★Cruise - HAL/Maasdam (2008) クルーズの豆知識

95. いよいよ、とうとう?下船・・・

火曜日, 10月 14, 2008Coyote

HAL Maasdam (Oct,4 - Oct 14, 2008)


11日間のクルーズを終えていよいよ下船。
朝起きると船はすでにフォートローダーデールのポートエバーグレイズに着いていた。
デッキに出て外を眺めてもなんだか一気に現実に引き戻されてしまうようで寂しくなってしまう。
長いようであっという間に過ぎてしまった11日間。
初めてのクルーズは大成功、すっかりクルーズに魅了されてしまった。



前日にはシアターでクルーズディレクターによる下船の説明会が行われた。
下船の説明をクルーズにまつわるジョークを交える。

説明が終わるとクルーやスタッフが次々と壇上に・・・ 

お掃除クルーは掃除道具を持って、キャビンスチュワートはそれぞれ手にタオルアートを持って、
そしてダイニングスチュワートやシェフ、船の技術担当のクルー達、
プロダクションショーのアーティスト、そしてキャプテンと続き、みんなで歌を歌ってフィナーレ。
説明会に来たゲスト達は総立ちになってクルーやスタッフたちをねぎらう。
いよいよ下船、とうとうお別れ・・・そんな気分にさせられる。


<下船前に提出する資料>
下船数日前、キャビンに書類が配られ記入をしてフロントに期日までに提出しなければならない。
そちらには下船後の予定 (フライト時間、ホテルに宿泊する人はホテル名と住所、
ツアー参加者はツアー名)を記入し、下船の希望時間を伝える。
1000人以上もの乗客を混雑を避けて下船させるために下船時間を分けるのだ。


<下船時間の確定>
下船前日になるとそれぞれの下船時間が知らされバゲージタグがキャビンに届けられる。
バゲージタグは何種類かの色に分けられ番号がついている。
色事に下船のおおまかな時間が決められ、記載されている番号順に下船がスタート。


<荷物>
スーツケースは前日の午前1時までに廊下に出しておくとクルーたちが取りに来てくれる。
これで当日は手ぶらで下船ができる。
荷物を前日の夜に出してしまうため、下船する際の洋服、靴、洗面道具や化粧道具は
手荷物にしておくことを忘れずに!

(港や船によってはスーツケースをそのまま空港まで運んでくれるプランがあるが、
対象となるのは当日発のアメリカ国内線のみ)


<清算>
基本的に乗船する前に支払い用のクレジットカードを登録しておき、
船内で支払いが生じたものや船上で予約をしたツアー代、チップ代などは
そのカードから清算されるようになっているが、もしカードの変更をしたかったり、
デビットカードやトラベラーズチェックで清算したい場合は指定された時間までにフロントで手続き。


<チップ>
ホランドアメリカでは1日11ドルがチップとして自動で引き落とされる。
4ドルが客室担当、4ドルがダイニング担当、残りの3ドルが技術担当などの
直接接することのない人たちへのチップに回される。
それ以外に個人的にお世話になった人には個別に現金を渡すことが可能。


<下船の日>
キャビンは下船時間まで自由に使え、パブリックスペースも開放されている。
スパ、プール、ギフトショップ、カジノは利用できないが、それぞれ下船の時間まで
ゆっくり朝食を取ったり、コーヒーを持ってデッキをウロウロしたり自由に過ごすことができる。
急いで下船したい人は、事前の書類で申請をしればOK。
その際、スーツケースは自分で運ぶことになる。


<下船>
船を降りる際、最後にもう一度ルームキーを船の出口でスキャンしてもらって下船が完了。


<入国審査>
港のターミナルに行くとバゲージタグごとにスーツケースが並べられ自分の荷物を取りに行く。
周辺にポーターがウロウロしているため、荷物が多い人はポーターにお願いすればよい。
荷物を持って入国手続きのカウンターへ。
アメリカ居住者とその他に分けられ、空港と同じように入国審査と税関申告を済ませる。





下船しようと船の出口周辺で待っていると、車椅子などの歩行に不自由を感じる人たちが
クルーの補助で下船をしている。
ちょうどダイニングクルーのTaufikが車椅子のおばあちゃんのお手伝いをしており、
正真正銘最後のお別れの挨拶。
11日間のクルーズで一番お世話になったクルー、私の一番お気に入りのクルー。
「またいつかどこかで会おうね~!」いつか会える日が来るなんてわからないけれど、
いつか会える事を信じてね♪




そして入国審査を待っているとクルーズで仲良くなったオランダ人夫妻のマリアンヌとゲルが・・・
マースダムは夏の間、カナダのモントリオールからボストンの間を定点クルーズしているが、
私達が乗ったのはそのシーズン最後のクルーズ。
マースダムはこの後カリブ海クルーズに向かう。
そのためにモントリオールからフォートローダーデールまでの11日間と、
その後のカリブ海クルーズを組み合わせて乗るゲストも多い。マ
リアンヌとゲルもそのままカリブ海へ向かう。


「コヨーテ、最後にもう一度会えて良かった~。絶対に連絡するわね!
次はオランダか日本、あるいはホランドアメリカのどこかの船で会いましょう」


マリアンヌもゲルも目に涙を浮かべて私と母を抱きしめてくれた。
英語のネイティブが多い船で英語がわからない母、完璧に英語が話せない私たちを
いつも気遣ってくれた彼等。
彼等の英語は全く問題ないものの、ネイティブではないということで私達の気持ちを
すぐに汲み取り、クルーズ中どこでも気軽に声を掛けてくれたご夫妻。
今でも時々メールで連絡を取り合い「次はxxxのクルーズに行くけど一緒にどう?」などと
お誘いもある。
こんな風に他のゲストと親しくなれるのもクルーズの醍醐味なのかもしれない。
すっかりクルーズの虜になってしまいそう・・・









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