの?ツアー参加者が互いに顔を見合わせる。
セールの上げ下ろしはもちろん、ヨットの上を歩くのさえバランスが取れない添乗員。
キャプテンの指示であれこれ動くが全く使い物にならない・・・どころか足手まといなのだ。
この日のツアー参加者は10名ほど。
その半数以上がセーリング経験者。
「ところでガイドさん、セーリング経験は?」
「まったくありません・・・」
「ヨットに乗るのは?」
「今日が初めてです・・・」
普段は陸上のガイドをしているというガイドさん。
セーリングを楽しむツアーのはずが、セーリングのノウハウを教えられない彼は
ひたすら景色の説明や町の歴史について話し、いつの間にこのツアーは
「ヨットで楽しむ遊覧ツアー」に早変わり。
セーリングを楽しむツアーのはずが、セーリングのノウハウを教えられない彼は
ひたすら景色の説明や町の歴史について話し、いつの間にこのツアーは
「ヨットで楽しむ遊覧ツアー」に早変わり。
湾の周辺にはこのような入り江があちこちに・・・
陸上から行ける所もあれば、海からしか行けないようなところもある。
こちらは人面岩とのこと・・・ 確かに人の顔に見えなくもないなぁ。
しばらく走っていると船は誰もいないビーチに到着。
真っ白な砂浜、透き通るような青い海。
少し沖にアンカーを下ろし、ツアー参加者はそれぞれ水着に着替えて
海に飛び込み砂浜に向かうが、いつまで経っても足がつかない。
砂浜から5メートルぐらいになってようやく足がついた。
他のゲスト達と海に浸かりながらお喋りを楽しむんだけど、
足が付かないからみんな立ち泳ぎ・・・
話している間に息が切れちゃうんだよね~。
1時間ほどこのビーチで水遊びをしていると・・・
この大型のカタマランがやってきた。
こちらも船主催のツアーで、こちらはクルージング&シュノーケリングを楽しむツアー。
彼等にビーチを譲って私たちは去ることに・・・
つかの間のプライベートビーチ。強い日差しで一気に肌も真っ黒。
ひと泳ぎした後は、船でマルガリータ!プラスチック・コップでがぶ飲み、飲み放題~!
ちょっとした船上パーティー♪
ひと泳ぎした後は、船でマルガリータ!プラスチック・コップでがぶ飲み、飲み放題~!
ちょっとした船上パーティー♪
すると・・・ヨットの周りに
イルカが寄ってきた。最初は1頭、そして2頭と・・・
最終的には8頭ほどのイルカが近寄ってヨットと併走している。
イルカたちはヨットの周りを右に左に、時にはジャンプもしたり・・・
セーリングの最後に最高のプレゼント!
VeendamとSerenade of the Seasを横目に港に近づいていく。
まずはセールを下ろし、エンジンをかけて着艇させる。
中南米のクルーズ、寄港地は結構蒸し暑く一日外で遊んでくると汗びっしょり!
船の入り口では戻ってきたゲストに水とジュースのサービス。
そして冷た~いおしぼりをクルーがひとりひとりに手渡してくれる。
このおしぼり、ミントの香りが付いていてとっても気持ちがいいのだ♪
逆に外へ出かける時には船を降りる際にビーチタオルを貸し出してくれる。
お部屋のタオルやプールサイドのタオルは持ち出したり、自宅からタオルを持ってくる必要がない。
お部屋のタオルやプールサイドのタオルは持ち出したり、自宅からタオルを持ってくる必要がない。
こんな細かなサービスがとっても嬉しい。
クルーズって本当にかゆいところに手が届くようなサービスを提供してくれる。
至れり尽くせり・・・
これだからクルーズにハマってしまうのかもね。
クルーズって本当にかゆいところに手が届くようなサービスを提供してくれる。
至れり尽くせり・・・
これだからクルーズにハマってしまうのかもね。
10月5日、すでにクルーズは6日目。
船はメキシコのリゾート地で有名なアカプルコに到着。メキシコのリゾートというと
最近はカンクンの方が人気だし、アカプルコっていうとプレスリーかなんかの映画とか、
とにかく昔のアメリカ映画に出てくるリゾートってイメージなんだよね~。
でも実際は今でも世界中から年間数百万の観光客が訪れるリゾートらしい。
船が桟橋に到着すると、そこにはすでにロイヤル・カリビアンの
Serenade of the Seasが留まっていた。
