★Cruise - HAL/Veendam (2009) Guatemala

27. アンティグアへ

土曜日, 11月 07, 2009Coyote




学校訪問を終えた私達はGusさんと一度港に戻り、他のツアー客と合流することになった。
残念ながらGusさんとはここでお別れ。そのまま車で待つように言われ、
待っていると15人ぐらいのツアー客がやってきた。
バン2台に分かれアンティグアに向かう。私達のガイドは気の良い、
いやちょっと調子の良いおっちゃん。バンが走り始めるなり弾丸トークが始まる。





この日向かうアンティグアはスペイン植民地時代のグアテマラの首都だった都市。
1717年マグニチュード7.4の地震がアンティグアを襲い、多くの建造物が崩壊し首都は
現在のグアテマラシティに移されたという。大地震によって街は廃墟となったものの、
スペインムデハル様式の影響を受けたバロック建築と、
植民地時代に建てられた多数の教会の遺構が残るこの街、
景観の美しさと環境の良さで観光客も増え、現在ユネスコ世界遺産に登録されている。





プエルト・ケツァールの港からアンティグアまでは車で1時間ちょっと。
その途中には富士山にも似た活火山がいくつか見える。
これまでに何度も大地震が起きたグアテマラ。火山は33ありそのうち活火山は5つあるという。




幹線道路沿いに並んでいた果物屋に立ち寄ってみると、見たこともないようなフルーツも
かなりある。どんなフルーツなのか、名前を聞こうとするがなにせ言葉が通じない。
他のツアー参加者もどうやらスペイン語は出来ない様子で、みなただ眺めるだけ。




並んでいるフルーツの中にビワを発見!ビワを見たことがないアメリカ人は
私に何か聞いてくるが英語名がわからず得意気に「Bi-Wa!」と日本語で教えておいた(笑)


この日、ハリケーンの影響で船の到着が遅れたためにツアーは駆け足での観光。




街は石畳が敷かれ、スペイン風の建物が点在。観光用に馬車も走っている。




鮮やかな色の建物。




地震で倒壊し廃墟となった教会がいくつも残されているが、その重厚感あるたたずまい、
現存していたら相当な趣のある建造物だったに違いない。


しばらく市内観光を続けていたが、他のツアー客と話をしていたら
私が予約したツアー内容と違うことを発見。
他のツアー客は市内観光のみのツアー、私が予約したものにはランチと
コーヒープランテーション訪問が含まれていた。

ガイドにその旨を確認すると
「そんなことは聞いていない」
「ツアーを間違えたのではないのか?」
と知らないの一点張り。しかもそれまで明るく楽しいガイドだったのに、
急に怒り出し私達がバンを乗り間違えただの、責任逃れをする始末。
とりあえず私のツアー確認書を見せるが、それでも知らないの一点張り。


他のツアー客もいることだし、雰囲気を壊すのも嫌だったために、
みんなと同じツアー内容でいいけれど、ツアー終了後代金に関してきちんと話をしたいと伝えたが、なぜなのか彼の怒りは収まらない。

たまたまドライバーがGusさんの甥っ子だということで、
彼がGusさんに電話をして確認することになった。

どうやら、私達のツアーはもう1台の別のバンで催行されていた様子。
私達は車で待つように言われただけだったが、このガイドが私達に確認もせずに
別のツアーの人たちを乗せてそのままツアーをスタートしたことがわかった。


ガイドの不注意であったものの、彼はどうも納得がいかない様子。
っていうか、私も納得がいかないんだけど~。


その後、バンはGusさんの指示で本来私達が参加するはずだったツアーと合流するために
コーヒープランテーションに向かった。
他のツアー客には迷惑をかけてしまったことを詫びるが、
誰もが「気にしなくていいよ!」と言ってくれたがやはり気にしてしまう。

そしてバンはコーヒープランテーションに向かった・・・






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