ノバスコシアとはラテン語で「新しいスコットランド」という意味だという。
名前にもなっているように、この土地はアイルランドやスコットランド系の人が多い。
この日の寄港地であるシドニーは、ノバスコシアの北東に位置するケープ・ブレトン島にある。
この島は1497年に初めてカナダに到着したジョン・カボット(John Cabot)が
あたりを探検したと伝えられ、その際に探検したルートがカボット・トレイルと呼ばれているという。
北米で最も美しいドライブコースとも言われているカボットトレイル、
この寄港地ではぜひそのルートをドライブしてみたいと考えていた。
カボットトレイルはノバスコシア州の北部にあるケープブレトン・ハイランズ国立公園を
ぐるっと囲むようにあるドライブコース。(地図の黄色いライン)1周300キロとも言われており、
しかも道はカーブや起伏が激しく、個人でドライブしたら船の出航時間に間に合うかも
定かではないということで、船会社主催のツアーに参加。
丸一日、8時間のツアー。ツアーに参加していれば、もし途中で何かがあっても
ツアー参加者が船に戻らない限り船は出航しないから、船に乗り遅れる心配もない。
この日、カボットトレイルのツアー客はバス2台。
私達のガイドさんは地元の威勢のいいおばちゃん(笑)
スコットランド系だということで、この土地の歴史などをいろいろ話してくれる。
古くからスコットランド系やアイルランド系が多く住むこの土地では、
未だにゲーリック語(及びゲール語)を理解する人もいるという。
またこの土地には北米唯一と言われる、ゲーリック語とケルト文化を学べる大学があるという。
バスは起伏の激しい山道をひたすら走る。300キロの行程を時間に追われて
ドライブするのだから、景色の良い場所でバスを停めては「撮影タイム!」
「トイレ休憩」の繰り返しという慌しいツアー。
シドニーの街を抜けて、1時間ほどでカボットトレイルへ・・・
国立公園に入るとこんな断崖絶壁の脇をドライブ
途中途中で現れる美しい景色。
この日のツアーはランチ付き・・・ と言っても、慌しく時間に追われているツアーだから、
船会社で用意されたランチはフラワートルティーヤに包まれたチキンラップ。
そしてフルーツに大きなオートミールクッキー。コーヒーもポットに入れられ各自で頂く。
とっても寒い日だったけれど、大勢で山小屋?に入って、肩を並べてランチボックスを広げる。
とっても寒い日だったけれど、大勢で山小屋?に入って、肩を並べてランチボックスを広げる。
なんだかちょっとしたピクニック気分。1つのテーブルに10人ほどがいっぱいいっぱいに座って、
楽しくお喋りしながらランチ。
隣に座ったのは、掲示板のオフ会を主催してくれたMurneyとGeorge夫妻。
向かいに座ったのは英語が片言のモントリオールから参加のおばさん・息子・娘のファミリー。
食事が終わり次第、すぐさまバスに乗り込みドライブが続く・・・
食事が終わり次第、すぐさまバスに乗り込みドライブが続く・・・
とても綺麗な海岸線。
このカボットトレイルは、車のCMなどによく使われるという。
なんかこういう海岸線をドライブすると、セントラル・カリフォルニアのビッグ・サー辺りの
景色を思い出す。
クルーズ中、常に雨雲が頭上をうろついていたけれど、この日は晴。
とっても寒い日だったけれど、お天気が良いおかげで景色を満喫。
もし雨だったらこんな景色も楽しめなかっただろう。
車窓からはもっともっと綺麗な景色を楽しめたんだけど、このところの雨のせいで
車窓からはもっともっと綺麗な景色を楽しめたんだけど、このところの雨のせいで
バスの窓は雨粒で汚~くて、車内から写真を撮ることは無理。
でも美しい景色は私の心に焼き付いている(なんて格好いいこと言ってみるw)
ツアーに参加したおかげでまた新しいお友達ができたし、たまには人の運転で
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