★Cruise - HAL/Veendam (2009) Guatemala

28. グァテマラのコーヒープランテーション

土曜日, 11月 07, 2009Coyote




ツアーに参加したものの、手違い?勘違いによって、
別のツアーに乗り込んでしまった私たちは、本来参加するべきツアーに合流するために
アンティグア郊外にある Filadelfia Coffee Estate に向かった。

ただでさえ駆け足での観光だったのに、私たちのために時間と手間を取らせてしまったうえに、
ガイドとのやり取りで他のツアー客に迷惑をかけてしまったことがどうも引っかかっていた。




アンティグアの街中を離れしばらくドライブをしていると、突然バロック調の門が見えてきた。
ここがプランテーションのようだ。
門に入ってもメインの建物までが遠く、相当広い敷地だということがうかがえる。

グアテマラの土地がコーヒー栽培に適してい入ると信じ、1870年にこの土地で
コーヒー農園を始めたのがこちらの現オーナーの曾おじいさん。
そして当時の大統領のプロジェクトによって、100万本のコーヒーの苗木を育て、
周辺の小作人も送り込み、コーヒーの栽培を始めることになったそう。
その後、何度かの大地震によって打撃を受けたものの、火山灰が含まれた土壌、
温暖な気候がコーヒーの発育を助け、今やグアテマラのコーヒーが世界に
名を轟かせるものまでになった。


ちなみにこちらのコーヒーは R. Dalton というブランドでアメリカを中心に販売されているそう。




メインビルディングの手前で車を降りると、すぐさまGusさんと奥様のIracemaさんが
駆け寄ってきた。

「不手際があって本当に申し訳ない」
「コヨーテ、本当にごめんなさいね」

ひたすら詫びるGusさんと奥様。




この日Gusさんは大事なお客様の接待のためにツアーに同行できないと聞いていた。
カフェに行くとそのお客様もいてGusさんから紹介された。
彼はシカゴから来ていたGusさんの古くからのお友達。

しばらくお話をしていると

「ここからはコヨーテたちのガイドは私が引き受けるから」

とGusさんが突然言い出した。


お客様の接待があるんだから私たちは本来のツアーに合流すると伝えるが、
今回の不手際は自分と社員の責任だし、事前に予約をしてくれた日本からのお客様を
粗末にできないという。

Gusさんのお友達は奥様が接待し、私達と同行できる部分は同行するから大丈夫だと
言ってくれる。
なんだか人騒がせな私、彼らの不注意といっても、ここまで対応してくれると申し訳なくなってくる。


「日本のお客様は特に大事にしなければいけないんだよ。何故だかわかる?」

グアテマラにとってコーヒーは大事な経済資源。
そのコーヒーの輸出先第一位が日本だから、日本のお客様はグアテマラにとっても
大事なお客様だからとGusさんは冗談交じりに話す。


「コヨーテはツアーの予約の段階からメールのやり取りをしてて、
すでに娘のような存在なんだから甘えていいのよ」

優しく微笑みながらそういう奥様。


「この後コヨーテの家族と僕も一緒に行動させてもらうんだから問題ないんだよ。
気にせずGusにガイドをしてもらいなさい」

そう言葉をかけてくれるGusさんのお友達。


こんなにも丁重に対応してもらうとかえって心苦しいのだが、
Gusさんご夫婦とお友達の厚意をうけることにした。

他のツアーの人たちはコーヒープランテーションから去ろうとしている。
とりあえずここまでのガイドさんにチップを渡しながらお詫びを伝え、
他のツアーのみなさんにも改めてお詫びを言うと

「本場のグアテマラのコーヒーが飲めたんだから僕たちは得しちゃったよ。」

「こんな素敵なところに来れたんだから気にしないで!」


「あとは船でお互いツアーの報告をしましょう!」

皆が私を気遣ってこう伝えてくれちょっぴり安心。
他のツアー客が去っていったところで、Gusさんの奥様が私たちをカフェの奥に案内してくれた。
そこではトルティーヤを焼いていた。





奥様も私たちに華麗な手さばきを披露!私もトライしてみたものの、なかなか上手にはできない。水が多すぎて広がりすぎたり、広げている間に手に生地がくっついて広げられなかったり・・・見た目よりも結構難しい。



このプランテーションでは農園・コーヒーが作られる工程等のツアーもあるが、時間の関係でツアーはパス。ギフトショップでコーヒーをお土産に購入。





Gusさんとお客様の予定まで狂わせてしまい、人騒がせな私。
申し訳ないと思いつつも、優しいGusさんと奥様お二人の人柄に改めて魅了されてしまった。
この後Gusさんガイドのアンティグアツアーはいかに??



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