★Cruise - HAL/Veendam (2009) Nicaragua

33. 名付けてサン・ハシント地獄

日曜日, 11月 08, 2009Coyote




旅行前にニカラグアについて調べていると温泉(Hot Spring)という言葉をよく目にした。
温泉と言っても残念ながら日本の温泉のようなものではない様子だが、
水着を着て入るプールタイプのものがいくつかある様子。




それもそのはず、ニカラグアはTierra de Lagos y Volcanes(湖と火山の国)といわれ、
グアテマラと同様に活火山が多くあるらしい。
ドライバーのYervingは帰りに「火山に寄っていこう」と提案してくれた。
私たちはレオンの町から北東へ25キロほどのところにあるサン・ハシントという町へ向かった。





Hervidero de San Jacinto(エルビデロ・デ・サン・ハシント)というところに着くと、
ゲートのところに子供たちが大勢いた。
入り口に入場料らしき表示があったが、ドライバーのYervingは料金も払わずそのまま中に入り、
私たちに付いてくるように指示をする。
子供たちも私たちにくっついて中に入っていく。


ゲートを抜けると出店のようなものが並び、粘土で作られた小さな飾り物?
がたくさん陳列されており、私のそばにくっついていた女の子がその中のひとつを私に渡してくる。
押し売りかと思い「いらない」と断ると「お金はいらない、友達の証のギフト」と言うが、
間接的にお金を催促されているのか、本当にギフトなのかわからない。
Yervingは「ギフトと言ってるのだったらもらっておけば?」と言っている。
正直粘土の置物、しかもまだ乾いていないし重いし、もらってもなぁ~と思いながらも、
その場は素直に意味不明な形をした粘土細工を頂くことにした。

すると他の子供たちも一斉に私に粘土細工を「Friendship Gift」と言って渡してくる。
「乾いていないから持ち歩くのが不自由だからラッピングしてあげる」と言って、
ビニールにくるんで渡してくる女の子、自分の傑作だからあげるという男の子、
お花をつけるとかわいいよと粘土細工に小菊のような生花をデコレーションしてくれる女の子・・・
いつのまにか袋には5つぐらいの粘土細工が入れられ「僕が帰るまで持っててあげるね」と
荷物持ちをしてくれる男の子。

気が付けば、小さな男の子は私の洋服をつかみ、大きな女の子は私の手を握っている。
すっかり彼らのペースにハマッってしまった私。
周囲を見ると、観光客には私達と同じように子供たちがくっついている。




ゲートから露店を抜けると目の前には高温の泥が煮えたぎって湯気がもうもうと出ている。
周囲はサウナにいるかのように蒸し暑い。

「そこ危ないよ!」
「ここはかなり熱いから気をつけて!」
「ここから向こうは、今日は行けないよ」




子供たちがこのMad Potを案内してくれる。

自然のまま開放されているこのMud Pot。
確かに子供たちが危ないと教えてくれた場所の近くは、靴を履いているにも関わらず
足の裏が熱くなっている。
こうやって子供たちが観光客の案内をしてくれているのだ。
父の元には1人の小さな男の子、母のところには17~18歳の女の子が傘を差して付いている。
私のところには・・・なぜか7~8人の子供たちがくっついてきてる。
というより、まとわり付いてきている。


彼らはこうやって観光客の案内をして、チップをもらって稼いでいるんだろう。


子供たちは私に
「この子は私の弟だ」「僕のお兄ちゃんはこの人」「お兄ちゃんはあの子が好きなんだ」
と教えてくれる。
片言の英語まじりのスペイン語だけど、なんだか意思の疎通ができる。


そんなやり取りをしながらも、私の頭の中は彼らにどの程度チップを渡せばいいのか
気になって仕方がない。
2~4人の子供たちがいつの間にか7~8人に増え、帰るときには10人近くにまでなっている。
みんな兄弟ならまとめてお金を渡せるがそうもいかない。
しかも私の財布には20ドル札しかない。チップを渡すべきか、渡さなくても良いのか・・・




帰りがけ、一番良くしてくれた女の子が私に泥がたくさんつまったビニール袋を持ってきた。
ここの泥はミネラルが豊富に含まれ肌に良いからパックに使うといいという。
その子にお返しとして手に持っていたガムを渡すと、
それを見ていた他の子たちがハイエナのように私に群がってきた。。。

これを見て現金を渡すのが怖くなった私。
私の案内を最初から最後まで丁寧にしてくれたのは、泥をくれた女の子
(写真前列の小さな女の子)とそのお兄ちゃん(私の隣)。
彼らにだけチップを渡したかったが、そんな雰囲気ではない。
案内をしてくれなかった子供たちまで私の足や手にまとわり付いて離れないのだ。

結局私は(子供だましだけど)バッグに入っていたアメやガムをばら撒いて逃げてしまった。

こういう場合、チップを渡すのは難しい。
よっぽど観光料ひとりいくら・・・と言われたほうがマシである。



船に戻り、もらった粘土細工はクルーズ中部屋に飾っていたが、さすがに持ち帰るには重く、
そのまま船に置いてきてしまった。
帰りがけに女の子がくれた粘土は、半信半疑で(顔につけるのは怖いから)日に焼けた腕に
パックしてみた。
すると日焼けのほてりが静まり驚くほど肌がしっとりスベスベに♪ 
かなり硫黄の臭い強い粘土だったが効果は抜群! 
今思えば、粘土細工も持って帰って泥に戻してパックに使えば良かったと後悔。
クルーズでの日焼け後の肌がカサつくことなく潤いを保てたのはこのパックのおかげ! 
この粘土がニカラグアでの収穫かな?(笑)





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