ガイドのジャンさんの案内でまずはシャトルバスが到着したミラフローレス地区を観光。
リマの旧市街から車で20分ほど海岸にむかうとある高級住宅街。
このあたりは新市街とも呼ばれ、急速に発展している地域の様子。
まずはミラフローレスにある教会。
11月14日クルーズ15日目はペルーの首都リマにほど近いカラオ港に寄港。
こちらも前日に続き貨物港への入港。
事前に情報収集したところ、このカラオ港周辺はかなり治安が悪いという。
また港もかなり大きく、港のゲートの中には一般車両はもちろんのこと、ラ
イセンスがないと入れないために、他の港のように入港できるタクシーもほとんどないとか・・・。
ただリマ辺りのタクシーは乗る際に料金を交渉するのが通例だったり、
観光客がタクシーで犯罪にあうこともあるとか、不安は募るばかり。
ワンチャコ海岸を後にした私達は、トルヒーリョの街中を通って港まで帰ることにした。
トルヒーリョの街の名は、ペルーを征服したスペイン人のピサロの故郷の名からつけられたという。
スペインに統治されていた街は必ずと言っていいほど、街の中心にプラザと呼ばれる広場があり、
その広場を囲むように街が形成されている。
ここトルヒーリョもアルマス広場(Plaza de Armas)が街の中心部にあった。
このトルヒーリョの広場はペルーで一番大きいとのこと。
地図を見るとアルマス広場と呼ばれるプラザが、ペルーのあちこちの都市で見つけることができる。
アルマスとはスペイン語で<兵器>を意味し、植民地時代に攻撃に備えて兵士達が
待機していたり、有事の際は市民の避難所として利用されることから
アルマス広場と名づけられたとか・・・だから同じ名前の広場がどの土地にもあるのかもしれない。
美味しいペルーのシーフード料理でお腹もいっぱいになったところで、
私たちはレストラン前の海岸にでてみる。
ワンチャコは夏(南半球のペルーでは12~3月)になるとペルーのあちこちから
休暇を過ごす人たちで賑わうらしい。
それもこのあたりの海流が寒流のために、夏でも比較的凌ぎ易い気温・湿度のせいのようだ。
このワンチャコ周辺の北部の海岸は波のコンディションもいいらしく、
サーファーたちにも人気のスポットだとか・・・
チャンチャン遺跡を見学後、お腹も空いてきたということでドライバーにお願いして、
地元の美味しいシーフードを食べさせてくれるところに連れて行ってくれるようお願いする。
辞書片手に片言でなんとか伝えると、ドライバーは海沿いの町、ワンチャコへ車を走らせた。
「ゴージャスなレストランじゃなくて、ローカルのレストランがいい」
とこれまた何とか伝えてみると、おじさんは海に面したレストランに案内してくれた。
太陽のワカ・月のワカを後にした私たちが次に向かったのは、ユネスコの世界文化遺産にも
登録されているチャンチャン遺跡。
こちらは太陽のワカ・月のワカのモチェ王国の時代の後、インカ帝国の時代の前の
850年頃から1470年頃まで栄えたチムー王国の時代の遺跡。
この遺跡があるチャンチャンは南米最大の古代都市といわれ、当時人口は3万人もいたとされる。
残されているこの遺跡も20k㎡にまで広がっているが、Palacio Tschudi(チュディ宮殿)のみが
開放され見学できる。
11月13日クルーズ14日目、船はペルー北部の町、トルヒーリョに寄航。
この周辺にはプレ・インカ時代の遺跡が点在しており、船のツアーではそれぞれの
遺跡訪問ツアーが企画されていたが、言葉に不安があるコヨーテ・ファミリーは
ガイド付きのツアーには参加せず、マイペースで観光ができるようにと
タクシーをチャーターすることにした。
船を降りるとここでもたくさんのタクシーが客待ちをしている。
今回のクルーズで何回かタクシーをチャーターしているうちに、直感的に
ドライバーを選ぶ術が身についたのか、たまたま運が良かっただけなのかわからないが、
この日も直感的にドライバーを選び観光をお願いする。
11月12日、クルーズ13日目は終日航海日。
この日のドレスコードはフォーマル。
毎朝届けられるDaily Programにはその日のドレスコード、船内の案内、
イベントのスケジュールのほか、トップページにはちょっとした記事が載っており、
寄港地による際はその土地の情報、航海日には船の主要スタッフ
(キャプテン・ホテルマネージャー・クルーズディレクター・コック長など)の
プロフィールなどが紹介されている。
この日のトップページには「Black & White Officers Ball」と題する記事が載っていた。
クルーズでは有料のスペシャリティ・レストランに行かない限り、どこで食事をしても、
どれだけ食べても料金は全てクルーズ料金に含まれている。
私のように食いしん坊で大食漢には最高♪
ディナーでは毎晩決まったテーブルで、決まったウェイターが担当してくれるために、
彼らも徐々にこちらの好みを把握してくれるようになり、メニュー選びでも
いろいろアドバイスをしてくれる。
クルーズ中、船内新聞で時々見つける Single & Solo Meeting の告知。
