★Cruise - HAL/Veendam (2009) Ecuador

42. エクアドルのモンテクリスティ

水曜日, 11月 11, 2009Coyote




英語が話せないタクシー運転手Marioは私たちをマンタ近くの山沿いにある
モンテクリスティに案内してくれた。

Marioはニコニコしながら、スペイン語であれこれ説明をしてくれるものの、
こちらはチンプンカンプン。
知っている単語を拾いながら彼の説明を勝手に解釈しながら適当に
「Si Si」返事をするいい加減な私。



タクシーは海岸線のリゾート地ともいえるようなマンタから、
住宅街らしき場所を通りながらどんどん山に登っていく。
モンテクリスティはパナマハットの発祥の地、そしてこのモンテクリスティで作られたパナマハットは
現在世界最高級品とも言われ市場に出回っているらしい。


なんの変哲もない、普通の住宅地のような商店街のような一角でタクシーは止まった。



Montecristi, Ecuador




玄関先でおじさんが帽子を編んでいる。いや、どうやらここはお店の様子。
中に入ると観光客らしき人たちが店内にあるパナマハットを試着している。






店内には定番の形のパナマハットから、女性用のエレガントなパナマハット、
そして野良作業をする際の麦わら帽子ようなスタイルなどいろんなスタイルのパナマハットが並んでいる。
そこには観光客が気軽にお土産として購入するような金額のものから、
数百ドル以上するようなものまである。
店員がいろんなパナマハットを私に被らせてくれたが、高級なものはとてもしなやかで
頭にしっくりくる。



前日に参加した船内での寄港地説明会によると、パナマハットの発祥はパナマではなく
このエクアドルのモンテクリスティ周辺だという。
エクアドルや南米に生息するトキヤ草というヤシ科の葉っぱを裂き、
煮込んだ後に乾燥させ編みこまれるそう。
編むこむ際には、葉をしなやかに保つために湿度調整が重要なようで、
上のおじさんの写真にもあるようにボールに水を用意したり、
湿度の高い時間に作業をするという。


このモンテクリスティは上質なパナマハットを製造することで有名らしく、そ
の伝統的な技術とクオリティを保ち伝承させるために専門の学校もあるらしい。
パナマハットは完成までに8ヶ月もの歳月がかけられ、しなやかで最高級の
パナマハットが出来上がる。

このしなやかなパナマハットは、購入するとクルクルと丸めて木箱に入れてくれるため、
形が崩れることもない。
私もとっても素敵なパナマハットを見つけたが価格と被る機会を考えて、
試着?するだけに留めておいた。


この帽子は古くインカ帝国の時代からあったもののようだが、エクアドル産の帽子がなぜ
パナマハットという名前がついたのか、その由来ははっきりしていない。
一説にはパナマ運河に由来するといわれ、1834年にセオドア・ルーズヴェルトが
パナマ運河を訪問したときにこの帽子を被っており一般に広まったといわれる。


パナマハット屋さんを出て土産屋が並ぶマーケットに向かうと・・・





そこには大きな肖像画は、いったいどなた?

Marioは私たちを山の山頂に連れて行ってくれる。


Montecristi Ecuador



モンテクリスティを一望できる山頂。


Montecristi, Ecuador




そこにはなぜか列車がぽつりと置かれ、周りの景色とは似つかないような
近代的な博物館のような建物がある。







建物の中には、この写真の人物の功績をたたえるかのような展示物が並んでる。
マーケットにあった壁画の男性はこの方のようだ。


この男性の名前はエロイ・アルファロ。
1895年、保守的なエクアドルに自由主義をもたらした大統領。
モンテクリスティは彼の生まれ故郷だという。
敷地に置かれていた列車は、彼がキトとグアヤキルを結ぶ鉄道を建設したことに
ちなんだものと思われ、故郷の英雄の功績をたたえるために作られた博物館・・・ 
と勝手に理解した私。


スペイン語もわからず、この土地の歴史も知らず、なんだかとっても残念。
もっとリサーチをしていれば、例えスペイン語がわからなくてもMarioの説明が
想像できたかもしれない。
そう思いつつ、Marioの観光ツアーは終了。



Manta, Ecuador




タクシーを降りて、しばらくメルカドをブラブラ。
ちょっとしたアクセサリーを購入。


この日のエクアドル出港は夜8時。
一旦船に戻って休憩がてら遅いランチを取り、改めて出直そうと思いつつ、
昼寝をしたら船を降りるのが面倒に・・・ Lazyなんです(汗)



Veendam


暗くなってからライトアップされた船の写真を撮ろうとギャングウェイに向かうと、
親しくなったスペイン人グループが得意気にパナマハットを被ってご帰還。
記念にパチリ!

とってもファッショナブル~~♪



Veendam




そして私はライトアップされたヴィーンダムをパチリ!
短い観光しかしなかったエクアドル、言葉も通じない観光ツアーだったけれど、
Marioの人柄でなんだかほのぼのするエクアドル滞在になった。





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4 コメント

  1. みーな丸20 5月, 2010

    パナマハットの作成に8ヶ月もかかるなんて知らなかったです〜。
    暑い所への旅行にいい感じだけど、パッキングするのがためらわれそう…。

    ライトアップされた船はいいですよねー。
    寄港地に遅くまでいるか、日が暮れるのが早い時に旅行するかしないと、普段は普通の写真ばかりですもんね。

    返信削除
  2. コヨーテ21 5月, 2010

    みーな丸さん、この帽子はクルクルと丸めると、陸上のバトンぐらいのサイズになって、木箱や筒状の入れ物に入れてくれるんですよ。だから意外にも持ち運びで型崩れを心配することはないようなんです。

    そうそう!ライトアップされた<自分たちの船>ってなかなか見る機会が少ないですよね。今回、この港で写真を撮ろうと外にでたところ、貨物港だから外は物騒で、船の近くからのアップの写真しか撮れませんでした。

    返信削除
  3. おとみ22 5月, 2010

    小さい時、このパナマ帽がありました。
    両手で親指と人さし指で丸を作ったぐらいの木の筒に入った女性用の帽子です。
    外国語で書かれたラベルが貼ってありました。
    とても細くて綺麗な繊維でした。
    小さいながら気にいって、何度も出した記憶があります。
    その帽子が被れる年齢になった時、無くなっていました。
    少し前、家の建て替えの時に古いものなので処分したようです。
    叔母が香港で買ってきたお土産だったのですが・・・
    それからは私はつばの広い帽子が好きで夏冬合わせて数個着用したものです。
    流行関係なく、スーツにフェルトのつばの広い帽子をかぶったり・・・

    返信削除
  4. コヨーテ22 5月, 2010

    おとみさん! 小さな頃からパナマハットを手にしていたなんてステキ!
    私は今回初めて手にしたのですが、そのしなやかさに驚きました。
    おとみさんの帽子好きはパナマハットが源なのかしら?

    私は帽子が全然似合わなく、昔会社の避難訓練でお偉いさんから
    「こんなにヘルメットが似合う女性は珍しいね」
    とお褒めの言葉をもらった以外、帽子を被るとみんなに笑われます。

    帽子をファッションに取り入れられる方って本当のお洒落さんだと思います。着物姿のおとみさんもすてきですが、洋服につばの広い帽子を被っているおとみさんもステキなんだろうな~!

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