エクアドル・マンタの出港は夜8時。
早いディナータイムは17:45からのため、ゲストの中には寄港地で夕食を済ませてくる人たちも多い。
私たちのディナータイムは20時。
寄港地でローカルフードを楽しみたいところでもあったが、言葉が通じないし
船の中なら無料でフルコースのディナーが食べれるとあって、
私たち家族はいつも通りダイニングで食事。
寄港地でギリギリの時間まで観光を楽しむ人たちも多いため、
こんな日のドレスコードはスマートカジュアル。
それでも殆どのゲストは観光のときの服装から着替えてダイニングへ向かう。
つい先ほどパナマハットを被って船にご帰還されたスペイン人たちもこの通り!
カジュアルデーといえども皆さんおしゃれでビックリ。
一方私たち家族はxxx(汗)
この日は夜の11時からフィリピン人クルーのショーが企画されていた。
通常ショーは8時と10時に2回行われ、ディナーが終わったらそのままショーに
流れられるように設定されているが、クルーのショーだけは彼らの仕事の関係で1回のみの公演。
ホランドアメリカのゲストとクルーは本当に仲良しで、クルーショーは遅い時間の開催ながらも
いつも超満員。
フィリピン人のクルーはこのワインレッドのユニフォームのビバレッジ担当。
私たちのテーブル担当のジョーさんに
「今晩のショーには出るの?」
と聞くと
「うふふ・・・」
と意味深の笑みを浮かべた。
ショーはフィリピンについての紹介から始まり、フィリピンの歌や踊りを披露。
かな~りピンボケの写真だけど・・・
男女がペアになってダンスをしていたけど、その中でひとり目立つ女性がいた。
大柄な女性、いやガタイの良い女性なんだけど、他の女性以上に女らしくダンスを踊る。
お次のダンスも男女のペアダンスのようだけど、女性たちは美しいというには程遠いレベル。
正直言って見るに耐えない女性たち。
その中心で踊る女性はどうやら先ほどのガタイの良い女性のようだ。
ちょっとそのダンスの模様をおすそ分け・・・
お腹を抱えて笑って見ていたが、このガタイの良い女性ちょっと見覚えがある。
いや、見覚えどころかとっても馴染みがあるんだけど。。。
そう!このガタイの良い女性はどう見ても私たちのテーブル担当のジョーさん。
翌日ジョーさんに
「昨日のダンス、素敵だったわよ~」
と声をかけると、済ました顔で
「あら何のことかしら~?ワタシ、ダンスなんか踊ってないわよ」
「なんだ~、てっきり昨日のとっても女性らしい素敵なダンサーはジョーさんかと思ったのに」
そう伝えると、フフフと笑いながら女らしいダンスのステップでその場を立ち去った。
ショー自体はまるで道化、決して上等とは言えないショーだけど、シアターは超満員。
ゲストたちはショーの様子をカメラやビデオにおさめ、馴染みのクルーが出ると掛け声をあげる。
その光景はまるで自分の子供や孫の学芸会を見ているかのよう。
ただのサービス係と客という関係以上の関係が築けるのも
クルーズの魅力のひとつかもしれないと、改めて感じた夜だった。
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