アメリカで人種差別が酷かったディープサウスの中でも、相当な差別が行われていたアラバマ。 1955年、このアラバマ州モンゴメリーで公民権運動の発端になったとも言うべき事件がおきた。 この当時、長年州知事を務めていたのはジョージ・ウォレス。 KKKや保守系の地元有力者からの票集めのために人種差別を 貫くことを公約にまでして当選した男。 知事自ら差別主義者だということから、この地域の差別が相当なものであったことは間違いない。 隔離されていた時代のバス ...
アラバマ州モンゴメリー 街の中心はこの堂々たる建物、州議事堂。白亜のドームが見るものを圧倒させる。アラバマ・・・保守的な南部の中でも最も保守的だといわれる州。この州、このモンゴメリーで起きた事柄はアメリカの歴史に大きな影響を及ぼしたがそれはつい50年ほど前のこと。 確かに歴史は大きく変わったかもしれない。だけどたった50年で人々の気持ちは簡単には変わるのだろうか? 公民権運動に関わりの深いこの土地。 この街で起きたバスボイコット運動。同時期にこの街に赴任してきたマーティン・ルーサー・キング牧師。そしてセルマの大行進。 ...