◆ 音楽・食を楽しむアメリカ南部 (Sep. 2007) USA - Louisiana

70.. ブレナンズで朝食を !

木曜日, 9月 13, 2007Coyote


ニューオーリンズに来たからには「ブレナンズで朝食を!」しなくては始まらない。
「Breakfast at Brennan's」という有名なフレーズ。
この言葉は1948年に「Dinner at Antoine's」というタイトルの本を出したことから始まる。
Antoine'sは当時Brennan'sと対抗するほどの有名高級レストラン。

実は夕食にこちらで一度食事をと思ったけれど、ハリケーン後まだお店が復旧しておらず、

せっかくホテルの近くにあったにも関わらず今回はAntoine'sでの食事はできなかったが。。。

Antoine'sは前回の記事に書いた オイスターロックフェラー発祥の店。
当時、ニューオーリンズの上流階級の人たちの間では、
Antoine'sで食事をすることが流行りというか、ステイタスでもあった様子。


で、Brennan'sはこのAntoine'sに対抗して「Brennan's at Breakfast」という
フレーズを宣伝に使ったとか。
このお店、互いに1ブロックも離れていない目と鼻の先。
この「ブレナンズで朝食を!」という言葉の宣伝効果のお蔭か、
ブレナンズで朝食をすること自体が当時、そして今でも
ニューオーリンズでのステイタスとなっている。

この日、私たちは朝食のためにブレナンズに向かった。
もちろん要予約。ドレスコードもあり。
まあ、朝食なのでスマートカジュアル程度で十分だろうけど・・・




417 Royal Street 
New Orleans, LA 70130
(504) 525-9711


創業1946年、(建物自体は1794年建造) エントランス自体は
そんな高級店という雰囲気はないが、店に入ると丁重な対応の黒人給仕が案内をしてくれる。
どの給仕たちもその身のこなし、言葉遣いといい高級店で働く給仕にふさわしい対応。

まずは Eye Opener ということで軽いカクテルを注文





MR. FUNK OF NEW ORLEANS という名前のカクテル。
Mr.Funkとは以前いたここのソムリエマスターの名前だとか。
シャンパンベースにクランベリージュースとピーチシュナップスを加えたカクテル。
朝からなんだか贅沢な気分。






アペタイザーには OYSTER SOUP BRENNAN 
濃厚なカキのお味のスープ、カキのエキスたっぷり、大満足!





そしてメインはEGGS HUSSARDE 
ブレナンズのオリジナルのエッグ・ベネディクト。

オランダラスクの上にカナダ産ベーコン、そしてマルシャンドバンソースに
ポーチドエッグ、そして最後にオランデーズソース。
それにベイクドトマト添え。
朝から凄いボリュームだけど、しっかり完食!
さすが大食いのコヨーテ。
エッグ・ベネディクトは大好きだけど、これまで食べた中で一番の美味しさ。




母は普通のエッグ・ベネディクト。
私の注文したもののマルシャンドバンソースがないタイプ。

そして最後にデザートです。




ブレナンズと言えばバナナ・フォスター、バナナ・フォスターといえばブレナンズ。
ブレナンズが1951年に生み出したデザート。

このデザートは目の前で調理をしてくれます。




フランベしたときに立ち上がる炎で会場が盛り上がる。
上記の写真は借り物だが、私の担当者がバナナ・フォスターを
作っている間のビデオがあるので興味がある方はご覧ください。 
といっても肝心なところで、そばに来て写真を撮りなさいと声をかけられ、
肝心な部分の写真もビデオもMiss・・・(涙)







バナナフォスターは、あらかじめバターとブラウンシュガー、シナモンを溶かしたところで
バナナ、バナナリキュールを投入し炒める。
そこにダークラムでフランベ、アイスクリームを添えて出来上がり。


これがかな~り甘いんだけど、メチャクチャ上品で美味しい!!
雰囲気もかなりあるんだと思うんだけどね。


朝食メニューはアペタイザーからデザートまでの3品とカクテル、
食事中のスパークリングウォーターで、一人税込 $70程度だったかな?
人生で最高値の朝食だったかも・・・(笑)

でもそれだけの価値はあったような気がするレストラン。

ぜひニューオーリンズへ行ったら「ブレナンズで朝食を!」





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