ピンボケですみません |
ケベックシティを17時に出港。出港直後にはEraly Seatingの方々がディナーに向かうために
お洒落をした人たちがダイニングに向かう。
このあたり時間からドレスコードが適応されるために、船内をカジュアルな格好をした人が少なくなってくる。
例えドレスコードがカジュアルであっても、寄港地で観光をしていたスタイルのままダイニングに向かう人は皆無。
こんなOn/Offの切り替えをすることもクルーズの楽しみのひとつかもしれない。
一旦部屋に戻りシャワーを浴びてディナーに向かう準備。
シャワーを浴びて着替えてから船内をウロウロしたり・・・
でもクルーズでは夜遅くまでいろんな楽しみがある。
そのために慣れてきた頃にはディナーまでは部屋でゴロゴロ休憩することが多くなった。
フニキュレールでローワータウンに戻り、しばし周辺を散策。
セント・ローレンス川沿いの崖下に広がるこの辺りはQuaritier du Petit Chanmplain
(プチ・シャンプラン地区)と呼ばれており、北米で最も古い繁華街。
17世紀後半には既に交易所や貴族の屋敷が立ち並ぶ港を形成していたという。
この写真の奥に見えるフニキュレールの下の駅はミシシッピ川を発見した
Louis Jullietの1683年に建てられた家を改装したものだとか・・・
そんな伝統ある街並みをしばらく散策してみる。
午後のプチ・シャンプランはすっかり観光客で賑わっていた。
メインの通りにはお土産屋さんがたくさん並び、ちょっと外れた道に入ると、
ギャラリーやブティック、そしてちょっとセンスあるお洒落なレストランもちらほら・・・
ケベックシティの崖上にあるアッパータウンと崖下のローワータウンを結ぶのが
Funiculaire(フニキュレール)と呼ばれるトラム。
写真のように45度の急傾斜を往復。
1879年の開業当初は水圧式のケーブルカーだったという。
1907年に電気式に変えられたものの、1945年に火災によって損壊、
翌年の1946年に再構築された。その後、何度か修繕工事を行い現在に至るそう。
長さは64m、高さは59m。観光客にとっての足になるだけでなく、
ここからの港とローワータウンの眺望が人気でもある。
45度の傾斜、実際に乗ってみると見た目よりもかなりの急斜面に感じる。
満員のケーブルカーも、この傾斜の写真を撮ろうと皆が大きな窓にへばりつく(笑)
ケベックシティは中世のヨーロッパの雰囲気を色濃く残す旧市街地と、
近代的な建物が立ち並ぶ新市街地に分かれ、さらに旧市街地は、
セント・ローレンス川の川沿いのローワータウン、丘の上の城塞に囲まれたエリアの
アッパータウンに分けられている。
この街をCaleches(カレーシュ)と呼ばれる馬車が観光客を乗せて走る姿は
街の雰囲気に溶け込み、一瞬タイムスリップしたかのようにさえ思える。
城塞に囲まれた旧市街、城塞の出入り口となる門があちこちにある。
こちらはPrte St Jean(サン・ジャン門)。
フランス文化が色濃く残るケベックシティ。
街角でクレープショップを見つけたのでちょっと休憩。
日曜日ともあってか、街のレストランやカフェはお昼ちょっと前のこの時間。
ブランチを楽しむ方でどこも賑わっていた。
友人からフランス文化が残るケベックシティには美味しいクレープ屋さんがいくつもあると
聞いていたために、休憩がてらクレープを食べようとお店に向かう。
いくつかのお店のリストをもらっており、そのひとつの店に行ってみるとすごい行列。
その行列振りからきっと人気のお店、美味しいお店に違いないと思ったが、
その先にある別のお店に足をはこんでみた。
Au Petit Coin Breton
1029 St-Jean St
Quebec, QC G1R 1R9
+1 418 694 0758
Open Hours
11a-9p Mon-Fri
9a-11p Sat
9a-9p Sun
ケベックシティは北米唯一の城塞都市。
世界遺産にも登録されている。船から見えた丘を囲むようにできている城壁。
その城壁の中が旧市街のアッパータウン、下がローワータウン。
ケベックという言葉は「狭い水路」というネイティブ・カナディアンの言葉通り、
街を流れるセント・ローレンス川の川幅が狭くなる場所に位置している。
まずは港から歩いてPlace Royal(ロワイヤル広場)。
フランス人探検家のSamuel Champlain(サミュエル・シャンプラン)が1608年に
植民地住居を建てたケベックシティ発祥の地。
クルーズ初日の夜はディナーの後に少しだけショッピング。
初日はHolland AmericaやMaasdamのロゴ入りグッズが75%オフってことで、
ゲストはこぞってギフトショップに!私も母とアレコレ買い物。
その後は無事にクルーズがスタートしたことでホッとしたのか、部屋に戻って就寝。
船はセント・ローレンス川をゆっくりと大西洋に向かって航行。
まだリバー・クルーズということで、揺れも殆ど感じられず船に乗っていることを忘れてしまうくらい。
心地よい揺れが安眠を促す。
翌朝、6時前に目を覚まし外の風景はどんなものだろうとガバッと威勢よくカーテンを開けてみると
船がちょうど港に着艇するときで、船底キャビンの私は桟橋で
船の着艇のために働いているオジサンとご対面(笑)
ちょうどお部屋の位置と桟橋の高さがほぼ同じ~~(苦笑)
ここは初めの寄港地、ケベックシティ!
