ケベックシティの崖上にあるアッパータウンと崖下のローワータウンを結ぶのが
Funiculaire(フニキュレール)と呼ばれるトラム。
写真のように45度の急傾斜を往復。
1879年の開業当初は水圧式のケーブルカーだったという。
1907年に電気式に変えられたものの、1945年に火災によって損壊、
翌年の1946年に再構築された。その後、何度か修繕工事を行い現在に至るそう。
長さは64m、高さは59m。観光客にとっての足になるだけでなく、
ここからの港とローワータウンの眺望が人気でもある。
45度の傾斜、実際に乗ってみると見た目よりもかなりの急斜面に感じる。
満員のケーブルカーも、この傾斜の写真を撮ろうと皆が大きな窓にへばりつく(笑)
ケベックシティは中世のヨーロッパの雰囲気を色濃く残す旧市街地と、
近代的な建物が立ち並ぶ新市街地に分かれ、さらに旧市街地は、
セント・ローレンス川の川沿いのローワータウン、丘の上の城塞に囲まれたエリアの
アッパータウンに分けられている。
この街をCaleches(カレーシュ)と呼ばれる馬車が観光客を乗せて走る姿は
街の雰囲気に溶け込み、一瞬タイムスリップしたかのようにさえ思える。
城塞に囲まれた旧市街、城塞の出入り口となる門があちこちにある。
こちらはPrte St Jean(サン・ジャン門)。
フランス文化が色濃く残るケベックシティ。
街角でクレープショップを見つけたのでちょっと休憩。
日曜日ともあってか、街のレストランやカフェはお昼ちょっと前のこの時間。
ブランチを楽しむ方でどこも賑わっていた。
友人からフランス文化が残るケベックシティには美味しいクレープ屋さんがいくつもあると
聞いていたために、休憩がてらクレープを食べようとお店に向かう。
いくつかのお店のリストをもらっており、そのひとつの店に行ってみるとすごい行列。
その行列振りからきっと人気のお店、美味しいお店に違いないと思ったが、
その先にある別のお店に足をはこんでみた。
Au Petit Coin Breton
1029 St-Jean St
Quebec, QC G1R 1R9
+1 418 694 0758
Open Hours
11a-9p Mon-Fri
9a-11p Sat
9a-9p Sun
ケベックシティは北米唯一の城塞都市。
世界遺産にも登録されている。船から見えた丘を囲むようにできている城壁。
その城壁の中が旧市街のアッパータウン、下がローワータウン。
ケベックという言葉は「狭い水路」というネイティブ・カナディアンの言葉通り、
街を流れるセント・ローレンス川の川幅が狭くなる場所に位置している。
まずは港から歩いてPlace Royal(ロワイヤル広場)。
フランス人探検家のSamuel Champlain(サミュエル・シャンプラン)が1608年に
植民地住居を建てたケベックシティ発祥の地。
◆ ニューイングランド紅葉ドライブ(Oct. 2008)
Canada - Quebec
トリビア
39. イギリス VS フランス in モントリオール
土曜日, 10月 04, 2008Coyoteカナダというと公用語は英語、カナダ人の英語は一番綺麗、カナダ人の英語は聞き取りやすい、
そんな話をよく耳にする。
これが日本人がイメージする典型的なカナダ人(Typical Canadian)かもしれない。
しかしそんなのはステレオタイプで、カナダ人みんながそうではない・・・
ということをケベック州を訪れてつくづく感じた。
街を歩いていても聞こえるのはフランス語、目に入る文字もフランス語。
ケベック州はカナダであってカナダじゃない・・・そんな気さえした。
◆ ニューイングランド紅葉ドライブ(Oct. 2008)
Canada - Quebec
アクシデント/ハプニング/サプライズ
38. モントリオールの常識!?
金曜日, 10月 03, 2008Coyoteモントリオールってスケートボードが盛んなのでしょうか?
別にスケートボーダーがモントリオールにいたことに驚いたワケではございません。
今やスケートボーダーは世界中の至る所にいることぐらい知っております。
私が驚いた、いやちょっと不思議に思ったのは・・・
友人お薦めのレストランに行ってみた。
モントリオールのプラトー・モン・ロワイヤルにあるこのお店は、
お肉料理がメインのレストランだけど、ここのお薦めはなんといってもフォアグラ!
超人気のお店で予約を取るのも大変だと聞いていたにも関わらず、
ギリギリまでどうするか決めかねていたために予約を取ろうとしたときには既に遅し・・・
電話をしたものの既に予約はいっぱい。
お店のオープン直後ならもしかして入れるかも?ということで、早い時間に直接行ってみた。
- スモークミート(Smoked Meat)
- プティン(Poutine)
モントリオールのベーグルもニューヨークと同じくユダヤ系の移民が広めたもの。
しかしモントリオールのベーグルはNYのものとはちょっと違うから絶対に食べてみろ!
