クルーズ6日目はカナダのノバスコシア州ハリファックスへ寄港。
当初、ハリファックスではレンタカーを借りてドライブをする予定だったけれど、
前日から母が体調を崩しかけたためにレンタカーをキャンセルし、
母の体調を見ながら行動することにした。
(レンタカーは直接レンタカー会社に予約していたため、直前までネットからキャンセルが可能)
とりあえず朝食を取るためにいつものように最上階のバフェに行き、
朝食後ものんびり外を見ながらコーヒーを飲み新聞を読んでいた。
すると向かい側のテーブルに座っていたおばあちゃんが急に叫びだした。
「危ない、危ない!」
何を騒いでるんだ?
外を見ても何も見えない。
それでも
「危ない!ぶつかる~~~」
と独りで大騒ぎしている。
・・・というか、どうも私に向かって言ってる様子。
正直、ちょっとおかしなおばあちゃんかと思い、そのまま聞こえないフリして新聞に目をやっていた。
しかしおばあちゃんはまだ叫んでる。そして私に向かって
「ねえ、アナタに言ってるのに見えないの~~? つまらないわぁ。外を見て御覧なさいよ」
そう言ってきた。しかし外を見ても何も見えない。
というか、柱の影で肝心なモノが死角になっていた。
ちょっと身体を動かしてみたら・・・
向こうから大きなクルーズ船がこちらめがけて突進してくる!!
「いやだわ~、せっかく私が教えていたのに見えなかったのねぇ」
「全然見えなかったら、何騒いでるのかと思っちゃいましたよ」
「アラ、あなたもしかしたら私のこと、イカレタ婆さんだと思ったでしょ!?あはは」
「まさか~、そんなこと・・・w」
「アラ~、ほんとに???」
「あ。。。。 ハイ、そう思っていました。」
そんな会話をしてる間に、どんどん船が近づいてくる。
同じようにレストランにいるゲストたちも
「きゃー、ぶつかる~~~」
そう騒ぎ始めたとき(実際にはみんな笑いながら・・・)
当たり前だけど・・・船は船首を左に向け、方向を変えていった。
こちらの船はロイヤル・カリビアンクルーズのJewel of the Seas
9万トンの乗客2500人ほどの船。
こちらの船はロイヤル・カリビアンクルーズのJewel of the Seas
9万トンの乗客2500人ほどの船。
私たちのMaasdamは5.5万トンの1000人程度の船だから、ざっと2倍の大きさの船。
バルコニーに出てこちらの船を見てる人たち(笑)
こうやって見ると、バルコニー付きのお部屋っていいな~。
Jewel of the Seasは大きく船首を振って港に入っていく。
すれ違い様に互いの船のゲスト達は手を振り合う。
「やっぱり大きな船は見ごたえがあるわね~!」
先ほどの大騒ぎのおばあちゃんとそんな話をしてるとまた船が・・・(オマケ)
この日、私達のMaasdamが8時に、このJewel of the Seasが9時、そしてもう一隻、
ドイツのAIDAauraが12時にそれぞれハリファックスに寄港することになっていた。
私達のクルーズは、この海域のシーズン終盤ともあってかそれぞれの寄港地で
他のクルーズ船とかちあうことはなかった。
シーズン中だと、乗客2000人以上もの大型船がひとつの港に数隻寄港するのも珍しくないとか・・・
船を降りてみると、私達の船の真後ろにJewel of the Seasがピッタリと着岸していた。
やっぱりデカイ!!
そんなワケでこの日のハリファックスの町はクルーズ客がたくさん。
そんなワケでこの日のハリファックスの町はクルーズ客がたくさん。
それぞれ自分の船のゲストを見つけると親しげに挨拶。
この3隻の船はそれぞれカラーが違うため、クルーズ客と思わしき人を見つけても
大概どの船のゲストかすぐにわかる。
別の船のゲストでもフレンドリーな人は町で「貴女方はMaasdamのゲストかしら?」
などと声を掛けてくる。
また町のお店などでは「クルーズのお客さん、xx%オフ」などと看板まで出ていたり・・・
今までクルーズなんて未知の世界だったけれど、こうやって一度体験してみると新しい発見がたくさんあって面白い。
クルーズという超大規模なツアーに参加しているような感じで、
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