上記の写真はサンタフェにあるアメリカ最古の家。12世紀ごろにたてられたというこの家は
一般公開されているが、中はただのあなぐらのような部屋?広間?がひとつあるだけ。
最後にここを見学して中心部のプラザに戻った。
プラザにはまだまだネイティブたちが露店を出して商売をしていた。
いつもの定位置に座って商売をしているマリアは私を見つけるなり声をかけ、私もマリアの元へ。
翌日サンタフェを離れるお別れを言いに来たと伝えるととても寂しそうにして大きなハグを。
周囲にいていつの間にか仲良くなった人たちもハグして別れを惜しんでくれた。
最後だからと、この日はじっくりマリアの店でお土産を選ぶ。
ナバホラグとサンドペインティングが欲しいことを伝えると、
「ここで売っているナバホラグはいかにもお土産用のものだから
本当に興味があるのなら私があなたの為に作ってあげる。
いつか次はリザベーション内の私の家に滞在しなさい。」
サンドペインティングにはそれぞれの絵やマークに意味が込められている。
前日にアビキューに行って、すっかりオキーフ・ワールドに染まってしまっていた私は
朝一番にサンタフェの中心部にある オキーフ・ミュージアムに出向いた。
Georgia O'Keefe Museum
朝一番にサンタフェの中心部にある オキーフ・ミュージアムに出向いた。
Georgia O'Keefe Museum
217 Johnson Street
Santa Fe, NM 87501, United States |
◆ スピリチュアルな旅 南西部(May. 2005)
USA - New Mexico
エンターテイメント/芸術
19. これぞまさしくオキーフが描いたアビキュー
水曜日, 5月 04, 2005Coyoteいよいよオキーフが40年住んでいたゴーストランチに到着。
周囲には何もない広い敷地、現在は長老派教会が運営し
セミナーハウスとして一般に開放されているとか。
ここの敷地の高台には彼女が住んでいた家があるが、
そちらの見学は解放日が指定されているうえに、予約が必要ということで私は敷地内を散策。
どうもこちらは何かの映画の撮影で使用されたものが、そのまま残っているそうだが
なんだか大草原の小さな家を思い起こさせるものがある。
こちらの広大な土地はワイアットアープ、ワイルドワイルドウェスト、
ミッシング、シルバラード、シティスリッカーズなど、多くの映画の撮影に使われている。
またこのような古いリヤカーのような荷車のようなものがおかれているが、
ポンとそこに置かれている状況が、またなぜかこの土地にしっくりくる。
アメリカを代表する女性画家、動物の骨や風景、花などをかなり抽象的に描く画家として有名なジョージア・オキーフ。花を中心に描きNYで活動をしていた彼女は晩年人から解き放たれた自由を求めて、サンタフェから100キロほど離れた街、アビキューへ移住し、晩年の40年間をそこで過ごした。
アビキューに移ってからの彼女の作品の雰囲気も風景がや動物の骨といった作品へ徐々に変化していく。そんな彼女が愛した世界をこの目で見ようと、この日はアビキューまで車を走らせることにした。
フリーウェイでサンタフェを出発、フリーウェイから見える景色はサンタフェ、
アルバカーキ辺りを走っている風景と何ら変わりのないもの。
次第にはるか先に荒野らしきものが見えるが、まだまだ先は通そうだ。
都会での100キロの距離は車で走らせても大したことがないが、
あまり風景が変わらないところでの100キロは異様に遠く感じる。
タオスからの帰り道、Hideoは「もう一か所、ちょっと遠回りになるけれど寄るべきところがある」
そう言ってHideoは車を走らせる。
どこに行くのか聞いてみると ロス・アラモスだという。
ロス・アラモスなんて言われても、教養のないコヨーテじゃどこの土地のことで、
どんな場所かもわからない。