避難訓練後、とりあえず船内を地図を持ちながら(笑)
探検しある程度の概要をつかむ。
そうしているうちに出航時間がやってきた。
船にエンジンがかかり、もうそれだけで興奮気味の私。
20代の頃は、友人達がそろってモータークルーザーを所有しており、
しょっちゅう伊豆まで行っていた。
「ランチに行こう!」と船を出して西伊豆まで・・・
ゴールデンウィークやお盆の時期に、渋滞を避けてこれまた西伊豆まで。
クルーザー3艇+漁船1隻という変な組み合わせでクルーズ。
船のオーナーさんと奥様や彼女たちは、ホテルやらに泊まり
おこぼれを頂いている私なんかは船に泊まった。
どのクルーザーにも寝室が2~3室あって、女一人の私は広いメインベッドルームの
ダブルベッドで、天井の窓から星を見ながら寝たこともあった。
今は小さなセーリングボートで近場の海をお気軽セーリング!
ランチに行こうと葉山へ行くのがせいぜい。
いずれにせよ、船好き、海好きの私が船に乗って興奮しないワケがない!!
とりあえずデッキに出てみた。
汽笛と共に船が出発。
モントリオールよ、さようなら~!
港周辺では散歩中や公園で遊んでいる人たちが、手を振って船を見送ってくれる。
そしてデッキに出ているクルーズ客もまた手を振り返す。
ここにも手を振ってくれる人が・・・
じゃなくて、手を広げて航海の安全を祈ってくれるノートルダム・ボンスクール教会のマリア様。
モントリオールの港はセントローレンス川にある。
しばらくは海のクルーズではなくこの川のクルーズ。ずっと両側の景色を楽しめる。
場所をPort(左舷)からStarboard(右舷)に移ってみると、こんな不思議な建物が・・・
こちらはHabitat67と言われる集合住宅。
モントリオール万博の時に造られ、個々の家に専用の玄関や庭が作られた独創的な集合住宅。
素敵なフランスの香りがいっぱいのモントリオールに後ろ髪を引かれる思いも
多少なりともあったけれど、気分は既にクルーズ!!
これまで大きな船と言っても、フェリーだとかディナークルーズしか経験のない私。
いつも横浜の大桟橋に入港してきた船を指をくわえてみていた私が、今は船の上にいるんだ!
それだけで興奮状態。
デッキにはたくさんの人が集まり、隣り合った人たちやすれ違った人たちと
皆が気軽に挨拶を交わし、世間話やら自己紹介をしあう。
年配の方が多く、見たところ比較的豊かそうな品のある方たちが多い。
年齢層は40代~80代とでもいったところだろうか?
多分、私と同年代のカップルなんかもいたと思うけれど、白人って老けてみえるのか、
アジア系が若く見えるのか、いずれにしても同世代に思える人たちは少なく、
また周囲の人たちも私をかな~り若い「お嬢さん」と思っていた様子(笑)
そのせいかどの方からも可愛がって頂き、またアジア系が少ないせいで
すぐに顔を覚えていただき、一度会話を交わした方は、
必ず次に会ったときにはもうお友達!って感じで気軽に話しかけてくれる。
今回のクルーズで日本人は私達の他に5名のみ。
団塊の世代ぐらいの2組の日本人夫婦と奥様が日本人&旦那様アメリカンの夫婦。
この6名はクルーズで知り合い、今では一緒にクルーズを楽しむ仲間だそう。
他にアジア系は、LA在住の中国系の方、SF在住の中国系の方がご夫婦で・・・
他にアジア系に見える方がこれまた数える程度。
あとは白人が殆ど・・・その多くはアメリカ人とカナダ人。
ヨーロッパや中南米からの方たちも少しいた様子。
この後は待ちに待ったディナーの時間!
どんなお料理が出てくるのか、味はどの程度なのか・・・
アメリカの船ってことで、あまり期待せずにディナーを待つのである。。。
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