ジャンさんが「いいものを見せてあげる」と連れて行ってくれたのが、海岸沿いの公園。 綺麗なグリーンの芝生に人々が寝転がったり、犬を散歩させたりしている公園だが そこで目にしたのは・・・ そして・・・ ナスカの地上絵をモチーフに芝生に模様をいれていた。 「ナスカまでは案内できないけれど、ちょっとだけナスカを体感できたでしょ?」 とジャンさん。 ちなみにジャンさんはペルー人ではあるけれど、ナスカにもマチュピチュにも 行ったことがないという。 ...
お次に案内してもらったのは、ラファエル・ラルコ・エレラ博物館。 18世紀にスペイン人の貴族の邸宅として造られたところに、 ペルーの古代文明の研究者であるラファエル・ラルコ氏が個人で収集したものを展示している。 邸宅というだけあって、中庭には花が咲き緩やかなスロープをあがると博物館の入り口がある。 なんとここは7世紀のものと言われるプレ・インカ時代のピラミッドの上に建てられているとか・・・ 博物館には、チムー、ナスカ、モチェなど各時代の土器や黄金などが多数展示され、 しかも展示品でない収蔵品の倉庫まで公開されている。 ...
ワンチャコ海岸を後にした私達は、トルヒーリョの街中を通って港まで帰ることにした。 トルヒーリョの街の名は、ペルーを征服したスペイン人のピサロの故郷の名からつけられたという。 スペインに統治されていた街は必ずと言っていいほど、街の中心にプラザと呼ばれる広場があり、 その広場を囲むように街が形成されている。 ここトルヒーリョもアルマス広場(Plaza de Armas)が街の中心部にあった。 このトルヒーリョの広場はペルーで一番大きいとのこと。 地図を見るとアルマス広場と呼ばれるプラザが、ペルーのあちこちの都市で見つけることができる。 アルマスとはスペイン語で<兵器>を意味し、植民地時代に攻撃に備えて兵士達が 待機していたり、有事の際は市民の避難所として利用されることから アルマス広場と名づけられたとか・・・だから同じ名前の広場がどの土地にもあるのかもしれない。 ...