港にあるポートターミナルにはたくさんの土産屋(免税店)。
そのターミナルを出た瞬間からツアーやタクシーの呼び込みがすさまじい勢いで押しかけてくる。
この日も貧乏なコヨーテファミリーは節約のためにツアーには入らず、
自力で適当に観光をしようと考えていた。
アカプルコは港から左側に旧市街。
右側にリゾートホテルが建ち並ぶ新市街。
まずは歩いて港前にあるアカプルコ要塞まで行こうとテクテク歩いているとおじさんが
「要塞までならこの歩道橋を渡るといいよ」
と親切に教えてくれた。
しかし、なぜかそのおじさんは私に要塞の説明をしながら、ずっと私の横を歩いている。
「こっちからの景色がいいよ」
「記念に家族で1枚写真を撮ってあげる」
頼んでもいないのに、要塞の入り口まで案内してくれ
「もしこの後、周辺を観光するなら車を用意するから、30分ぐらい要塞を見学しておいで」
強引なんだか、すっかりおじさんのペースに引き込まれてしまった私。
いずれにしても後から新市街へ行くためにはタクシーが必要だ。
本来なら要塞から旧市街の中心部まで歩いて行こうと思っていたが、
アカプルコは蒸し暑くとても徒歩で動けるような感じではないし、
とりあえずおじさんにガイド代を確認すると、結構良心的な値段を提示してきたから、
「まあいいか!」という気持ちでおじさんにガイドをお願いすることに・・・
若干はめられた感もあったが、悪い人ではなさそう...
まずはおじさんを待たせて要塞を見学。
250年間、アカプルコとマニラ間に出没する海賊からスペインの貿易船を守っていた要塞。
1776年に地震で崩壊したそうだが、今はここが博物館になっており当時の輸入品が
展示されていた。
実はここの入場料、メキシコのペソでなくUSドルで支払いをしたんだけど、
なんかすごく余分に取られたような気がし、迎えにきたおじさんに事情を説明すると
おじさんはすごい剣幕でチケット売り場に文句を言いに行ってくれた。
なんかすごく余分に取られたような気がし、迎えにきたおじさんに事情を説明すると
おじさんはすごい剣幕でチケット売り場に文句を言いに行ってくれた。
通常、USドルでの支払いは若干割高になるものの、一人当たり$5だという。
しかし私たちは一人$10支払ってしまったのだ。私が支払った時の担当者とは違ったが、
先方は素直に返金に応じてくれ、$15返金のところ$20返金してくれた。
しかし私たちは一人$10支払ってしまったのだ。私が支払った時の担当者とは違ったが、
先方は素直に返金に応じてくれ、$15返金のところ$20返金してくれた。
「観光客相手だからといってこういうことをするとアカプルコの印象が悪くなる。
なさけない・・・。そして本当に申し訳ない」
なさけない・・・。そして本当に申し訳ない」
そうおじさんはすまなそうに私たちに頭を下げるおじさん。
この一件で単純な私はこのおじさんがとてもいい人そうに思えた。
この一件で単純な私はこのおじさんがとてもいい人そうに思えた。
おじさんが用意した車はタクシーだった。しかもボロボロの・・・(苦笑)
「この運転手、僕の兄だから安心してくれ」
おじさんはどちらかというと明るく陽気なメキシカン。
運転手の「お兄ちゃんおじさん」は口数のすくないちょっとシャイなメキシカン。
運転手の「お兄ちゃんおじさん」は口数のすくないちょっとシャイなメキシカン。
まずは旧市街の中心的存在の広場に到着。
そして広場の奥にはユニークな外観のヌエストラ セニョーラ デ ラ ソレダ教会
こちらが旧市街のダウンタウン?
そして旧市街を抜けて山を登ってたどり着いたのが・・・
Hotel Los Flamingo
可愛らしいパステルカラーのこのホテルは
断崖絶壁に建ち、昔はハリウッドスターがお忍びでやってくるホテルだったとか。
ロビーにはここを定宿としていたジョン・ウェインやフレッド・マクマレー、ケーリー・グラントといった往年の大スターたちの写真が飾られている。
そして彼等が宿泊したであろうスイートルームは母屋からちょっと離れたところにあり、
写真の階段でプライベート展望台付き。
現在のアカプルコは新市街のほうが中心になっているため、
現在このホテルはかなり安く宿泊できる(スイートでも1泊$125!)