勝手に「お見合いパーティー」だと思い込んでいたのだが、
Single & Solo Meeting とは Single(独身者)及び Solo(独り旅)の人たちの
交流のための集まりだとか。
エクアドル・マンタの出港は夜8時。
早いディナータイムは17:45からのため、ゲストの中には寄港地で夕食を済ませてくる人たちも多い。
私たちのディナータイムは20時。
寄港地でローカルフードを楽しみたいところでもあったが、言葉が通じないし
船の中なら無料でフルコースのディナーが食べれるとあって、
私たち家族はいつも通りダイニングで食事。
英語が話せないタクシー運転手Marioは私たちをマンタ近くの山沿いにある
モンテクリスティに案内してくれた。
Marioはニコニコしながら、スペイン語であれこれ説明をしてくれるものの、
こちらはチンプンカンプン。
知っている単語を拾いながら彼の説明を勝手に解釈しながら適当に
「Si Si」返事をするいい加減な私。
モンテクリスティに案内してくれた。
Marioはニコニコしながら、スペイン語であれこれ説明をしてくれるものの、
こちらはチンプンカンプン。
知っている単語を拾いながら彼の説明を勝手に解釈しながら適当に
「Si Si」返事をするいい加減な私。
11月11日、クルーズ12日目はエクアドルのマンタへ寄港。
赤道という意味のエクアドル、赤道直下だから暑いと思いきや意外にも涼しい。
この日の気温も20度ちょっとだった。どうしてかと思いきや、エクアドルは比較的標高が高く、
寒流の影響もあって、1年中平均気温は24度程度という比較的過ごし易い気候だという。
マンタの港はゲートに囲まれた貨物港。
個人で観光する人は桟橋に用意されたシャトルに乗って10分ほどの
マンタ市内の中心部まで移動をし、そこから各自徒歩なりタクシーを使って観光することになる。
私たちが乗ったヴィーンダムは5.7万トンの中型船、乗客も1300人程度だから、
1週間もするとゲストやクルー、スタッフとも顔馴染みになり、船内が一層賑やかになる。
クルーズではいろんな出会いがあり、同じツアーに参加した人、朝食やアフタヌーンティーで
相席になった人、船内イベントで一緒になった人・・・
そのほかに行動パターンが一緒なのか、何度も顔を合わせるうちに親しくなった人。
そんな人たちと船内で会えば「今日は何してたの?」とお決まりの挨拶から始まり
軽くおしゃべりをしている光景をよく目にする。
11月10日、エクアドルへ向かうヴィーンダムは、この日赤道を通過した。
エクアドルの国名であるEcuadorはスペイン語で赤道(Equator)という意味。
赤道を通過するにあたって船上では赤道通過の儀式 King Neptune Ceremonyが行われた。
赤道は北半球の北東貿易風と南半球の南東貿易風に挟まれるために、
赤道付近は風が弱くなるといわれている。
大航海時代、この無風地帯には見えない壁があり通過するためには海神の許可が必要
といわれていたという。
そのために赤道通過時に海神に祈りを捧げたり、海神のご機嫌をとる行事を
行ったというのが儀式の始まりらしい。
11月10日、クルーズ11日目は航海日。
ここまで6日連チャンで寄港し観光三昧だったため、ちょっと疲れが出ていた私には
念願の航海日。
クルーズでは寄港地での観光も楽しみだけど、船上生活を楽しむのも大きな目的のひとつ。
船を楽しんでもらうために船会社側も、どんなショートクルーズにも
基本的に航海日が設けられています。
★Cruise - HAL/Veendam (2009)
Costa Rica
36. Rainforest Aerial Tram of the Pacific
月曜日, 11月 09, 2009Coyoteコスタリカの船主催のツアーは、殆どがエコに関するものだった。
バードウォッチング、トレッキング、熱帯雨林見学・・・
寸前まで何をしようか迷っていたが、前日に一番ポピュラーだと言われる
Rainforest Aerial Tramというツアーを申し込んだ。
ツアーはRainforest Aerial Tram of the Pacificというコスタリカに2箇所、
他にジャマイカ、ドミニカなどでエコツアーを展開するテーマパークのようなところに行くツアー。
バスに乗り込み、ガイドのコスタリカの説明を聞いていると30分ほどで目的地に到着。
11月9日、クルーズ10日目、7ヵ所目の寄港地はコスタリカのプエルト・カルデラ・・・
のはずだった。
しかしプエルト・カルデラの桟橋が空いていない(not a berth available)ために接岸は
プンタレナスに変更になったと連絡があった。
幸いにもプンタレナスはカルデラから20キロほど北に位置しているだけだから、
個人手配のツアー参加者も、船主催のツアー参加者もそれほどのインパクトはなかった。
港につくと桟橋には船主催のツアーバスが既に並んでいた。
桟橋の先にあるゲートの外にはお土産を売る露店が並び、ツアーやタクシーの呼び込みもいる。
船から桟橋のゲートまでは数百メートル、その間をシャトルバスが行き来している。