目の前に街の象徴ともいえるフランスの古城をイメージするようなホテル
Fairmont Le Chateau Frontenac(フェアモント・ル・シャトー・フロントナック)が聳え立つ!
(図はクリックで大きくなります)
ローワープロムナードはスタンダード・キャビンのフロア。
キャビンの広さはどの部屋もほぼ同じ。ただ部屋の配置によって、
窓があっても障害物があったり、窓付きのキャビンでもバスタブがなかったり、
少し広めのお部屋はソファがベッドになったり、あるいは2段ベッドもあって
4人使用が可能だったりもします。
また車椅子の人でも使用しやすいように広めに設計、そしてバリアフリーのお部屋などもあります。
そしてこちらのフロアで紹介したいのはこちら・・・
客室をぐるっと取り囲むのはデッキ。
寒いエリアの航行中でもデッキチェアに置かれたブランケットを羽織って寛いだり、
船が南下するにつれ日光浴をする人も増えてきます。
(図はクリックで大きくなります)
7階に位置するプロムナードデッキ、こちらも8階のアッパー・プロムナードと同様に
共有施設が揃っているフロア。こちらは大小様々な大きさのお部屋があり、
船内でのイベントの会場として利用されたりする。
吹き抜けのアトリウムのそばにはレセプション。ホテルのフロントの役割。
日本語が通じなくても、片言の英語でも丁寧に対応してくれます。
ちょっとでも不安があればフロントに出向いて確認を取れば安心。
フロント横には寄港地で催行されるツアーデスクなどがあります。
(図はクリックで大きくなります)
8階はアッパー・プロムナードと呼ばれるフロア。
共有施設が揃うフロアで、船内の一番華やかな場所。
この船の顔のような存在であるアトリウムは6階から3フロアの吹き抜け。
(写真はクリックで大きくなります)
10階に位置するのはナビゲーション・デッキ。
こちらのデッキはベランダ付きのお部屋の人たちのフロア。
こちらはベランダ・スイートのお部屋が連なっているため、このフロアに縁もない
船底族の私はここに足を踏み入れることはなかったけれど・・・
こちらのフロアにはスイート以上にお泊りのお客様の専用ラウンジNeptune Loungeがあったようです。
このフロアに縁のないワタクシでしたが、外の船尾部分のデッキにはお世話になりました。
(図はクリックで大きくなります)
11階部分のリドデッキ。
人の出入りが一番多いデッキで、一日中賑やかなデッキ。
カジュアル・レストランのリド・レストラン
朝食やランチのバフェやおやつで一番お世話になった場所(笑)
コーヒー・紅茶は24時間無料。
フレッシュジュースはレストラン営業中のみ。
ソーダ類は有料。
(図はクリックで大きくなります)
船内の最上階、屋上部分をご案内!こちらはスポーツデッキと呼ばれるエリア。
下のプールの天井部分は開閉式になっていて、お天気や気温に合わせて調節。
クルーズでは毎朝、玄関ドアのところにその日の船内の予定などが書かれた情報と、
6ページほどの新聞が配られる。
新聞は通常のニュースやコラム、株価や為替などのマーケット情報。
地上で起きていることを船上でも確認できるように配慮されている。
情報のほうは一般的に船内新聞と呼ばれている。
船内の情報誌はこんな感じ・・・(それぞれの画像はクリックで大きくなります)
上記の写真は表紙部分。
日付、お天気や気温、乗船締め切り時間、そしてその日のドレスコード。
記事の部分は寄港地の情報や、航海日は船の上級乗務員(キャプテン・ホテルマネージャー・
コック長など)のプロフィールなどが掲載されていた。
いよいよ待ちに待ったディナーの時間。
しかし気になるのは皆の装い・・・
この日のドレスコードはカジュアル。通常クルーズではフォーマルデーは
航海日などの余裕がある日に設定されている。
乗船日や下船前日、及び寄港地があるような日は支度のことを考えて極力避けている様子。
私たちはどんな格好をすればいいんだろう?