このあとドライブを続けてながら途中で土産物屋に寄った。
観光客のための割高な、ちょっとこじゃれた大きなお店。
観光客のための割高な、ちょっとこじゃれた大きなお店。
「ここで特に買い物しなくてもいいからね!暑いから涼みに行こう。
あと無料で飲み物がもらえるから何でも飲んでいいよ!」
あと無料で飲み物がもらえるから何でも飲んでいいよ!」
車はエアコンなんてかけない。
アカプルコのタクシーは殆ど窓をあけて走っている。
アカプルコと言えば、欠かせないのが死のダイビングショーなんだけど、
ショーの時間までまだまだあるし、蒸し暑いアカプルコをエアコンなしの車でのドライブは
かなり体力消耗。
ってなワケで、お土産屋で涼みながらアルコールなしのピナコラーダを頂いた私。
アカプルコのタクシーは殆ど窓をあけて走っている。
アカプルコと言えば、欠かせないのが死のダイビングショーなんだけど、
ショーの時間までまだまだあるし、蒸し暑いアカプルコをエアコンなしの車でのドライブは
かなり体力消耗。
ってなワケで、お土産屋で涼みながらアルコールなしのピナコラーダを頂いた私。
喉も潤い、少し涼んだところで車は新市街に向かって走っていく。
メインの通りには大きなリゾートホテルが、ビーチ沿いには南国風のレストランやバーが
建ち並び、まるでワイキキのようだが車の量が半端じゃなく、
しかもみんなクラクションを鳴らし続けている。
窓を開けているから空気は悪いし・・・
(もちろんワイキキほど垢抜けてはいないっていうか、20年前のワイキキみたい)
メインの通りには大きなリゾートホテルが、ビーチ沿いには南国風のレストランやバーが
建ち並び、まるでワイキキのようだが車の量が半端じゃなく、
しかもみんなクラクションを鳴らし続けている。
窓を開けているから空気は悪いし・・・
(もちろんワイキキほど垢抜けてはいないっていうか、20年前のワイキキみたい)
そんな新市街を抜けて、また車は高台に・・・
これがアカプルコの絶景。
ついでに・・・
港に留まっているクルーズ船。
前の白い大きな船がロイヤル・カリビアンのSerenade of the Seas(9万トン)、
そして後ろの小さな船が私たちが乗ったホランド・アメリカのVeendam(5.7万トン)。
Serenade of the Seasはロイヤルカリビアンの中でも小さいクラスの船。
それでもホランドアメリカ最大の船と同サイズ。
さてそろそろ港に戻ろうか~と、絶景を見て山を下っていくと車がなんだかおかしい。
お兄ちゃんおじさんのタクシーのタイヤが見事にパンク。
お兄ちゃんおじさんはゆっくり車を走らせながら、路上に停めていた仲間の車を見つけるなり
私たちを仲間のタクシーに移動させる。
「ごめんね。せっかくの観光に時間をとらせちゃって・・・」
別に大した時間のロスでもなんでもないのに、おじさん&お兄ちゃんおじさんは
ひたすら申し訳なさそうに頭を下げる・・・
新しいタクシーに乗り換えようとすると、新タクおじさんは、車にあった雑巾を塗らして
私たちが座るシートを拭きはじめた。
ひたすら申し訳なさそうに頭を下げる・・・
新しいタクシーに乗り換えようとすると、新タクおじさんは、車にあった雑巾を塗らして
私たちが座るシートを拭きはじめた。
「車の中が熱くなっているからこうやって冷やさないとね、ガハハ!」
しかも運転席の窓にはこのようにダンボールが・・・
そのダンボールを取り外し、シートに敷いて運転席に座る新タクおじさん。
「停まっているときには日よけ、運転する時には座布団代わり。
シートが熱くてたまらんからな。便利だろ?」
シートが熱くてたまらんからな。便利だろ?」
ガハハと大笑いしながら説明してくれる。
この日のタクシーツアーはこれで終了と思いきや、また港近くにある土産物屋へ・・・
「最後にショッピング兼ねて飲み物をもらおうね!」
最後の最後もまた無料のドリンクを・・・
アメリカ映画のイメージで、勝手なイメージを持っていたアカプルコ。
期待していたほどの場所ではなかったけれど、偶然?に出会ったガイドのおじさん、
運転手のお兄ちゃんおじさん、新タクおじさんとのおかげで楽しい一日を過ごせた。
しかも無料のジュース付き。旅
行ってその場所に行くことも楽しいけれど、こういう人との出会いって貴重だな~。
期待していたほどの場所ではなかったけれど、偶然?に出会ったガイドのおじさん、
運転手のお兄ちゃんおじさん、新タクおじさんとのおかげで楽しい一日を過ごせた。
しかも無料のジュース付き。旅
行ってその場所に行くことも楽しいけれど、こういう人との出会いって貴重だな~。