クルーズ4日目の寄港地はメキシコのカボサンルーカス。
バハ・カリフォルニアの最南端に位置するカボサンルーカスは、アメリカからも
気軽に行けるとあって10年ほど前から徐々に人気が出てきた避寒地。
最近はハリウッドスターなどのセレブもこの地に別荘を構えたりしているそう。
現在このカボサンルーカスを訪れる人の9割以上がアメリカ人、メキシコ人は1割程度という話。
白浜の海岸線、そしてビーチ沿いにはホテルやコンドミニアムが建ち並ぶ・・・
この日は船体の絵がとっても可愛いノルウェージャン・スターもカボサンルーカスに入港。
9万トンのノルウェージャン・スターはメキシカン・リビエラのクルーズでロサンゼルスに
帰る途中での寄港。
クルーズ2日は一日中海の上の航海日。そしてこの日のドレスコードはフォーマル。
そしてディナーの後にはキャプテンからのWelcome Toastが予定されていた。
クルーズのフォーマルデーは航海日や、早い時間に出港する日のように、
ある程度時間的に余裕のある日、そして1週間のクルーズで2回を目安に設定されている。
私達の3週間のクルーズでは5回のフォーマルデーが予定されていた。
この日はヴィーンダムでの初フォーマルデー。
今回私は調子こいて着物を持参!
しか~し私は着付けが出来ない。
日本船ではないのだから船に着付けが出来る人が乗っているワケでもない!(当たり前)
まあ日本人が乗っている確率は少ないだろうから、本来の着物の常識から外れても
問題ないだろうと、超我流で母に手伝ってもらいながら、悪戦苦闘して着物を着た。
船上では様々なパーティーが開催されるんだけど、そのパーティーを華やかにそして可愛く演出してくれるのが、フルーツや野菜のデコレーション。メインのお料理の引き立て役のデコレーションのはずなのに、強烈なキャラクター、インパクトのある姿のせいで、脇役どころか主役の座を奪い取るのでは・・・と思える存在のフルーツや野菜たち。このデコレーションのデモンストレーションがあるというのを船内新聞で見つけ、ちょっと覗きにいってみた。
場所はお料理教室などが行われるCulinary Arts Center。ここはキッチンを隠して映画館としても利用されるお部屋。かなり立派なキッチンが備えられている。
乗船から一夜明けた翌日はは寄港地には寄らない航海日。
そんな日は船内では朝からいろんなイベントやセミナーが企画され、
船内の免税店やカジノも朝からオープン。のんびりデッキで本を読んだり音楽を聴いて寛ぐ人、
プールで泳ぐ人、ライブラリーで本を読んだりパソコンでネットをチェックしている人、
みんな思い思いのスタイルで時間を過ごしている。私もこの日はゆっくり起きて
遅めの朝食を取ってから、両親と共に船内の探検を続けていた。
「あの~、もしかしてコヨーテさんですか?」
50代のご夫婦が突然声を掛けてきた。
「私はボブ、こちらが妻のシャロンです」