カナダのケベック州モントリオールは冬場になると氷点下30度にまで
下がる日があるような寒い土地。こんな寒い土地、
モントリオールには街には巨大な地下街が存在する。
全長32キロにも及ぶこの地下道、総面積は12平方キロ。
面積だけなら世界一というこの地下街はまさに地下都市。
これがその地下の地図。街の中心部の主な商業ビルや住居ビル、
駐車場同士を地下道や地下鉄で結ばれ、ビルや駅の地下にはモールやフードコート、
レストラン街などがある。(ただし地下道部分が多いため、
地下街としてはトロントの地下街のほうが規模が大きいとか)
寒い中でも外に出ずに出勤できたり、買い物ができるというわけ。
地下道と言ってもこんなだだっ広い通路もあり、場所によっては地下鉄と平行して
通路に沿って隣の駅まで歩けたり・・・
地下に入ってしまうと方向感覚が薄れ迷ってしまうこともあるけれど、
このようにあちこちに地図やら標識があり安心。
私が訪れたのは10月の頭。
気温は5度を下回っており地下道はすでに暖房が入っていた。
観光客の私は多少寒くてもやっぱり外の景色を見なければ!ってことで、
地下道は地下鉄の駅への移動程度にしか利用せず、巨大な地下都市の一部しか
見ることはできなかったが、モントリオールでは近年芸術に力を入れているとかで、
地下道のあらゆるところに絵画や写真、モニュメントが飾られていたり、
建物自体のデザインが凝っていたりして歩きながらそれらを楽しむことができた。
日本も首都圏などは至るところに地下道や地下街があるために、
それ自体はそんなに珍しいものでもないし、実際総面積がどれくらいとか、
全長どれくらいと言われても想像が付かない。
ということで、調べてみると・・・
東京駅の地下街になっている八重洲地下街の総面積が 7.3m²。モントリオールは1200万m²。
八重洲の地下街が丸の内側の地下と繋がっているとみなしても、
モントリオールの地下の総面積には全く及ばない。
そう思うと相当の大きさの地下街だということがわかる。
そう考えると恐ろしい大きさの地下街だ・・・
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