◆ スピリチュアルな旅 南西部(May. 2005)
USA - New Mexico
エンターテイメント/芸術
いよいよオキーフが40年住んでいたゴーストランチに到着。
周囲には何もない広い敷地、現在は長老派教会が運営し
セミナーハウスとして一般に開放されているとか。
ここの敷地の高台には彼女が住んでいた家があるが、
そちらの見学は解放日が指定されているうえに、予約が必要ということで私は敷地内を散策。
どうもこちらは何かの映画の撮影で使用されたものが、そのまま残っているそうだが
なんだか大草原の小さな家を思い起こさせるものがある。
こちらの広大な土地はワイアットアープ、ワイルドワイルドウェスト、
ミッシング、シルバラード、シティスリッカーズなど、多くの映画の撮影に使われている。
またこのような古いリヤカーのような荷車のようなものがおかれているが、
ポンとそこに置かれている状況が、またなぜかこの土地にしっくりくる。
アメリカを代表する女性画家、動物の骨や風景、花などをかなり抽象的に描く画家として有名なジョージア・オキーフ。花を中心に描きNYで活動をしていた彼女は晩年人から解き放たれた自由を求めて、サンタフェから100キロほど離れた街、アビキューへ移住し、晩年の40年間をそこで過ごした。
アビキューに移ってからの彼女の作品の雰囲気も風景がや動物の骨といった作品へ徐々に変化していく。そんな彼女が愛した世界をこの目で見ようと、この日はアビキューまで車を走らせることにした。
フリーウェイでサンタフェを出発、フリーウェイから見える景色はサンタフェ、
アルバカーキ辺りを走っている風景と何ら変わりのないもの。
次第にはるか先に荒野らしきものが見えるが、まだまだ先は通そうだ。
都会での100キロの距離は車で走らせても大したことがないが、
あまり風景が変わらないところでの100キロは異様に遠く感じる。
タオスからの帰り道、Hideoは「もう一か所、ちょっと遠回りになるけれど寄るべきところがある」
そう言ってHideoは車を走らせる。
どこに行くのか聞いてみると ロス・アラモスだという。
ロス・アラモスなんて言われても、教養のないコヨーテじゃどこの土地のことで、
どんな場所かもわからない。
タオス・プエブロを後にした私たちはちょっとだけタオス市内を散策。
といっても小雨がぱらつき初め、駆け足での散策。
なんとも心地が良い。
妙に落ち着き気持ちが癒される。
そしてまたなんだか不思議なエネルギーのようなものが湧いてくるニューメキシコ。
これがパワースポットと言われる理由なのだろうか?
◆ スピリチュアルな旅 南西部(May. 2005)
USA - New Mexico
エンターテイメント/芸術
14. フランス人の自称Hideoとタオスへ
火曜日, 5月 03, 2005CoyoteOffice Depotで声をかけられた見知らぬ人、
自称 英雄(本名 Addil) とタオスに行くことになった私。
彼を警戒していたのも、車の中で10分も喋れば彼が
本当に厚意でもてなしていくれているのを感じた。
道中は自分がフランス人の白人の父親とマサイ族出身の母親という
珍しい組み合わせのフランス人だとか、何でも自分のことを面白おかしく話す
無邪気な少年という感じ。
タオス界隈に着くと念の為にと観光局に寄って周辺の情報をゲット。意外に慎重派の様子。
まず彼が連れて行ってくれたのは・・・
ここは Rio Grande Gorge Bridge といって 高さが200メールの橋でアメリカで5番目に高い橋だそう。
アルバカーキからサンタフェに戻り、ホテルでPCにつなぐLANケーブルを忘れたことを思い出し、
先日日本人女性と共に食事をしたモールに出向いた。
そこにはOffice Depotがあり、ここならLANケーブルも手にはいるだろう。
買物するものがなくても、スーパー、ドラッグストア、Best Buyのような電気屋から、
こういったOffice Depotをうろつくのが大好きな私。
すっかり街&お土産散策で食事をするのを忘れていた私。
時間も2時をすぎ、街のレストランは殆ど休憩に入ってしまっていた。
Casa De Fiesta Mexican Grill
2004 S Plaza St NW
Albuquerque, NM 87104
(505) 248-0110
アルバカーキに到着すると、街の雰囲気が一気に変わる。
サンタフェはニューメキシコの州都ではあるが、商工業の中心はこちらのアルバカーキである。
大きなビルが立ち並び、近年はIT産業でも栄えている。
また原子力研究の最先端を行く地でもある。
しかしこの街のいたるところにスペイン、そして先住民の文化が存在していることを感じる。
特に保護区としているされているオールドタウンはサンタフェ同様に、観光客が多く集まる場所。
プラザと呼ばれる広場周辺は、サンタフェと雰囲気がとても似ている。
ネイティブ・アメリカンに関してさほど知識もないけれど、なぜかとても魅かれるものがある。
中学生の頃、初めてできた海外のペンフレンドがアパッチと日本人のハーフだった。
そして、私が姉と慕うアメリカ人の女性はチェロキーのクオーター。
かれらから、何らかのネイティブのカルチャー的なことや、スピリチュアルな精神を
どこかで感じていたのかもしれない。
◆ スピリチュアルな旅 南西部(May. 2005)
USA - New Mexico
アクシデント/ハプニング/サプライズ
09. ホテルまで戻る道はどこ??!
