アムステルダム2日目は鉄道でお隣のベルギーまで足を延ばすつもりだったけど
私の体調もイマイチ、ついでに母親まで微妙な体調・・・ということで、ベルギー行は断念。
今回はおとなしくアムステルダムを散策。
まずはホテルからトラムに乗って東京駅のモデルにもなったアムステルダム中央駅。
レンガ色の建物、左右対称のデザイン、今は改装中の東京駅だけど
たしかにモデルになったと言われれば、共通するところも多い。
アムステルダムというと、中学生のころに読んだ「アンネ・フランクの日記」を思い出す。
日記に綴られるユダヤ人に対しての迫害、隠れ家での生活、親との衝突、
日々の生活の中での喜び、恋愛・・・
時には同調し同世代の自分の影を重なり合わせたり、同じ年なのに表現豊かな彼女の文章に
感心させられたり、一方で同じ世代の女の子が「ユダヤ人」というだけで
どうしてここまでされなければならないのかと真剣に悩んだ覚えがある。
アムステルダムの地図を見るとわかるように、街は中央駅を
運河で取り囲むような地形をしている。
もともと小さな漁村だったこの土地、13世紀にアムステル川河口にダムを築いたと言われ、
アムステルのダムからアムステルダムと名前が付いたのだそう。
ホテルはトラムの停留所も目の前というけれど、母と一緒にスーツケースを持って
トラムに乗るのはちょっと厳しいかな~ということでタクシーでホテルに向かうことにした。
いよいよクルーズも終わり下船を迎える。
下船に関しては、数日前にキャビンに書類が届き必要事項を記入してレセプションへ提出する。
希望下船時間 (早めの時間、普通、遅めの時間から選択)
下船後の予定 (フライトの便名、時間 及び宿泊者はホテル名)
7月2日はクルーズ最終日、そしてこの日は航海日。
お天気はあいにくの曇り空、気温も15度と肌寒い。
朝起きると炎症を起こしている部分の腫れが酷く、熱もまだ37度5分ほどある。
下船後、まだ1週間旅行が残っているため、午前中は大事を取って部屋でゆっくり休むことにした。
そのおかげで、下船説明会&Crew Farewel Ceremonyに参加できなかったけど仕方がない。(涙)
オスロの港を出港するとき、ちょうどStena LineのStena Sagaが港に入ってくるところ。
Stera Lineといえば世界最大の船会社のひとつで、北欧を中心にいくつもの
フェリー航路を持つ会社。
こちらの船はどうやらデンマークとオスロ間のカーフェリーのようだ。
港を少し出たところに小さな島がいくつも点在している。
そのうちのひとつがこちら!
可愛い小さな色とりどりの家が、まるでおもちゃ箱のように立ち並ぶ島。
ノルウェーでは物品の付加価値税が25%、食品は12%ほどの税金がかかる。
旅行者はグローバル・リファンド加盟店で一店舗当たり315NOK(食品なら285NOK)以上の
買物をした場合は、最大19%の付加価値税の払い戻しを受けられる。
このマークがついた加盟店で買い物をすると免税の書類を作成してくれ、
出国の際に空港で払い戻しの手続きをするなり、日本へ帰国後成田などの空港で手続きを行う。
今回はクルーズ船での出国。
ということで、実際に私が還付を受けた方法をご紹介!
朝方小雨がパラついていたオスロの町も、私が船を降りるころには雨も止んでいた。
年配の乗客が多いホーランドアメリカでは、朝一番から動き出す人はツアー参加程度で
比較的みなゆっくりのんびり行動する人が多い。
私達も10時過ぎになって下船した。
シャトルバスはかなり頻繁にでているものの、10時過ぎでこのにぎわい(笑)
シャトルバスはアーケジュフース城の城壁下に止まった。
ここにはギフトショップが並び、裏にはMSCの船が留まっている。
街には観光地を回り乗り降り自由のHop on Hop offのバスが走り、
シャトルを降りたところでもチケットの販売をしていたが、座ることに支障をきたす私は
歩いて街の中心街を散策することにした。
いよいよクルーズは最終寄港地のノルウェー・オスロにまで到達。
1週間のクルーズ、ただでさえ短いクルーズなのに、その殆どを体調不良で過ごした私。
この日係留する桟橋は市街地から少し離れた場所。市の中心部に近い港には
MSCの船が留まっている。
その市の中心部までは港から無料のシャトルバスが出るという。
なんとしてもこの日は下船して観光するぞ~!と決めていた。
朝起きると熱はほぼ微熱に下がっていた。
前日のマッサージのお蔭で体の痛みがすっかり消えている。
寄港地観光を早めに終え部屋に戻って部屋で休んでいると、ドアをノックする音が・・・
「デリバリーです」
とやってきたルームサービスのクルーが手にしていたのは写真のチョコレート。
そして添えられていたカードを見ると・・・
クルーズ5日目、3つ目の寄港地はデンマークのスケーエン(Skagen:英語だとスカーゲン)。前日にたくさん汗をかいたおかげか、朝起きると体が軽い。熱も下がった様子。念のためにメディカルセンターへ行って熱だけ計ってもらうとまだ37.8度ある。
「熱は大分下がったけどまだ無理しちゃだめよ。」
ナースから一言。
スケーエンでは船は沖留めで陸へはテンダーボートで向かう。
この日、テンダーに乗る際には一度オーシャンバーに行って番号札をもらい、番号を呼ばれた人からギャングウェイに向かいテンダーに乗るようにとの指示。
まだ熱はあるけれど、ちょっとだけ下船して街を散策することにした。
一夜明けたコペンハーゲン。
歴史的建築物の保存とそれらに調和させる町並みを義務付けられているコペンハーゲン、
高層ビルもほとんどなく、市街地から少し離れた港からもそんなコペンハーゲンの
町並を少しだけ感じ取ることができる。
16:00にヘルシンボリを出航し、Ryndamはコペンハーゲンへ。
コペンハーゲンの港にはSeven Seas Voygerが!オールスイートのラグジュアリー客船。
私のような庶民じゃ、とても乗る機会なんてないだろうなぁ~。
航海日だったこの日のドレスコードはフォーマル。
フォーマル用にわざわざドレス、靴、アクセサリーを持っていかねばいけないのは、
面倒ではあるものの、日常生活ではなかなかドレスを着て~なんてことは少ないため、
このフォーマルデーは私にとってクルーズの楽しみのひとつでもある。
今回のクルーズはロッテルダム港発着ということもあって、乗客の7割以上、
いや8割近くがオランダ人。
巨人に囲まれたクルーズになった。
これまでのHALのクルーズではアメリカ発着ということもあって8割近くがアメリカ人、
オランダ人は各船10名程度だった。
そんなワケで船内はオランダ語ばかり。