クルーズ5日目、3つ目の寄港地はデンマークのスケーエン(Skagen:英語だとスカーゲン)。前日にたくさん汗をかいたおかげか、朝起きると体が軽い。熱も下がった様子。念のためにメディカルセンターへ行って熱だけ計ってもらうとまだ37.8度ある。
「熱は大分下がったけどまだ無理しちゃだめよ。」
ナースから一言。
スケーエンでは船は沖留めで陸へはテンダーボートで向かう。
この日、テンダーに乗る際には一度オーシャンバーに行って番号札をもらい、番号を呼ばれた人からギャングウェイに向かいテンダーに乗るようにとの指示。
まだ熱はあるけれど、ちょっとだけ下船して街を散策することにした。
一夜明けたコペンハーゲン。
歴史的建築物の保存とそれらに調和させる町並みを義務付けられているコペンハーゲン、
高層ビルもほとんどなく、市街地から少し離れた港からもそんなコペンハーゲンの
町並を少しだけ感じ取ることができる。
16:00にヘルシンボリを出航し、Ryndamはコペンハーゲンへ。
コペンハーゲンの港にはSeven Seas Voygerが!オールスイートのラグジュアリー客船。
私のような庶民じゃ、とても乗る機会なんてないだろうなぁ~。
航海日だったこの日のドレスコードはフォーマル。
フォーマル用にわざわざドレス、靴、アクセサリーを持っていかねばいけないのは、
面倒ではあるものの、日常生活ではなかなかドレスを着て~なんてことは少ないため、
このフォーマルデーは私にとってクルーズの楽しみのひとつでもある。
今回のクルーズはロッテルダム港発着ということもあって、乗客の7割以上、
いや8割近くがオランダ人。
巨人に囲まれたクルーズになった。
これまでのHALのクルーズではアメリカ発着ということもあって8割近くがアメリカ人、
オランダ人は各船10名程度だった。
そんなワケで船内はオランダ語ばかり。
今回は1週間と短いクルーズ、そのうちコペンハーゲンには1泊するし、
寄港日も少ないことでいつものサーマルスイートのクルーズパスは購入せず・・・
ってなワケで、お部屋でシャワーを浴びてから着替えてダイニングへ。
初日のダイニングは、メニューはもちろんのこと、どこの席になるかな~、
どんな人がテーブル担当だろう?ダイニングの食事の味は? とドキドキ・ワクワク。
食いしん坊の私にとって、ダイニングの環境は重要なポイントだったりする。
ホーランドアメリカでは乗船日、リピーター向けにダイニングルームでも
ランチが用意されているが、言葉に不安がある母は、相席になる確率も高い上に
好きなものをチョコチョコ食べられるリドのほうが気楽でいいからと、
私たちはリドのプールサイドに向かった。
ホテルからのシャトルバスをターミナルのバゲージドロップエリア前で下り、
そのままターミナル内のチェックインカウンターへ向かう。スタッフのバッジには
それぞれ話せる言語の国旗のマークが。
英語&オランダ語、加えてドイツ語、フランス語の国旗がついているスタッフが多い。
まずチェックインカウンターに向かう前にHealth Check Reportを記入。
簡単な体調や既往症などに関する問診票だ。
旅行前からちょっと喉がいがらっぽいのが気になってはいたが、
特に悪化している様子もないから問診票に申告はせず・・・
前日早く寝てしまったために、朝食前にちょっとホテルの周りをお散歩!
ホテルはロッテルダムの中心部の対岸にあり、周囲が公園になっている。
正面に見えるのがユーロマスト。
ボートを漕ぐ姿のオブジェを見つけると、その向こうに船が・・・
もしかして私たちが乗るRyndamか?? とワクワクして更に先に進んでみると・・・
ホーランドアメリカの船が2隻、しかも船の右側の歴史ありそうな建物は
かつてのホーランドアメリカの本社ビル!
よーく見ると、手前に留まっている船がRyndam、そして奥に留まっているのが Rotterdam
更にそばに行けないかと思ったが
17:45、アムステルダムのスキポール空港に到着し、電車に乗って宿泊先のロッテルダムへ。
ロッテルダムの駅からタクシーに乗ってようやくホッとする。
初めてのヨーロッパ、荷物を持って電車での移動。
切符の買い方や電車の乗り方、下調べはしたといえどもわからないことだらけで緊張していたようだ(笑)
6月25日、成田空港に到着し、母がスーツケースを宅配便で送ったとのことで
宅配の受け取りカウンターへ向かう。
今回利用する航空会社はフィンランド航空。
アメリカン航空のマイレージを貯めている私、同じ One World系の航空会社でチケットを購入。
今年のクルーズは母とホーランドアメリカのRyndamでスカンジナビアへ。
昨年の夏に2週間の北欧クルーズを予約していたものの、私の仕事の都合でキャンセルし
今回はそのリベンジ。
本当は2週間のコースに参加したかったけれど、日程的に合わず
超魅力的なお値段で販売されていたこちらを選択。
今回の旅行のスケジュールは以下の通り。