ブルースハイウェイ（ＵＳ－６１）で南からメンフィスに向かう途中にグレースランドがある。

グレースランドとはあの『King Of Rock'n Roll』と呼ばれているエルビス・プレスリーの自宅がある場所。今や自宅及び愛車やら自家用飛行機などを一般公開しているテーマパークのようになっている。

エルビス世代の母の希望もあって立ち寄ってみることに・・・

ＵＳ－６１にはところどころにこんな看板も・・・

車がミシシッピからテネシーに入るとと車も多くなり、周りにもお店が立ち並ぶようになった。
通りには寄付を募る人なんかもチラホラ・・・
信号待ちしてる車に近づいてくるんだけど、中にはこんなお洒落な人も・・・

グレースランドに近づくとこんな通りの名前まで

グレースランドで一番人気はエルビスの自宅のツアー。
ビジターセンターから通りを隔てたところにあるマンションまでシャトルで行くのだが
すごい行列。案内のヘッドセットを貸してくれ、日本語の案内もあるから安心♪

今年はエルビス没後３０年。
世界中からこのグレースランドにエルビスファンが集まる。

エルビス世代の母親ぐらいの年代の人から、もっと年を召したおじいちゃん、おばあちゃんたち。
そして私ぐらいの年代そして２０代の子たちも多いのにビックリ！！

『さすがエルビスとなると裕次郎とは違うわね～～』

日本のエルビスは裕次郎だと豪語する母、
なにかと石原裕次郎とエルビスを比較するんだけど。。。汗

いよいよエルビスの自宅へ～～

ツアーに従ってお宅拝見

確かにすごい豪邸なんだけど、正直言ってセンスは・・・（苦笑）
貧乏なお家に生まれたエルビス。
ショットガンシャックと呼ばれるような、それこそShack Up Innのような家で育ったエルビス。
そんなエルビスのお宅は大きい声ではいえないけどちょっと「成金趣味」

でもね、家具やインテリア・・・それぞれがこの時代を感じさせるよ。
エルビスファンだった両親によくエルビスの映画を見せられて育った私。
なんか映画の世界のお部屋だった。

そしてロックンロールの王様だったエルビスの証はこちら・・・

左がアメリカでのレコードセールにおけるゴールドディスクやら受賞したもの
右が世界各国で受賞したもの
これらが壁一面に飾ってあるんだけど、改めてスーパースター・エルビスの偉大さを感じたね。





彼が受賞した賞やゴールドディスクは数知れず・・・

テネシーの田舎、貧しい家に生まれたエルビス。
育った環境から黒人の音楽と、白人の音楽をミックスさせた彼独自の音楽。
人種差別がまだまだあった当時は、彼の音楽は簡単には受け入れられなかった。
しかもアノ独特な「腰フリ踊り」は卑猥だといわれ、腰フリを一切禁止されたり
テレビでも上半身しか映し出されないなんてこともあったという。

彼の音楽は特に保守的な白人層には受け入れられず、
またロックンロールは不良の音楽として
位置づけられる・・・そんな時期もあった。

しかし、エド･サリバン・ショーに出演したエルビス。
このときも下半身はテレビには映し出されずにいたが、歌い終わった後
エド・サリバンがエルビスを絶賛！
これを機にエルビスの評価が少しずつ変わっていったという。

自分で作詞も作曲もしなかったエルビス。
でもどの歌も自分のものにし、自分のスタイルを確立していったエルビス。
あの甘～～いマスク（注：若い頃はｗ）、ちょっと寂しげな目、セクシーな声に
私の母も含めて当時の女性たちは卒倒したんだろうな。

確かに今彼の音楽を聴いてもやっぱりいいと思ってしまう。
まあ、私の場合小さい頃から聴かされていたから懐かしいって思いもあるんだろうけどね。

こちらがエルビスのお墓。
４２歳という若さで、薬の過剰摂取だとか誤用だとかで亡くなったエルビス。
一般墓地に埋葬されたが盗掘未遂事件などもあって、
現在はグレースランドに家族たちと一緒に眠っている。

たくさんのお花に囲まれ、３０年経った今でも多くのファンに囲まれている。

やっぱりエルビス・プレスリーは不滅なんだろうね～。

『グレースランドはやっぱり小樽の裕次郎記念館とは規模が違うわね～♪』

だから～～、裕次郎とエルビスを一緒にしないで！お母さん！！（爆）