とのお言葉。
モントリオールの町の中でもフランス色が強いエリアに行ってみた。
街の中心であるモンロワイヤル公園の東に位置するPlateau Mont-Royal
(プラトー・モン・ロワイヤル地区)はフランス語圏のエリア。
世界の「住んでみたい街」のベスト3にも選ばれた地区でもある。
メインストリートにはお洒落なカフェやブティックなどが軒を連ね、
一本中に入ると独特の様式の住宅が・・・この辺りはモントリオールの典型的な下町だとか。
通りの名前も全てフランス語で、読み方も発音もわからないけど・・・
地下鉄の Sherbrooke 駅を出るとすぐ目の前に広がるサン・ルイ広場(SQ St. Louis)
公園の周辺は閑静な住宅街。
こんなビクトリアンハウスも・・・
モントリオールに行く前に友人から渡されたTo Do ListならぬTo Eat List。
その中のひとつに Poutine(プティン)というものがあった。
「どこでプティンが食べられるの?」
友人に聞いても
「どこでも食べられる」
との答え・・・
で、Old Montreal(旧市街)を歩いていたらPoutineの文字を掲げたカフェを見つけて飛び込む。
モントリオールの旧市街 Old Montreal の旧港 Old Port に面した場所にある
Notre-Dame-de-Bon-Secours Chapel (ノートルダム・ド・ボンスクール教会)。
1771年に建てられたこの教会はモントリオール最古の教会。
1665年にフランスから渡って来た最初の宣教師マルグリット・ブルジョワ
(St.Marguerite Bourgeoys)は、入植地であるモントリオールに教会を作ろうと入植者を集めた。
1773年にフランスから木製のマリア像を持ち帰り、1678年に教会が完成するが、
その教会は1754年に焼失していまったという。しかしマリア像だけは何とか無事だった。
フランス語で私達の貴婦人という意味の Notre-Dame(ノートルダム)は聖母マリアを差し、
ノートルダムを冠した教会堂は世界各地のフランス語圏の都市に建てられてきた。
その中のひとつがモントリオールの旧市街にある。
こちらの聖堂はカナダ・ケベック出身の歌姫・Celine Dion(セリーヌ・ディオン)が
結婚式を挙げたところとしても知られている。
モントリオールは1942年からフランス人の入植が始まり、毛皮の交易で栄えた場所である。
街の南を流れるセントローレンス川、その川沿いにあるOld Port(旧港)付近は
Old Montreal(旧市街)と呼ばれるエリア。
1642年からフランス人の入植が始まり、1760年にイギリス軍に占領されるまでは
フランス領だった名残なのか、この旧市街エリアは中世ヨーロッパを想像させるような街並み・・・
現在モントリオールの街の中心はダウンタウンに移っているが、
オールド・モントリオールと言われるこの旧市街はモントリオール発祥の地。
カナダのケベック州モントリオールは冬場になると氷点下30度にまで
下がる日があるような寒い土地。こんな寒い土地、
モントリオールには街には巨大な地下街が存在する。
全長32キロにも及ぶこの地下道、総面積は12平方キロ。
面積だけなら世界一というこの地下街はまさに地下都市。
◆ ニューイングランド紅葉ドライブ(Oct. 2008)
Canada - Quebec
アクシデント/ハプニング/サプライズ
29. カナダ版の和光でVIP待遇!?
木曜日, 10月 02, 2008Coyoteボストンでは日曜でお店がお休み。
それ以降は郊外の町ばかり訪れ、時計の調整をしてくれるお店を見つけられなかった。
モントリオールぐらいの大きな都市であれば探しているお店が見つかるのではと思い
ホテルにチェックインする際にフロントの女性に聞いてみた。
◆ ニューイングランド紅葉ドライブ(Oct. 2008)
Canada - Quebec
ホテル
28. Hilton Montreal Bonaventure
木曜日, 10月 02, 2008Coyoteモントリオールを訪れた時に宿泊したのは Hilton Montreal Bonaventure
かなり荷物があった私達は、レンタカーを返す前にチェックインだけ済ませて
ひとまず荷物を部屋に入れようと考えていた。
エントランスにいるバレー担当者には
「チェックインを済ませて荷物だけ下ろしたらすぐに戻るから」
と伝えてチェックイン。
車はそのままエントランス脇で預かってくれるため、駐車料金もバレー料金も発生せず
車を出す際にチップを少し弾めばOK(笑)
この写真を見る限りではかなり大きなホテルかなと思いきや、
こちらのホテルは地下鉄の駅の上に建ち、国際展示場や大小の会議室などを備えた
コンベンション複合施設のビルの中に併設されているホテルだった。
エントランスからビルに入るとそのままエレベーターで上に上がる。
一応ホテル専用のエレベーターでフロントの表示がある階へ。
ホテルのフロアは17階建のビルの上層部2フロア。
なんとも不思議な作りをしたホテルだった。
ボストンの空港で借りたレンタカーは4日間乗り回した後、モントリオールで返却することにしていた。
一番の心配事だったカナダの入国も問題なく通過し、あとは返却だけ。
モントリオールには2泊の予定だったけど、市内に滞在する分には車がなくても地下鉄で十分
と聞いていたため、ホテルにチェックインし荷物を降ろし、そのまま市内のハーツの
オフィスに行ってみた。
モントリオール在住経験のある友人から、モントリオールに行ったら
必ず食べるもののリストを旅行前に渡された。
これらを食べなきゃモントリオールに行った意味がないと!
この友人、私の性格を熟知してるのか、行くべきポイントが観光名所でなく食べ物屋さんってとこが笑える。
しかもアメリカのTravel Channelでやっている No Reservation って番組で
モントリオールを紹介したときの放送分をDVDにまで焼いてくれ、これで事前に勉強しておけと・・・
バーリントンを後にして目指すはカナダのモントリオール!今回の「秋のニューイングランド、紅葉ドライブの旅」のゴール地点。1週間の旅、4日間のドライブの走行距離は1200キロに満たない程度だった。ニューイングランド地方は州自体がとても小さいために移動距離は思ったよりも少ない。