◆ 駆け足のアメリカ東海岸(Oct. 2008) USA - Washington DC

99b. 典型的なDCモール界隈の観光

水曜日, 10月 15, 2008Coyote


 まずはモールの南に位置するトーマス・ジェファソン記念館。
第3代大統領が中に堂々と建ちかまえている。

「人は生まれながらにして平等であり、神より生命、自由、幸福の追求という侵しがたい権利を与えている」


そう唱えた彼の文言は1776年7月4日の独立宣言に盛り込まれた思想であるが、彼の思想はその後のアメリカでどれだけの人が尊重し、それを信じているのであろう。 この思想が忠実に受け継がれることを願いたい。




これまで写真でしか見たことのなかったこの建物の大きさ、実際初めて目にする母は驚くばかり。


ジェファソン記念館とワシントン記念塔を背にして私たちはフランクリン・D・ルーズベルト記念公園へ。


アメリカを大恐慌から救い、第二次大戦の指揮を執り・・・とアメリカの激動の時の第32代大統領、フランクリン・デラノウ・ルーズベルと。現在のアメリカ世界同時恐慌で、この時のニューディール政策をよく例えに出される。

上記の写真は、大恐慌の最中パンを買う人の行列を描いたもの。
ベタに写真撮影のために後ろに並んでみる私。


こちらは第2次大戦記念碑。戦争に1600万人が従事し約40万の兵士が犠牲になった大戦。周囲はアメリカ各州の塔、中心の噴水はまるで戦死者の魂を清めるかのようだとも言われている。



ここはそれぞれベテラン(退役軍人)がグループで来ていたりする。この人たちは写真から察するにオハイオ出身の退役軍人だろうか。この年代の人たちが、どう終戦を迎えたにかにもよるが当時の敵国である日本人として、なぜか目を合わせずに通り過ぎてしまう自分がいる。


Reflecting Pool の向こうにはリンカーン記念館が・・・・


ワイントン記念塔をバックに、写真の奥には国会議事堂も・・・


向かう先はリンカーン記念館。あこの人工池、長さは618メートル、横幅51メートル、深さは両隅が46センチ、中心部は76センチという。 歩くと結構長さを感じるが、618メートルほどしかないのにはちょっとビックリ。


プールを渡りきると第16代大統領、エイブラハム・リンカーンが待ち構えています。アメリカの歴代大統領の中でも絶大な人気を誇っている彼。私にとってリンカーンと言えば


  • 人民の人民による人民のための政治
  • 奴隷解放
  • ネイティブアメリカンを居留地へ強制移住
  • 在任中に暗殺される
この程度の知識しかないが、在任中に亡くなると余計に英雄扱いされるのだろうか?
たしかに多くの偉業を成し遂げた人のようだが、アメリカの場合ケネディと同様に
人権問題に関わるとなんだか暗殺される運命になってしまうのだろうか?


リンカーン記念館からワシントン記念塔を見ると、ちょうどReflection Poolに記念塔が写しこまれる。だから Reflection Poolというのだろうか。
この景色をみたコヨーテママは

ここでキング牧師がI have a dreamの演説したのね~。ここが満員になるほどの人が集まったなんて信じられない

すっかり南部周遊旅行後、キング牧師のファンになってしまったコヨーテ母娘、考えることは同じ。


有名なあのスピーチは20万人を超す群衆の前で行われた。そして彼もまた人権問題に関わり謎の暗殺をされてしまう・・・ 独立宣言時に織り込まれたジェファソンの「人は生まれながらにして平等であり、神より生命、自由、幸福の追求という侵しがたい権利を与えている」の言葉はいったいどこに??



こちらは朝鮮戦争戦没者慰霊碑。
1950年に北朝鮮が突然韓国側に侵攻して始まった戦争。この戦争でアメリカ軍は韓国側に参戦し、双方で100万人の戦死者が出て、未だに行方不明者がいるという。その行方不明者を悼しむための慰霊碑。ここは韓国系の観光客の姿が目立った。


こちらは約2400人のエッチングの顔が浮かび上がる御影石?の慰霊碑。
通行人まで御影石に写りこんでしまっているが・・・

ここまででモール界隈の散策を終えた。
何しろ時間がなさ過ぎる。

この後、アーリントン墓地へ行こうかとジョージタウン方面へ行こうかと悩んだが

知らない人のお墓を見たって仕方ないから、ジョージタウンへ行こう。
ケネディのお墓も、ジャクリーン夫人のお墓もあるよ。
でも別に会ったことがあるわけじゃないから・・・ 行くだけでも時間がかかるじゃない。
ハワイのパンチボールと同じような感じでしょ?


さすがコヨーテママ、淡泊というか薄情というか・・・
確かに墓地に行くまでも時間がかかるし、墓地内のツアーも時間がかかる。
ある意味母の言う通りだし、ここはジョージタウンへ行く方が賢明とおもい、トロリーに乗る。




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