初めてのクルーズで勝手がわからない私は、Early Seatingの人たちが
ダイニングに向かうのを偵察しておこうと船内をウロウロ。
クルーズでの楽しみのひとつは食事。
旅行に行くと毎日どこで食事をしようか考えるのは楽しみでもあるが、時々面倒になることもある。
特に今回のように母親を連れての旅行の場合
「せっかくの旅行だしガッカリさせたくない」
と事前にある程度旅先のレストラン情報をリサーチしておくが、
そのときの気分で食べたいものだって変わるし、時には予約だって必要になる。
しかもお金だってかかるし・・・その点、クルーズでは船内のレストランに行けばいいし、
料金だってクルーズ代金に含まれている。
クルーズ船には船内にいくつかレストランがあり、自分の好きなところで食事をすることが可能。
- メイン・ダイニング
- カジュアル・レストラン
- スペシャリティー・ダイニング
- ルームサービス
多くのクルーズにはドレスコードが存在する。
中にはスタークルーズやノルウェージャンのようなフリースタイルのクルーズでは
ドレスコードなどは決められておらず、思い思いの服装でクルーズを楽しめるようなものもあるが、
多くのクルーズではカジュアル・インフォーマル・フォーマルのドレスコードがある。
日頃できないようなお洒落をしたり、パーティー気分を楽しめるのも
クルーズの楽しみのひとつかもしれない。
ドレスコードは毎朝配られる船内新聞に表記されている。
日中は好きな格好で構わないが、夕方以降に共有スペースでは基本的に
ドレスコードに従わなければならない。
このドレスコードの基準は船のグレードによって若干差があり、
グレードが高い船ほど厳格に守られている様子。
特にメインダイニングでのディナーの際には、ドレスコードに合わない場合は
入場を断られることもあるらしい。
もし断れらた場合でも、ディナーは別のカジュアルレストランやバフェなどで
取ることができるのでご心配なく!
避難訓練後、とりあえず船内を地図を持ちながら(笑)
探検しある程度の概要をつかむ。
そうしているうちに出航時間がやってきた。
船にエンジンがかかり、もうそれだけで興奮気味の私。
20代の頃は、友人達がそろってモータークルーザーを所有しており、
しょっちゅう伊豆まで行っていた。
「ランチに行こう!」と船を出して西伊豆まで・・・
ゴールデンウィークやお盆の時期に、渋滞を避けてこれまた西伊豆まで。
クルーザー3艇+漁船1隻という変な組み合わせでクルーズ。
船のオーナーさんと奥様や彼女たちは、ホテルやらに泊まり
おこぼれを頂いている私なんかは船に泊まった。
どのクルーザーにも寝室が2~3室あって、女一人の私は広いメインベッドルームの
ダブルベッドで、天井の窓から星を見ながら寝たこともあった。
船が出港するのは午後5時。客室にも案内され、お部屋で荷物の整理をしていると
アナウンスが入った。
アナウンスはキャビンの外にスピーカーがあるためによく聞き取れない。
そんな時は部屋のドアを開けるかテレビを付けて船内放送を聞く。
「お部屋のクローゼットに入っているライフジャケットを身につけて
カードキーに記載されている番号の避難ボートの下に集合してください」
避難訓練のアナウンスだ。
クルーズでは船に乗船したら避難訓練をすることが国際海事法で義務付けられている。
飛行機に乗ると必ず緊急時の説明がされるのと同じ。
HALは日本の乗客も少ないため日本語のアナウンスもなく、
日本人のコーディネーターも乗っておらず、全て英語(涙)とりあえずライフジャケットを手に持って
外に出てみると、皆さんライフジャケットを身につけ、そして手にはカメラを持って(笑)
ワイワイとデッキのある階に移動。
見よう見まねで皆に付いていく。
クルー達が途中で誘導してくれ無事に避難用ボートの下に・・・