◆ 駆け足のアメリカ東海岸(Oct. 2008) USA - NYC

99k. Steinway & Sonsの制作現場見学

木曜日, 10月 16, 2008Coyote



スタインウェイ・アンド・サンズ のピアノといえば、世界最高峰のピアノとも言われ、
ニューヨークで設立されたメーカー。
1台のピアノの作成には丸1年、高級木材を使い、ピアノ完成までに300人の
職人の手が加わるとまで言われるピアノ。
高級メーカーのピアノといわれるだけあって、グランドピアノ1台のお値段も1000万は
くだらないとまでいわれるほど。

日本ではヤマハだカワイという日本ブランドのピアノが手ごろな価格で手に入るが、
プロからはベヒシュタイン、ベーゼルドルファーに並んでスタインウェイが好まれる。
力強い音、華やかな音色、そして響き・・・


私にもスタインウェイのピアノを持っている友人が何人かいるが、私の腕前はともかくとして、
その音色、低音と高音のバランス、スタインウェイという先入観もあるのかもしれないが、さすが!という感じ。

今回、NYC訪問中にSteinway & Sonsのショールーム兼制作現場に行く機会があった。
ショールームはマンハッタンンのセントラルパークにほど近い場所にある。
友人がここで働いているという縁で、友人を訪ねながら見学させてもらうことになった。

1回のショールームには憧れのスタインウェイが・・・





レセプションで友人を呼びだしてもらい、しばらくピアノを眺めながら友人を待つ。
友人が表れ、久々の再会を喜びながらも階下の制作所のほうへ案内してくれる。




それぞれのピアノの部品とともに、スタインウェイの歴史を物語る写真や展示物が並び、
工場というよりもミュージアム!






1度にこんなにもスタインウェイが並んでいる・・・それだけで大興奮する私。
まだ出来立てのピアノ。
またスタインウェイのピアノは中古品もかなり人気がある。
それも60~70年も古いピアノでさえ、売り手市場。
新品の価格が高いというのもあるが、それだけでなく当時のアンティーク的なデザイン、
そして変わらぬ技術、古いものでもスタインウェイの信念、伝統がきちんと今でも
受け継がれているために、中古品でも買い手がたくさんいるのだ。






スタインウェイは個人所有はもちろんのこと、コンサートホールなどで多く使用されている。






カエデなどの硬く緻密な木材を使用した、曲げ練り製法によるアウターリムとインナーリム。




それぞれの部品があちこちに・・・
マンハッタンのこんなところに工房?製作所?があるなんて、
それもスタインウェイのホールの下にあるなんて思いもよらなかった。




こちらはピアノの鍵盤、ハンマー部分でしょうか? 
詳しいことがよくわからないので、間違えていたらすみません・・・

スタインウェイといえば、ある意味これを持っていること自体がステイタスでもあり、
アメリカなんかでも金持ちがスタインウェイのピアノを家具のようにリビングに
置いているような人もいる。

しかもスタインウェイではカスタムとして特注のピアノも承っている。





たとえばこんなすごい趣味のピアノとか・・・




こちらのピアノはなんだかスタインウェイの価値をかえって下げてしまうような・・・
(個人的な意見です)






こちらはどんな人が発注したのでしょう?
きっとこの発注者の家は、バスルームなんかも金一色だったりして・・・


というように、カスタマイズしたピアノにおいくらほど支払するのかは存じませんが、
世の中にはこのような人たちがいるわけです。

しかしこのところの不景気で、やはり発注が大分減っているとのこと。
またスタインウェイはNYが本社&工場があるけれど、ドイツのハンブルクにも生産拠点をもっている。
NY製は北米南米へ、アジアはハンブルク製のスタインウェイが入ってきてるとのこと。
もちろん日本でもNY製を注文はできるようだが、納期に時間を要するらしい。


忙しい友人と今回の短い滞在で会えるか不安ではあったが、仕事場にお邪魔する形で再会ができ、
その上にスタインウェイの工房まで見学でき大感激。

あ~~、私もいつかスタインウェイのグランドピアノを持てる身分になりたいなぁ~。
あ!カスタマイズじゃなくて中古のアンティーク的なものでいいから・・・
その前に腕前が・・・


Steinway & Sons Hall
109 W 57th Street
New York, NY 10019
(212) 246-1100
(212) 397-4621 (fax)

official site : http://www.steinway.com/



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