運河クルーズを終えた私たちは「Gable Stone探し」をすることにした。
Gable Stoneとは上記の写真のように、石でできた額石のようなもので Stone Tablet とも言われる。
建物の壁に、カラフルな絵や彫刻などのGable Stoneは16世紀ごろに使用されていたようで、家の装飾だけでなく、その表示させているものから住居の位置や職業、会社であればその取引先をイメージしたものから、宗教に関連したものまで様々。
このGable Stoneはブリュッセルやリール、コペンハーゲンなどでも発見されているようだが、多くがオランダ、そしてその殆どがアムステルダム界隈で発見されているという。しかし確認できているものは、まだ一部ということで今現在でも新たに発見されるものもあるらしい。
3日目のアムステルダム。
この日は友人と会う約束になっていた。
この友人というのは、2008年のホーランドアメリカのMaasdamでアメリカ東海岸クルーズで
知り合ったオランダ人夫妻のマリアンヌとゲル。 (その時の日記はこちら)
アムステルダムを散策している時にあちこちで目にしたのが、道端にある公衆トイレ。
上記のようにシルバーの円筒に広告がいっぱい貼られているタイプのトイレがあちこちに。
でも、このタイプだけでなくいろんなタイプの公衆トイレが街の至る所にあるのにちょっとビックリ。
アムステルダムといえば、麻薬が合法なのと売春が合法ってことで有名。
中央駅を降りて左側がRed Light Distorict。いわゆる飾り窓の地区。
母は以前アムステルダムへ来た時に、ツアーで夜の飾り窓地区を見学したそうだが
夜は治安も悪いということで、私たちは昼間に散策!
アムステルダムの街に着いてまず衝撃的だったのが、
街中がガンジャの香り?匂い?臭い?が漂っていること。
オランダでは大麻などのソフトドラッグが合法だというのは有名な話ではあるが、
日本で規制されている大麻が、こうも街中臭いが充満しているのには驚いた。
私の旅行の楽しみのひとつがローカルフードを食すこと!
好き嫌いが全くない私はどんな料理でもすぐに食いつきたくなる性分。
今回の旅行での一番の後悔は、食事を楽しめなかったこと。
船を降りた後、高熱は下がったものの微熱がずっと続き、
複数の薬を長期で飲んでいたせいで完璧に胃をやられてしまい、
ほとんど食欲がない。アムステルダムでもなかなか食事を楽しむことができず、
栄養補給は「アイスクリーム」という毎日。
アムステルダム2日目は鉄道でお隣のベルギーまで足を延ばすつもりだったけど
私の体調もイマイチ、ついでに母親まで微妙な体調・・・ということで、ベルギー行は断念。
今回はおとなしくアムステルダムを散策。
まずはホテルからトラムに乗って東京駅のモデルにもなったアムステルダム中央駅。
レンガ色の建物、左右対称のデザイン、今は改装中の東京駅だけど
たしかにモデルになったと言われれば、共通するところも多い。
アムステルダムというと、中学生のころに読んだ「アンネ・フランクの日記」を思い出す。
日記に綴られるユダヤ人に対しての迫害、隠れ家での生活、親との衝突、
日々の生活の中での喜び、恋愛・・・
時には同調し同世代の自分の影を重なり合わせたり、同じ年なのに表現豊かな彼女の文章に
感心させられたり、一方で同じ世代の女の子が「ユダヤ人」というだけで
どうしてここまでされなければならないのかと真剣に悩んだ覚えがある。
アムステルダムの地図を見るとわかるように、街は中央駅を
運河で取り囲むような地形をしている。
もともと小さな漁村だったこの土地、13世紀にアムステル川河口にダムを築いたと言われ、
アムステルのダムからアムステルダムと名前が付いたのだそう。
ホテルはトラムの停留所も目の前というけれど、母と一緒にスーツケースを持って
トラムに乗るのはちょっと厳しいかな~ということでタクシーでホテルに向かうことにした。
いよいよクルーズも終わり下船を迎える。
下船に関しては、数日前にキャビンに書類が届き必要事項を記入してレセプションへ提出する。
希望下船時間 (早めの時間、普通、遅めの時間から選択)
下船後の予定 (フライトの便名、時間 及び宿泊者はホテル名)
7月2日はクルーズ最終日、そしてこの日は航海日。
お天気はあいにくの曇り空、気温も15度と肌寒い。
朝起きると炎症を起こしている部分の腫れが酷く、熱もまだ37度5分ほどある。
下船後、まだ1週間旅行が残っているため、午前中は大事を取って部屋でゆっくり休むことにした。
そのおかげで、下船説明会&Crew Farewel Ceremonyに参加できなかったけど仕方がない。(涙)
オスロの港を出港するとき、ちょうどStena LineのStena Sagaが港に入ってくるところ。
Stera Lineといえば世界最大の船会社のひとつで、北欧を中心にいくつもの
フェリー航路を持つ会社。
こちらの船はどうやらデンマークとオスロ間のカーフェリーのようだ。
港を少し出たところに小さな島がいくつも点在している。
そのうちのひとつがこちら!
可愛い小さな色とりどりの家が、まるでおもちゃ箱のように立ち並ぶ島。
ノルウェーでは物品の付加価値税が25%、食品は12%ほどの税金がかかる。
旅行者はグローバル・リファンド加盟店で一店舗当たり315NOK(食品なら285NOK)以上の
買物をした場合は、最大19%の付加価値税の払い戻しを受けられる。
このマークがついた加盟店で買い物をすると免税の書類を作成してくれ、
出国の際に空港で払い戻しの手続きをするなり、日本へ帰国後成田などの空港で手続きを行う。
今回はクルーズ船での出国。
ということで、実際に私が還付を受けた方法をご紹介!