ジョージアを後にし、目指すはアラバマ州の州都のモンゴメリー。

今回の旅行では公民権運動の歴史に触れることが多かった私と母。
公民権運動の中でモンゴメリーは重要な場所でもあるから立ち寄らなければ！ということに。

モンゴメリーに着くと州議事堂を中心に行政機関である建物が綺麗に立ち並んでいる。

しかし、南北戦争当時、一時的に南部同盟の州都となった場所でもあり、
保守的な南部の中でも更に保守的と言われていたアラバマ州。
人種差別も相当なものだったこの地域で、公民権運動の中で重要な歴史として残る事件が
起きたのもここモンゴメリー。
しかしその事件が発端で少しずつ人種差別に対する意識が変わっていったのも事実。

州議事堂の隣には、アラバマ州公文書官がこれまた仰々しく建っている。
経済的には遅れを取っているといわれていたアラバマ州なのに、この議事堂といい
その周りに建てられている建築物は華美すぎるように見えるのは私だけだろうか？

そのお隣には南部大統領官邸がある。
モンゴメリーが南部同盟の州都だったとき、南部同盟大統領のジャファーソン・デイビスが
住んだ家だという。

こちらは公民権メモリアル
公民権運動の活動によって命を落とした人々の名前が刻まれたモニュメント

ちなみにこのメモリアルは１９８９年に完成し、デザインをしたのは
ワシントンＤＣにあるベトナム戦争戦没者慰霊碑の設計をしたベトナム系の女性マヤ・リンだという。
ＤＣにある慰霊碑も、こちらと同じように花崗岩に戦没者の名前を刻んであったなぁ・・・

州議事堂や公文書館、大統領官邸も見学可能であったが別の目的があった私たちは
時間の関係でスルー。いつか時間があればゆっくり見学してみたい・・・