日曜日, 5月 01, 2005Coyote彼女を送り届ける間に降り始めた雨はどんどん激しくなり、ワイパーを最速にしても前が見えないほど。すでに外は真っ暗・・・
プラザ傍の露店で出会ったナバホのマリアから紹介された本屋さんに行ってみると、
お店のスタッフからいきなり
「今日は日本人が多いわね~。ツアーでもあるの?」
と声をかけられた。
先ほど中心部を散策している間は、日本人は一切見かけなかったのにどういうことだろう?
「そんなに今日は日本人が多いんですか?」
「今日はあなたで4人目よ!」
4人の日本人が多いっていうのか… まだまだサンタフェは日本人観光客が少ないのかな?
街の中心部は十分歩いて観光はできるが、いずれにしても山の中にあるホテルから
下界に降りるには車が必要ということで、街の公共駐車場に車を止め、中心部は歩いて観光。
そこを見ても赤土のアドべスタイルの建物に気分が高まる。
あいにくこの日は曇り空ではあったが、青空だったらこのアドべの建物の色が更に引き立つんだろうなぁ。
ちなみにサンタフェの年間日照日は300日とか。。。
街の中心はプラザ。
スペインと先住民の文化が取り入れられ、建築にもその傾向が強いサンタフェで、
このロマネスク様式の建物はちょっと異質な感じ。
こちらは1626年に建てられたアメリカ最古の狭隘。サンミゲル教会。
この上2つの写真と見比べるとわかるが、上のロマネスク様式とサンタフェ様式では
まるで外観が違う。
スピリチュアルがテーマの今回のサンタフェ訪問、ってことで
宿泊するホテルにもちょっと拘ってみました。
普段は友人・知人を訪ねたりすることが多いせいか、あまりホテルには拘りがない。
拘るといえば、セキュリティや周りの治安、あとは行動に応じたロケーションとか・・・
そんな中で無難なホテルを選んだり、長期滞在のためにキッチン付きのモーテルに泊まったり・・・
あとは超激安価格で高級ホテルに泊まったり・・・
今回泊まったホテルはこちら・・・
Bishop's Lodge Ranch Resort Hotel & Spa
1297 BISHOP’S LODGE ROAD
SANTA FE, NEW MEXICO 87501
TEL: 505-629-4822
TOLL FREE: 800-768-3586
朝6時半のフライトでアリゾナ・フェニックス経由でニューメキシコ州のアルバカーキへ。
Hotwireが提供してくれた航空会社は今は無き American West (現在US Airwaysと統合)
早朝4時過ぎにホテルをチェックアウトし、レンタカーを返却。
LLAからフェニックスまでは1時間、乗り継ぎ時間も1時間、フェニックスからアルバカーキまでこれまた1時間、意外と近いんだね。
アルバカーキはLAと時差が1時間。アルバカーキには現地時間で10時ごろ到着。
ここでもまずはレンタカー!
ここでもまずはレンタカー!
LA2日目、日ごろ不規則な仕事をしているための疲れか、時差ボケなのか、
2日目は異様に疲れていた。
この日は1日ダラダラデーにしようと決める。
翌日はサンタフェに出発、しかもフライトは朝の6時半。
・・・ってことは、空港へ行く前に車を返さなきゃいけないから朝の4時には起きなければ!
2005年4月29日、GWの真っ只中にアメリカ出発。
盆暮れ正月、時間も関係なく仕事をしている私は、
比較的いつでも休みが取れるために、かえって混み合う時期を避けて旅行をしていた。
今回は初めて一般の人と同じようにGWにお休みをとって海外へ脱出。
ニュースで「出国ピーク」なんて映像を見ることはあっても、自分が体験するのは初めてのこと。
サンタフェ・・・ ニューメキシコ州にある州都。
市の名前はスペイン語で「聖なる信仰」という意味の土地。
プエブロ・インディアンが古くから集落をつくり、日干し煉瓦のアドべ式の建物を形成した土地。
その建築様式が現在のサンタフェの建築の原型とも言われ、
この建築物と町が調和するよう法が施行されている。
そんなサンタフェをいつか訪れたいと感じ、いよいよその時がきた。