トロリーは、人がたくさん乗ってなければ、殆どの人が右サイドのシートを選ぶ。
右側通行のアメリカなら、右側のほうが写真をとるのに対向車の障害物が少ない。
そしていつも風景ばかり写真を撮る私は、必ず窓側。
母は記念撮影と称し、殆ど自分を一緒に入れた風景写真。
結局は母のカメラでも私が写すことになるんだけど・・・
ジョージタウン行は、また別のトロリーに乗り換えなければならない。
ホワイトハウス近くを通って乗換だ。
ホワイトハウスに寄ろうかコヨーテママにたずねると、
別にブッシュにも興味ないし、知り合いで中に入れてくれるわけでもないから
近くを通るだけでいいわ。
とまたもや淡泊な返事。
これまで団体ツアーなどで年に1~2回海外へ行っている母だが、
ツアーだと博物館に入ったものの急がされたり、肝心なところは車窓から眺めるだけ等、
意外に駆け足ツアーが多いとのこと。
だから結構「その場所に行った」ということに意義があるようで、
私のように「ここでxxしたい」などという欲求が強いワケでもない様子。
だから旅行の同行者としては最高のパートナー。
口も出さなきゃ手も出さない。これでお金だけ出してくれれば超最高なんだけどね。
というワケで、ホワイトハウスは横を素通りするだけで、私たちは乗換スポットでトロリーを降りた。
乗換地点で辺りを見合わすと、これまた見慣れたビルが・・・
FBIです! 映画やドラマでいつも見る光景。
ジョージタウン方面に向かうにつれ、DCの中心部とは全く異なった風景が・・・
ジョージタウンは建国前にタバコの流通の港として栄えた町。
港と言っても海からポトマック川経由で運ばれてきたんだけど。
DCが人工的に作られた街であるのと対照的に、こちらは東部らしいどこか学生街のような温かみある風景が続く。
こちらはチャペルかなにかでしょうか? それとも普通の住宅?
ツアーバスに乗っていると、DC界隈では珍しい大きな建物が・・・
こちらはワシントン大聖堂。国家を代表する大聖堂で、アメリカ国内の大聖堂では2番目の大きさ、世界でも6番目の大きさという。
様々な国家行事に使用される大聖堂で、歴代の大統領の一部(アイゼンハワー、レーガン、
フォード)や同時多発テロの追悼のミサ、歴代大統領の就任式などが行われた。
この大聖堂の高さはDCの中でワシントン記念塔に次ぐ2番目の高さ。
こちらはチェサピーク・アンド・オハイオ・キャナル。
鉄道がまだなかったころのアメリカは、水路が重要な交通網。
この運河は、DCからメリーランドのCumberlandまでポトマック川に沿って全長約300キロに渡る運河だったという。この運河を使って、石炭、鉄、麦、ウイスキーなどを西に運んでいったという。
DC在住の知人に言わせると、ジョージタウンは歩いてゆっくり回るのが一番だという。
しかし時間のない私達は一度もトロリーからは下りずに一周しただけ。
まあ今回はそれで十分としないとね。
0 コメント