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ナイアガラの滝を訪れたのは2007年の10月だった。
ナイアガラ近くのニューヨーク州ロチェスター(Rochester)という街に知人が住んでおり、
知人夫妻が私をコロンバスデーの週末を使って、近くに小旅行に行こうと誘ってくれたのだ。
1泊のWeekend Trip、日本から来た私のために、
アメリカ好きな私のためにと素敵な小旅行を企画してくれ、
秋のニューヨーク州郊外をいろいろと案内してくれた。
まずはロチェスターの近くにあるナイアガラに向かうことにした。
コロンバスデーは10月の第2月曜日。
クリストファー・コロンブスが北米大陸に到着したことを祝う祝日ではあるが、
州や学校、会社、団体によって休日として設定しているところとそうでないところがある。
ただ3連休になる人たちもいるということで、念のために朝早くに出発することにした。
しばらくドライブをしていると、前方に煙のようなものが見え始めた。
実はこの煙の正体はナイアガラの滝の水しぶき。かなり遠くからこの水しぶきが見える。
ナイアガラの滝は、エリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にあり、
カナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州とを分ける国境になっている。
トロントから南南西に120km(75mi)、バッファローから北北東に27km(17mi)のナイアガラフォールズ市(オンタリオ州側、ニューヨーク州側)に位置する。
滝は豊富な水力資源と景観の美しさで知られる。
ナイアガラの滝はゴート島によって、カナダ側の国境を挟んだカナダ滝と
アメリカ側のアメリカ滝とに大きく二つに分かれる。
アメリカ側はさらにルナ島を挟んでブライダルベール滝がある。
最終氷期(最後の氷河期)の後退期に形成され、
五大湖の水流がナイアガラ崖線を経て大西洋に流れ込む過程にある。
滝の高さはあまりないが幅が広く、単独で流れる滝の水量では北米で最も規模が大きい[1]。
最大毎分168,000m³、平均毎分110,000m³の水量が流れている。(Wikipedia)
滝はカナダ側から見たほうが綺麗だという。
カナダへは国境を渡らなければならない。
911後、国境の警備が厳しくなり特にアメリカへの入国に時間がかかるといわれていたし、
休日ということもあって、まず始めにカナダ側に行くことに。
カナダとの国境は写真のように見たところ料金所のような感じ。
車に乗ったまま入国審査を受ける。
乗車している人の分のパスポートを見せ、滞在期間や滞在目的など
簡単な質問をしながらカナダ入国のスタンプが押された。
国境を越えると突然土砂降りの雨が・・・
車のワイパーも全開にしないと追いつかないほど。
これがナイアガラの水しぶき。
車窓に見え始めたナイアガラの滝。
テレビや写真などで見たことはあったから、それなりにイメージは沸いていたものの、
本物は想像以上の大きさ、水量、豪快さでついつい興奮してしまった。
滝の周辺は公園になっており、車を停めて散策をしようとすると・・・
この写真の虹、写真では180度しか写せなかったが、
実際は私の足元から360度の円を描いていた。
この滝周辺は滝の水圧からなのかかなり風が強く、
また水しぶきが雨のように振ってくる。
滝を見てるだけでビショビショに濡れてしまう。
ゆっくり見学したいところだったが、お昼を過ぎるとアメリカへ戻る車で国境が混雑するために
カナダ側からの見学は1時間ちょっとだけ。
ほんのつかの間の初カナダ訪問!
アメリカへの再入国はカナダ入国よりも時間がかかる。
国境に到着した時にはすでに背後は大渋滞。
アメリカ側に戻った私達は、ナイアガラに行ったらこれだけは外せない「霧の乙女号」に!
ナイアガラの滝を間近に見れる遊覧船。
チケットを購入するとポンチョを渡され、ゲストはみんなポンチョを頭からかぶって船に乗り込む。
すし詰め状態の遊覧船、それはまるで遊覧船というよりも難民船のよう。
水しぶきがすごくて写真を撮ってもカメラは濡れるし、
水しぶきが霧のようにい写り込んでしまう。
せっかくポンチョを着ててもこの水しぶきと風圧で洋服、下着までビショビショに濡れてしまった。
水の音もすさまじく周囲の人との会話も殆ど聞こえない。
手前がアメリカ滝、奥に見えるのがカナダ滝。
夜にはライトアップもされるというので、いつかはライトアップされたナイアガラも見てみたい。
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